2022/5/3 2:05

2022/5/3 2:05
私の祖母が亡くなりました。93歳でした。

私は生まれた時から大人になって家を出るまで、ずっと祖母と一緒に暮らしていました。なので過ごした時間の長さも、濃さも、両親と祖母とは同じです。ひとりっこのわたしは両親+祖母の愛情をたーくさん浴びて育ったという自覚があります。

人間に限らず生きているものは全て死に向かっている、というのは百も承知なのですが、何だか祖母はいつまでも生きてくれる気がしていました。

でも、やっぱりそんなことはありませんでした。

いい歳してわんわん声を上げて泣いてしまい、病院の看護師さんや葬儀屋さんがちょっと引いてました。

気が強くてユーモラスで、サービス精神旺盛な人でした。

いつまでも悲しみにひたっていても仕方がないので、私が祖母に教わったことを書こうと思います。


1.自分でお金を稼ぐこと

祖母はとんかつ屋の娘で、2代目として祖父と一緒にとんかつ屋をやっていました。

将来は、自分の力でお金を稼がないとダメだよ。
いつ一人で生きていかないと行けなくなるか分からないから。

祖母は50歳くらいの頃に祖父を亡くしてお店を閉店し、お店があったところにマンションを建てて亡くなるその日まで収入を得ていました。
自分のデイサービスや病院などに掛かる費用をすべて自分で賄う姿は本当にかっこよかったです。

わたしは子供の頃、喘息が酷かったり、よく分かんないけど鼓膜にチューブを通したり扁桃腺を摘出する手術をしたり、めちゃくちゃ病気がちだったので、「あなたは肉体労働は難しそうだから、頭を使って仕事をしなさい」と口を酸っぱく言われました(頭を使わない仕事なんてない気もしますが、それは一旦置いておきます)。

なのでわたしが国家試験に合格して今の仕事に就いたときは、とても喜んでくれました。これは、おばあちゃん孝行できたかなと思います。

2.どんなに親しい人でも「ありがとう」と「ごめんなさい」は忘れないこと

子供の頃は「そんなの当たり前だろ!」と思っていたけど、大人になるとこれは意外と難しいことだと痛感します。

例えば、ご飯をご馳走になったりしたら、必ずその日のうちにお礼の連絡すること。
これはもうすっかり癖がつきました。

3.ある程度生活に余裕ができたら、周りの人にもお金を使うこと

友達でも、恋人でも、もちろん家族でも、自分の好きな人やお世話になっている人にお金を使いなさい。
そのお金の使い方が、一番楽しいよ。

自分に使う時が一番楽しいに決まってるじゃん!!と思っていました。
でも、ほんのすこーーーし生活に余裕が生まれてきた今、確かに友達等へのプレゼントとか選ぶの楽しいし、年下の人にご飯をご馳走するのも楽しいし、めちゃくちゃ面白いのにまだチャンスが巡ってこなくて食べていけない芸人さんに差し入れをするのも楽しいです。
祖母は毎月ユニセフに寄付していました。まだまだその境地には達せません。。。

結局、自己満足なんですけどね!笑 でも、誰かが少しでも喜んでくれたら、嬉しいものです。


とにかく、自慢の祖母でした。
まだまだ生きて欲しかったし、私は孫で幸せでした。

祖母に教わったことを胸に、わたしも祖母のように可愛く歳をとりたいです。

🙇‍♀️サポートしてもらえたらとっても嬉しいです🙇‍♀️