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西田親生の辛口コラム

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世の中は理不尽なる事象が多い。燕雀であるより、呑舟であれ。常に自然体にて威風堂々と、気配りは繊細に。胸襟開いて語り合える心友との出逢いは、善き人生の道を拓く。改革は、若き人たちの… もっと読む
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2023年6月の記事一覧

豹変する傲慢経営者・・・

 ある日突然、「豹変する傲慢経営者」を目の当たりにした事があった。記憶にあるのは僅かな人数だが、確実に数人は存在していた。面白いことに、「豹変」する経営者には以下のような共通点がある。 1)出逢い時点の態度は礼儀正しく誉め殺し状態 2)継承者や特定の社員に対する不平不満が炸裂 3)継承者や社員の徹底教育指導及び矯正を懇願  依頼された通りに指導を続けながら、個別面談をしていると、何故か違和感ばかりが吹き出してくる。当初聴いていた内容とは真逆であり、日頃のトラブルの原因は全

ツールを「刀は武士の魂」のように大切にする人は、必ず結果を出す。

 最近よく耳にするのが、「公式サイトは友達に無料で作ってもらった」、「SNSは社員任せで把握していない」、「何百万円もかけて公式サイトを構築しているが詳細は知らない」と、玄関の表札のように重要なオフィシャルWebサイトを軽視している経営者は、残念ながら多い。だから、ネット事業で成功しないのである。  そもそも価値観の問題ではあるが、Z世代の人であれば、公式Webサイトや多くのSNSとの連動、そして、効率の良い情報発信の手法については、十二分に理解している。しかし、昭和、平成

豹変・・・「後妻業」にご用心!

 筆者は男ばかりの家庭に育ち、女性は母だけであった。温厚で日々にこやかな表情の母。怒り心頭の母の姿を見たことはない。よって、笑顔から鬼のような形相へと「豹変」する様を目の当たりにしたことはなかった。  たまたま、Midjourneyを利用して記事を書こうとしたところ、頭の中に浮かんできた言葉が「豹変」であった。  趣味が良いとは言えないが、笑顔が素敵な愛らしい女性の笑顔の写真と、鬼の形相の女性の写真を比較して、「豹変」というものがどれほどのものかと???  笑顔の女性た

私情を絡める経営者は、経営者にふさわしくない。

 特に、雇われの身分で代表権を得た経営者が、私情を絡めて経営に影響を与えると、それまでの企業イメージが一変する可能性がある。  以前、このような出来事があった。何十年も挨拶状が送られてきた企業から、急に年賀状や挨拶状などが全く送られてこなくなったのである。  その理由は、代表権を得た経営者(外部からの新しいリーダー)がこれまでの歴史を無視し、旧体制を全面否定して、私情を絡めて挨拶状のリストを勝手に変更したという。  これがサービス業の企業であれば重大な失態であり、数年の

待ちに待った、解任劇。

 昨日は、ある意味、待ちに待った日であった。  某企業の役員二人が退任(実質解任)となり、ようやく企業浄化の第一歩を踏み出すことになった。この4年間で、解任となった役員二人が行ったことは、企業私物化と形振り構わずの弱者首斬りという蛮行であった。  県外からやってきた二人だが、熊本の地を見下すばかりで、財界の重鎮たちを公然と愚弄したり、自治体職員のメールを社内CCで晒し者にしたり、機密情報でさえも漏洩させていた。また、県内の歴史と文化を軽視し、厚顔無恥なる蛮行を繰り返してい

本日は、熊本大水害6.26(1953)の日。

 筆者はもちろん生まれていないので、熊本大水害の惨状は、新聞社の当時の資料やその他熊本県などが公開している情報に頼るほかはない。  熊本市を流れる一級河川・白川が増水し、氾濫。繁華街など熊本市内のほぼ全域が水没したのである。  数キロ南側の歩道に敷き詰められていた木製タイルの殆どが、数キロ北の繁華街へ流され、熊本市役所裏側へ流れ着いていたと言う。現在の上通りアーケード街なども軒先まで水没していたようだ。  以下のように、死者や行方不明者も500名を超え、未曾有の大災害と

パターは、強めに打たねば入らない!? 

 2019年全英女子オープンで優勝した日本人女子プロ渋野日向子の最後の一打。強めのパティングで勝負を決めたあの瞬間を、ゴルフファンであれば、誰しも昨日のように鮮明に覚えているに違いない。  本日語りたいのは、パターはきっちり100%の強さで打つのが良いのか、それとも若干オーバーするのを怖がらずに、やや強めに打つのが良いのかという、素朴な疑問である。  日本人の男子プロ松山英樹が、アジア圏のプロとして初のマスターズチャンピョンとなったのが2021年。女子も男子も、樋口久子プ

案の定、出向二人組は禿鷹整理屋であった。

 この4年間を振り返り、某企業に出向してきた二人組の動向を精査すると、当初は企業改革の切り札として期待していたものの、蓋を開けてみれば単なる禿鷹整理屋であった。  コロナ禍により、ほとんどの企業は落ち込んだが、禿鷹整理屋二人組は経費削減と言いつつ、無作為なる首切りを強行し、根拠なき数字のお遊びばかりで茶を濁し、自らの報酬はしっかりと確保。当初から穀潰しの様相を呈していた。  遅ればせながら、目出度くも、近日中にこの禿鷹二人組は解任と聞き及んでいる。しかし、これまでの大量社

自然は規則正しく、人は不規則正しく。

 自然は規則正しく、虚偽や虚言、そして偽装はない。見たまま、在るままの姿である。ところが、人は不規則を逃げとして選択し、虚偽や虚言、そして偽装を正当化する。発覚すれば、有耶無耶にして姿を消してしまう。  高度な脳を授かった人だが、自然の共生という安定した世界を破るのが人であり、間違いを起こしても隠蔽し、自己都合最優先に安定を破壊する。  「便利な世界」をとことん突き詰めているのがデジタル社会、大量生産社会、質より量の世界を構築し続けてきたのが人である。  自然には、食物

マイナンバーカード、大丈夫!? II

 毎日のように国の大失態が暴かれる、マイナンバーカード事案。押し付け、強制、脅しのように、来年の秋に迫るゴリ押しマイナバーカード。  セキュリティも穴だらけ、基本的なプログラムミス、そして、声を大にして申し上げたいことは、デザインも恥ずかしいほどに貧弱すぎる。  行政のやることは、昔、デザインを無視した事務機器、家電製品のようであり、他のクレジットカードと比較すると、恥ずかしいほどのデザインだ。  このように問題山積みの状態にて、今頃、慌ててパッチワークしている政府側だ

提案、苦言を難癖と決めつける人たち・・・

 本日は、或る会社(サービス業)の人たち(役員)との接点にて、以前、日頃から提案、苦言を呈していた時の茶番劇をお話ししたい。  勿論、提案、苦言は会社の不備な点を改善することで、顧客満足度が一気に上がるを目的として行なっていたものだ。  長きに亘りその会社を見てきたので、緻密なシミュレートの元に、最善と思われるものを提案し、目に余るものについては苦言を呈した。  ところが、その人たちは、提案、苦言を難癖にすり換え、コミュニケーションを遮断し、都合の悪いことを隠蔽するベク

台風と線状降水帯の恐ろしさ・・・

 熊本市に住む筆者にとって、ここ数年間で、地震、台風、洪水の恐ろしさを嫌というほど体験している。  内陸部の高台(標高約80メートル)に住んでいるので洪水や津波の心配はないが、地震や台風の被害は防ぎようがない。  ただ、自宅を建てる時に確認したことは地盤の強さであり、敢えて山手の北側の土地を選んだことである。よって、これまでの台風(南風に要注意)や地震の被害を最小限に食い止めることができた。  三十年ほど前の台風19号は、熊本市内が三日間停電に見舞われるほど酷かった。市

人生を台無しにする犯罪・・・

 数日前、かつて良く歩き回った商店街の雑居ビルで死体遺棄事件が発生した。報道される凄惨な事件。暗殺や暗殺未遂、毒殺、強盗殺人、放火、危険運転、ひき逃げ、詐欺、ハラスメント、差別、名誉毀損、著作権侵害など、数え上げればキリがない。  災害大国と言いたくはないが、防災の心構えがあれば、自然災害を回避する可能性は高まる。しかし、このような凶悪事件は予測不能であり、かつて世界で最も安心安全な国とされた日本も危険極まりない状態に陥っている。  しかも、医者(医学生を含む)、弁護士、

何故、罪なき人々の衣食住のみならず、心と命まで奪うのか!?

 ウクライナ・クライシス勃発から1年3ヶ月。ロシアがジェノサイドを繰り返し、侵略する様をリアルタイムに見ていると、悪質な漫画を見ているような気がしてならない。  狂人たちが結託し、罪なき人々の衣食住を毟り取り、心と命をも奪い去る。狂人たちは自らは安全地帯に籠り、何十万人もの国民(実は自国民を最小限としている)を強制的に徴兵し、人を物のように扱い、激戦地最前線で玉砕を想定内に、冷酷にも絶対命令を下し、蛮行を繰り返している。  狂人たちは、自らの足元が揺らがぬ様に、言論統制、