そこには愛しかない
周りでも、新型コロナウィルスワクチンの接種がすすんでいます。
20代でも、最寄りの病院などで予約が取れるようになり、今日も一人が二度目の接種の予定。副反応がきついという周りの話のせいで、一回目は打つ前から怯えていました。副反応はたいしたことはなかったようだけど、だからこそ二回目は怖い、とかで。三日お休みをとったようだけどどうなるか。
私は一日休んだだけだったのであまり深く考えなかったけど、「腕が痛くなっただけ」「何も起きなかった」「全部の症状が少しづつ出た」という人もいて、本当に様々。
その中で、やっぱり「打たない」と選択した人もいます。
人の事情だしあまり深くは聞かなかったけど、同僚で一人、小さなお子さんのいるIさん。保育園でもクラスターが出るなどわりと身近に危機を感じている人が、やはり「打たない」選択をして、
その理由がやはり、「怖いから」とか。
アレルギーの事情でもないのだし、小さな子がいるなら打っておけばいいのにと思いつつも、これは個人のことだから、私は聞き流していました。
それが、ここ数日前になって突然、
「すみません、接種の予約を入れたのでこの日をお休みします」
と宣言。おや、どうしたのだろう、と思っていたら、
「一番上の子の就職が内定して」「県外に研修に出るので、家族でワクチン接種を受けておいて欲しいとのことで」
Iさんは事情で、上のお子さん二人が高校に入るあたりまで、(実親のそばで暮らしてはいたものの)、一人で育ててきていた方で、その後再婚。上の子たちと、末っ子である今の夫との間の子との年齢差は15歳以上あります。
もちろん怖いのは変わらずだけど、あんなにかたくなだったのに、子供のために接種を即決したIさん。
ああ、愛だなぁと。
どんな正論を説いても、敵わないものがあるのだなと、ちょっと感動しました。
ところで、最近は感染者数もだいぶ減少してるようですが、なんか私的に、今年のインフルエンザ予防接種は受けておいたほうがいいような気がするのですよねぇ。どんなものでしょうね。
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