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西田親生のお散歩カメラ

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Nikon党の西田親生のお散歩カメラです。1999年に、デジタル一眼レフカメラの魁であるNikon D1を入手してからは、取材用機材は殆どNikonに染められています。レンズは、… もっと読む
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2022年11月の記事一覧

熱中していると、あっという間に時間が経つ。・・・良いことだが、大切なことを忘れることもしばしば。

 筆者の悪癖は、集中力が人の数倍と豪語しているにも関わらず、結構、気が散ってしまうことが多い。そのギャップは、本人でさえも計り知れない。だからと言って、決して浮気性ではない。  この一週間ほどは、Facebookのリールに熱中してしまった。正直、全く仕事にならない。普段の取材のように外出することもなく、ちゃんと食事も取らず、籠の鳥となってしまった。  勿論、リールに熱中するのには訳がある。数万枚の写真の整理整頓を急いでおり、同じような写真、無駄な写真、失敗作など、一つ一つ

大食漢の青鷺くん。・・・八景水谷公園(熊本市)

 これまで撮影した青鷺くんの中では、ベスト3に入るほどお気に入りである、八景水谷公園(はけのみやこうえん)の青鷺のランチタイム。  大食漢の青鷺のランチスタイルは、まさしく恐竜の子孫である証。何でもかんでも、一呑み。  或る日の青鷺くんは、鰻を捕まえたのだが、なかなか口の中に入らず、四苦八苦していた。  また、或る日の青鷺くんは、相当でっかい鮒を咥えたのは良いけれども、あまりに大きすぎて、飲み込むのに30分以上格闘していた。  威風堂々とした顔つきと体格だが、声が濁声

リールに傾注する日々・・・写真や動画の整理整頓方々、リールをアップ!

 クラウドやエクスターナルハードディスクに溜まりに溜まった写真や動画。そろそろ整理整頓しないと、何テラもの保管先を保有していようが、限界がある。  最近、写真や動画の整理整頓をしながら、懐かしい写真や気になる動画をFacebookやInstagramのリールでアップして楽しんでいるが、少々中毒気味となっている。睡眠不足となりがちなので、これまた、そろそろ控え目にしなければならないようだ。  面白いことに、2018年以前が写真や動画は圧倒的に多い。ニューノーマル時代となって

取材する側とされる側・・・信頼関係がなければ、良い絵面は撮れない。

 例えば、或るホテルのレストランで料理を取材する場合、そのホテル側の役員や広報担当者、そして直接料理を作るシェフたちとの信頼関係がなければ、納得の行く料理写真は撮れない。  フライヤーやポスターに掲載する料理写真であれば、照明を焚いて、機械的に淡々と撮影すれば良いけれども、記事前提の写真撮影となれば、双方の信頼関係は密であるほど取材は円滑に進む。  今まで、取材する側として、取材対応が突出して素晴らしかったところは以下の通り。(順不同) (1)帝国ホテル東京 (2)吉兆

個展『如水 2017 in 山鹿』より・・・

 2017年2月の個展開催から、あっという間に5年9ヶ月が過ぎた。  2016年4月の熊本地震により県内が大混乱となった。それから1年間は安全地帯と思われる熊本市内一部と熊本県北を取材することが多くなる。更に、コロナ禍となり、段々と取材エリアが狭まり、現在に至っている。  それまでは、熊本城へは毎週足を運び、櫓のアングルを楽しみながら撮影していたが、西郷隆盛に「清正公に負けた!」と言わせたほど、実戦型最強の城であると思っていたが、激震によりほとんどの石垣や櫓が崩れ去った。

野鳥園の紅葉は!?・・・熊本城二の丸公園近く

 やや肌寒くなったので、熊本市内中心部にある熊本城二の丸公園そばにある野鳥園に足を運んだ。  先ずは、熊本県護国神社の拝殿で『二礼二拍一礼』。そのまま取材車を預け、隣にある同神社近くの野鳥園へ。  銀杏の葉が地面を覆い尽くし、黄金色の絨毯となっている。赤や黄色、褐色の葉が太陽光に透けて、晩秋の構図を作っていた。  しかし、多くのカラスが居座っているせいか、可愛い小鳥たちの囀りも聞こえず、全く姿が見えないのが残念無念。 ▼野鳥園 Facebookリール

五家荘・・・平家の里の紅葉狩り

 何十年ぶりだろうか、唐突に秘境 五家荘(熊本県八代市泉町)へ足を運ぶことにした。  熊本市内中心部から車で約2時間ほどかかるが、今回は、九州自動車道(熊本I.C.〜松橋I.C.)から美里町へ入り、それから山道をラリー車のように、アップダウンが激しく、スネイキーロードを突っ走った。  正直なところ、秘境 五家荘は、筆者がよく足を運び入れる熊本県北部の矢谷渓谷や岳間渓谷の比ではない。延々と1時間ほど、そのスネイキーな狭い道を走って行かねばならなかった。  ウィークデイなの

奇岩「不動岩」・・・大岩石が突き立つ。

 熊本県北部に位置し、八百年の歴史ある温泉と芝居小屋 八千代座、そして古墳の街の山鹿市(人口約5万人)。筆者の生まれ故郷ながら、すこぶる魅力ある田舎として自慢している。  市内中心部より北東方面に、周囲のなだらかな山々とは異なり、大岩石が突き立ったものが見える。それが、奇岩『不動岩』である。  農道沿いにある金刀比羅神社鳥居から1.5km。徒歩30分ほどで、『不動岩』の大岩石の根元に到達する。  『不動岩』の周囲は蜜柑畑。大岩石の根元には駐車場が完備され自家用車で行ける

Facebookのリールを実験。・・・BGMが自由に選べる素晴らしさ!

 SNSは日々変化し、日々進化している。この素晴らしい機能を健全なベクトルにて活用すれば、皆、楽しみを共有できると言うもの。  数日前に、Facebookからの通知で、アグレッシブに使っている人間であると理由にて、リールの尺の長さを90秒プレゼントするとのこと。  普段であれば、FinalCutProなどの編集アプリを使って、動画や静止画を組み合わせ、それに、著作権クリアしているBGM(バックグラウンドミュージック)やSE(効果音)などを挿入し、一つのインフォマーシャルを

マッチ棒の点火・・・マクロレンズを装着すると、こんなのを撮りたくなってしまう!

 この連続写真は、以前、Nikon Df健在なりし頃に、Nikkor 60mmレンズを装着して、実験的きに撮影したもの。良い子は、絶対に真似してはならない、火傷の元、火事の元。  しかし、日本のマッチ棒と海外のそれとは少々異なり、西部劇に出てくるようなマッチ棒は、皮のブーツや木のテーブルのエッジにマッチして擦り当てると点火していて格好良かった。  子供の頃だったか、マッチボックス側面の赤リン!?をそっと削り出して、ごく僅かな水滴を落とし練り、マッチ棒の赤いところの天辺に塗

皆既月食後の『月』は、明るかった。・・・442年ぶりの瞬間を逃す!

 昨夜、肉眼では皆既月食を確認したが、結局、カメラで捉えたのは、皆既月食が終了してから数時間後となった。  月の写真は、Nikon D850+Sigma 150-600mm(35mm換算で900mm程度)を使用し、DXフォーマットで、手持ち撮影で捉えたもの。写真下は、スクウェアにトリミングしているので、実際撮影された写真よりもやや拡大されている。  シャッターが軽いNikon D500を使おうと思ったけれども、面倒臭くなって、FXフォーマットをDXに切り替えた方が画質が良

おっ、Facebookのリールが90秒間可能になる!?

 Facebookのグループ(非公開)のチェックや、その他ページのチェックをしていると、Facebookから知らせが来た。  何々、「クオリティの高い投稿とオーディエンスとの毎日のエンゲージメントが評価され、リーチ拡大の対象に選ばれました。」と。  リーチ拡大されると、広範囲にコンテンツが表示されるようになると言う。また、リーチ拡大は毎日評価されているとのこと。  嬉しかったので、早速リールを作ることにした。たまたま、筆者が大好きなSimon&Garfunkelの『Th

1350年前の鞠智城跡・・・熊本県山鹿市

 『鞠智城跡』の駐車場に近づくと、復元された古代山城の壮大な景色が目に入ってくる。そこには八角形の鼓楼、米倉、兵舎、板倉などが点在している。  全国であまり知られていないが、復元された建物や緑一面の敷地に足を運ぶと、一瞬にして古代へタイムスリップしてしまう。以前はこの『鞠智城』を『くくちじょう』と呼んでいたが、現在では呼称を『きくちじょう』に統一されている。    『鞠智城跡』は熊本県指定史跡で、『続日本紀』にも登場する山城。大和朝廷が7世紀後半に太宰府を守る為に築いた軍

五位鷺(ゴイサギ)の悩み・・・

 丸っこくて、頭の真っ白なアクセサリー(飾り羽)が可愛い五位鷺。この子の悩みは、首が短いことである。  目の前で、大鷺が次から次に魚をゲット。大きな羽を広げてバランスを取りながら、長い首を伸ばして、川面を泳ぐ魚を捕獲。   五位鷺は、数メートル目の前の魚を羨ましそうに見ながら、何故、自分が上手く獲れないか悩むのだ。何度も試すが、ここ一番の時に首の尺が足りない。  魚たちは、五位鷺を小馬鹿にして、さっさと上流へ泳いで行く。何十分経っただろうか。未だに、魚を捕獲できない五位