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【28】痛みを知る人の愛

言葉にしない応援を、声に出さない想いを抱いて傍にいてくれる人たちがいる。その愛情をもらっていた。

医療の現場で患者さんたちの想いや状況を見守っておくってきたであろう人、家族や親しい友人の姿を支えて感情を超えて見送ったであろう人、自らが告知から治療を経験して今を生きている人。

分かるから、声に出して言わないんだろうな。
その想いを感じていた。

私の経験上、痛みを知っている人たちは押し付けず情報伝達に込めてくれる。癌ビジネスで近づいてくる人たちの語る感じと、痛みを芯で感じてきた人たちの感じは、同じ言葉でも、その質感と胸への響き方が全く違う。

免疫力を高めて異常細胞を小さくするいろんな方法はたくさんあって、エビデンスも様々だけど、全てのがん患者に作用する訳じゃないこともある。がんの種類や部位、個人の体質や心持ちとかいろんな要因があるんだろうけど、平たく言って合う合わないがある。それは患っている本人にしか体感と実感ができない。身も蓋もない言い方だけど、試してみて合ったらやってみるに尽きる。

サプリメント以前に、しっかり睡眠をとること、規則正しい生活と少しの運動、そして食養生は大前提。あとは、あったかくしてニコニコしとく。

例えば私の場合、ゲルソン療法をしばらく続けていたけど野菜とフルーツの手作りジュースだと身体も消化器官も冷えてしまって合わなかった。手作りの温かい野菜スープが身体に合っていた。玄米食よりも酵素玄米が私には合っていた。誰かに良いとされたものが私に合わなかったこともたくさんあった。

アレがいい、コレがいい、という情報を受け取って当人が選ぶ。思い込みは当てにならないけど、研ぎ澄ませた自分の感覚は正しい。身体に合うかやってみると分かってくる。試す時間が限られるなら、体力的に難しいなら、オーリングやライフエネルギーテストで確認したり、メタトロンでデータとして見ると指針になる。あくまで私の辿ってきたやり方だけど。

いろんな人がいる。外は外で存在している。そこにエネルギーは注がない。私の内側に目を凝らして知る、受け止める。自分がどうありたいのか。内側には私の身体の毒を集めてできた異常細胞。外側のあれこれでなく自分にフォーカスしなさいと、がんは私に教えてくれている。
痛みを感じて、しっかり味わって、私も生きてその先へ行く。



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