周子essay

【4月課題】 楽譜とは

ノーテーション回の反応を見ていると「五線譜以外の記譜を用いるカルチャー」は条件が揃うことは稀なのかもしれないと思いました。作曲家が興味があっても演奏する人がいないと実行は難しいですものね、自分たちでパフォーマンスを行うなどの場合を除いては。じっさい今回はわたなべさんが明るくない分野ということでこういう形の講義記事になったんです。(行き違いというか私の勘違いも大きかったのだけれど)

さて楽譜とは何か?禅問答のようですが、もしかすると「作曲家の所属カルチャーを示すもの」とも言い表せるのかもしれません。FBの今堀さんの記事のコメント欄で「楽譜は誰を(どんな演奏家を)想定して書くか」という議論が少しだけありましたが、そのような「誰と」「どういう風に」「誰に向けて」「何をつくる」という個人の選択や状況が見て取れるものだと思うんです。カルチャーは「コミュニティ」に言い換えても良いかもしれない。

わたなべさんのカイロでの話、面白かった。「書かれていないものを弾こうとする」なんて、もしも自分がそんな状況に陥ったらパニック起こしちゃう!でもそのような前提のもと楽譜が成立している文化圏も存在するのかもしれないし、そしたらパニックを起こす私の方が異端な存在になってしまう...(これを書いててボルヘスの短編小説を思い出しました、北半球と南半球で使われてる言語が違うっていう。)

わたしは一年半ぶりに古巣ハダースフィールド大学に戻ってきたところ。明日はようやく博士の口頭試問。記譜について深く考えるようになったのもこの場所がきっかけでした、リザもアアロンもティムもエヴァンもいて面白かったな(ちょっとだけノスタルジー(*_*))

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