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自分も試行錯誤中だけどスタートアップを応援している話

私自身もプロダクト開発真っ最中で、プロの投資家というわけでもないんですが、スタートアップの方をメンターのような形で応援させていただく機会があるのでそのお話を。


ジョサンシーズの渡邊さん

応援させてもらっているジョサンシーズというスタートアップの代表の渡邊さんがシードの資金調達を発表されました。(おめでとうございます!&産後のお子さんがいる親御さんは是非!)
資金調達の熱そうなnoteを公開されていたので何となく読んでいると最後の方に自分の名前っぽいものが出てきてびっくりしました。何となく呼び方からしていじられている感があるんですが、こうやって書いてもらえるのは単純に嬉しかったのでせっかくなのでご紹介と、自分がスタートアップを応援させてもらう時に気にしていることやモチベーションなどを書こうと思っています。

パイセン。

ジョサンシーズさんは名前の通り「助産師」の力を活用することで子育ての課題解決を可能にするプラットフォームを運営されています。
初めは助産師さんが何をしている人たちなのか、はっきりとはよく分かってなかったんですが、どうやら助産師でないとサポートが難しいこと(母乳トラブルなど産後の様々な母子のケア)がある一方で、有資格者で産院での勤務経験があっても今は現場では働いていない方が多いというお話や、ご自身の助産師経験や子育て経験から事業立上げに挑戦されていること、私自身も父としてですが産後の壮絶な日々を経験したことから早く彼女らの目指すような世界が実現されて欲しい、ビジネスとしては産後のかなり早い段階で家庭と接点を持てること等が魅力的だなと思い、しばらくの間コミュニケーションさせてもらってました。

アドバイスは出来ないししたくない

スタートアップをやられている方とお話したり、ご縁があって応援をさせてもらう際、自分は創業した会社を上場させたことがあったりするわけではなく、すべての事業領域に詳しいというわけでも当然ないので以下のようなことを気を付けるようにしています。

1. アドバイスはしない
専門家でもユーザーでもない他人が思いつくアドバイスじみたことは創業者は既にやっていたり知っていたり少なくとも考えているので、アドバイスはしないように心がけています。自分がサービスのアーリーアダプターだったりする場合は1ユーザーとして触って感じたことや、競合サービスを導入/購入したりしなかった時の話を事実ベースでお伝えするようにしています。(もちろん私の専門性が高い領域などケースによってアドバイスを求められてる場合はその限りではないです)

2. 知見経験はお伝えする(がアドバイスはしない)
専門家でも対象ユーザーでもない人のアドバイスは無意味だと思っている(専門家やドメインエキスパートの方の知見は必須と思っている)一方で、自分は長いこと海外のスタートアップ情報をたくさん調べてきてストックがあるのと、その場でCrunchbaseや最近だとperplexityなど英語で調べるのが苦ではないので、近しい海外事例などがあったりする場合には共有させてもらうようにしています。
また、事業の立上げや検証フェーズに限ればC向けB向け領域も様々な立上げや検証を一定数試してきているので、失敗経験や部分的にうまくいった話が大小様々あり、そういったお話はお伝えするようにはしています。

創業者の悩みには創業者の話が一番効く

規模は小さいながら事業立上げをやっていると、色んなことがあるわけなんですが、中にはチームや家族にも話しづらい問題や悩みも起きたりします。そんな時に相談させてもらうのは、決まって創業者や起業経験のある先輩方で、私はおそらく頑固な方なんですが、そういう方々のおっしゃることは素直に聞けたり、いつも経験談を参考にさせてもらっています。
だいたいのことを先に経験されていたりするのと、創業者目線で話を聞いていただけるのですぐに共感してもらえたり、自分が重い話だと思っていても相手からすると既に経験済、解決済の課題だったりするとそれだけで心が軽くなったりするので大変ありがたいと思っています。
なので創業前の方や事業立上げに関するご相談やそういった方をご紹介いただくときは、自分も色んな方にお世話になってきたこともあるので時間の許す限りお役に立てればと思っています。私自身も現在進行形で取り組んでいるからこそ、等身大のお話が参考になるみたいなことを言っていただけることが多いです。

スタートアップっていいよね

自社も試行錯誤している中で他社の応援をしている余裕あるんかと聞かれるとむむむとなるんですが、単純にエネルギッシュな起業家の方と、実現したい世の中の話をさせてもらえるなら話したいと思っちゃいますし、何かしらお役に立てる、それが領域は違えどスタートアップの人たちが考える未来が早くやってくるお手伝いになるんなら時間の許す限りやれたらなー、スタートアップってやっぱええなー、自分も頑張らんとな―と改めて認識したジョサンシーズさんの資金調達ニュースでした!

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