解離性障害を認めることへの不安 認めないことでの不安2(統合性失調症とノートとチップ)

先生のほかにも名前がついていた人がいた

その彼とはノートとか文字を通して会話をしていた

頭の中ではなく 書いた文字で会話する

書いた後のノートを見るとぞっとした覚えがある

だって書いてある内容は全く記憶にないことだから


特にそのころは統合性失調症っぽいというか

チップの存在が話をややこしくしていた

あたしは精神科医に研究されているから

チップが埋まっていて

だから話ができる

そんな感じだった


当時は自分の気が狂ってると思いつつ

頭の中の声しかこの世に信じられる存在がなかったので

必死に声に従った


とにかくいろんな字でノートを書くのだ

その時は話す人によってノートの字とか書き方を変えるようにと

頭の中の声が指示をしていたからだ

指示を出す彼は随分神経質で

内容によってノートを変えろとか

ノートそのものにもこだわりがあった


ところでその声の主は誰だったのだろうか?

その時はそれ以外に話をする人がいて

その人は実在する人だった

その時の記憶を整理しるのを手伝ってくれている

仲間のような存在だった

そのうち会話もできるようになったという謎の展開だ

わたしは歩いているときでさえ

絶えず声が聞こえていて 

いつも付箋やメモを持っていて聞こえる都度書いた

さらに寝る間を惜しんで

頭の声をノートに書き写し続けた

それはもう A4ノート束10冊以上


そのころは幻覚も見えていて 

しょっちゅう人を追っていた

本人とは全然違う相手をその人かと思って

平気でその人と信じて追っているのだ

頭の中の声がそう指示するせいで

実際に見える人をその人と見立てていた


声の指示主を圧倒的に信じていた自分がいたということだ

統合性失調症ならば恐怖に支配されるのだろうから

やっぱりこれは解離性同一性障害の現象かもしれない

わたしはそれを信じてもいたわけだから


少し前までわたしはチップのせいで

このころの自分を統合性失調症気味だと思っていたけれど

かつてのイマジナリーコンパニオンのなごりを

相談できない状況だった当時の私の誰かが

ふたたびそれをはじめてしまい

それを忘れていたその頃のわたしのみが

幻聴として受け止めたのかもしれない


この件をややこしくしたのはチップの存在だと思う

チップを早々に受け入れたのは

今なら少し思い当たることがある


中学のころからすでにあっただろう解離の状態を

当時チップと思っていたのかもしれない

子供のころ宇宙人がチップを埋めていくなんて話が

噂になっていたから


「昨日俺と話した?」

「ばかじゃねえの あたまのなかでおれとはなしができるなんて

おまえ頭の中にチップでも埋まってんじゃねえの?」

幼馴染の声が頭の中でする

これは脳内なのか 本当にあの幼馴染の声なのか


たぶん私は解離性同一性障害だったとするならば

これも本当に会った出来事だろう


自分の中の半分くらいは

どこかでそれをすんなり受け入れられていて

安心しながら声を話をしていた

物事を決める時などは

はっきりと意見を言う彼はとても頼りになった

たぶんそれはイマジナリーーコンパニオンと話をしていた経験を

記憶としてもっているせいかもしれない


でもそれを受け入れられない(知らない)自分は

声の存在に死ぬほど恐怖を感じていたと思う

突然頭の中で鳴り響く見知らぬ男の声

本気でチップが埋められてるそんな感覚だった


雑な言い方をすると

同じ頭の中で声がする現象を

私の中の誰かは統合失調症の幻聴としてとらえひたすら怯える私

もう一人の誰かは常に頭の中と会話するあたしだった

という感じ


もしかすると

もしかするとだけれど

わたしは中学の時カウンセリングを

受けていたのかもしれない


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