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酒の席で珍しく酒を飲ま(め)なかった記念

成人してかれこれ10年以上、嗜む程度に酒を飲んでいる。自分が運転をする場合などを除いて、酒の席で相手が食事中に酒を飲んでいて自分は酒を飲まない、ということはほぼなかったのだが、先日(二日酔いのおかげで)たまたまその珍しい日だったので記念に気づいたことなどを書いておこうと思う。


当然だが会計が安く済んだ

当たり前だが、会計を見て驚いた。まず当然だが自分が飲まないことで、自分の飲んでいたであろう数千円は安くなっている。
そして二人で飲んでいる時などは何となく相手のペースに釣られるので、どちらか一方が大酒飲みでもない限りはだいたい同じくらいの酒量になることが多い気がするのだが、この日は相手も遠慮したのか普段に比べて酒量が控え目だったため、控え目×飲まないの相乗効果で会計が想定よりも随分安くついて驚いた。

酒の席の食事量、異常に多いのでは

これも何をいまさらという話だが、飲酒時の食事量って異常に多くないか、ということである。
普段の夕飯で君はそんなに焼き鳥を何本も食うのか、と言われると絶対に食べない量を普段の酒の席では食べている、しかも腹が減っているからとか美味しいものを食べたいからとかそういうことではなく、(悪いとは思っていないが)酒を飲むために食べているものが多すぎるじゃないかということに改めて気が付いた。

流れる時の速さが違う

酒を飲む人間は食事の量も異常なので、飲まない人間とは、食事のスピードがあまりに違う。
飲まない人間が食事のペースでお腹いっぱいになるころ、飲む人間はまだ酒を飲むために食べているので、私のような酒の席で飲まない初心者(←これって何か呼び方あるんですかね)は、話はしているものの、そんなにソフトドリンクを飲みたいわけではないので何となく手持無沙汰になってしまう。
今後そういう機会があれば最適な食事のペース配分を考えてみたい。

飲んでいない人に心の一言かけようと思った

会計時の負担の考慮はもちろんしようと思った。のと、最後に名残惜しくて飲むもう一杯のビールや〆の炭水化物などは、許さないという訳では全然ないし早く帰りたいというわけでもないのだが、自分は全くもう一杯ウーロン茶を飲みたいわけでも炭水化物も摂りたいわけでもないので一言くれたら有難いなと思った。
これからも最後に一杯ビールを飲むだろうし炭水化物も頼んでしまうとは思うが一言は謝ってから頼ませていただきます。すみません。

帰宅後の身体が軽い

自分と飲む方はご存じだと思うが、自分は酒を飲みながら仕事の話をすることも多いので酒の席=生産性が皆無、とは思っていない。
だが比較的早い時間に帰宅して、家事育児をして、さらにnoteを書く体力があるというのは、日をまたいで飲酒して帰宅して着の身着のまま寝落ちする時と比べると、明らかに時間の使い方が違うことを実感した。

とはいえ

多少のお金をかけて、尋常じゃない量を食べて酒を飲んでも、帰宅して何も出来ずにそのまま寝てしまう夜があったとしても、健康な身体があって、遅くまで開いているお店があって、誘い合える相手がいて、遅くに帰っても怒られない家があること自体は、随分と幸せなことだなあと今は思っているので、飲める間は飲んでいよう、と思ったので皆様これからも何卒お付き合いよろしくお願いいたします。

なんとも酒は、魔物である

自分の飲み方について考えたりするために最近買って読んだ短編集。(アフィリエイト初めてやってみてます)
特に梅崎春生の「百円紙幣」、太宰の「禁酒の心」なんかは読んでいるこちらにも心当たりがあるような、酒飲みの醜態の話が書かれています。
酒と人間の関係が変わっていなくて安心するような、どうしようもない奴らばかりで情けないような気持ちになりますが、昔の文章とはいえ短編なので読みやすく、舞台も東京で東京在住の方であればあの辺で飲んでたのかーなど親近感がわいたりもするので気になる方はぜひ。

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