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楽しい夏休み〜ひとりで滝行に行ってきました

http://www.nara-umashi.com/summer/lineup/senkouji.html

7月31日、うまし奈良めぐりー千光寺【緑に包まれて滝行体験】に一人で参加しました。他の参加者も女性ばかり、年代も同じくらい。皆お一人で参加されている方々で、一緒におしゃべりをしながら楽しく体験できました。


さっそく滝行で身を清める

まず脱衣所で貸してもらった滝行衣に着替えます。予め水着を着ていくと着替えがスムーズです。そして貸出のサンダルを履いて外に出て、ご住職に教えてもらいながら滝に打たれ身を清めます。

真夏の暑さの中、滝に打たれるのは気持ちよさそう、と甘い期待を持っていたのですが、そんなに激しい滝に見えなかったのに、実際滝に打たれてみるとドドドドドド!とすごい衝撃。初めは息もできないくらいでした。滝行の間はご住職が向かい合って何やら大声で真言を唱えてくださっています。

何が何だかわからないまま、真言が終わって滝から出された私。頭がぼーっとします。こ、これで少しは身は清まったかな?終わったら脱衣所で着替えます。

着替えが終わったら食堂でお茶を飲みながらご住職とみんなで休憩。長さ20センチくらいの細長い護摩木に願い事、名前、年齢を書きます。それからご住職のお話を聞きながら本堂で御本尊を拝見します。滅多に見られない御本尊ですが、なんと写真をとってもOK。なのにスマホを着替え場に忘れるという痛恨のミスをした私。肉眼でじっくり目に焼き付けます。御本尊は千手観音。不動明王と愛染明王もいらっしゃいます。真っ赤な色彩が鮮明に残っていてとてもきれいです。



食事も修行のひとつ

お昼は精進料理。白米とそうめんと野菜の煮物にお漬物と素朴な精進料理です。食べる前に施餓鬼板というかまぼこ板のような板に白米をほんの少しづつ7回よそって餓鬼に施します。

いよいよ食事。音を立てずに全集中しながらたくあんを食べる…普段ではできない体験です。ご住職はあっという間に完食して「あとはゆっくり食べてください」と言い残して洗い場へ。私は内心ほっとしてちょっとだけ気を緩めてちょっとだけ音をたてて食べます。こんなに食事に神経を使ったのは生まれて初めて。いかに今まで食事に無頓着だったのかを思い知らされました。後片付けもみんなで手分けして行います。


いよいよ護摩修行

食後また食堂でおしゃべりしていると、ご住職が立派な山伏の出で立ちでご登場。いつの間にか他の山伏さん達も合流して階段を登って行者堂へ案内されます。いよいよ護摩修行体験が始まります。護摩修行体験ってどんなのかな?正直あまり期待していなかったのですが、これは本当に素晴らしい体験でした。

薄暗い行者堂の中、炎が立ち上り、先ほど願い事を書いた護摩木が燃やされます。さっきまで静寂に包まれていたお堂の中に力強い読経の声、法螺貝、太鼓の音が響きます。パチパチと火の粉を上げながら真っ赤に勢いよく立ち上る炎の様子を見ていると神秘的な気持ちになり自然と合掌していました。

滝行、精進料理、護摩修行どれも驚きの連続で日常では味わえない体験でした。普段何気なく過ごしていると気付かない事に改めて気付かせてくれるような、貴重な体験でした!
ご住職には私が今調べている役行者について色々と教えていただきました。そして、一緒に参加した方々とラインを交換し、おしゃべりしたり写真の共有をすることもできました。忘れられない夏の1日でした。


↑ こちらにクチコミも書いています


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