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夏から秋の中華料理20選vol.2

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夏と秋が旬の食材を使った本格中華料理レシピ集第2弾です。レシピは単体でも買えますが、マガジンだと1本あたり50円未満と大変お得です!
本場で知った味をそのままに、素人でも作れるシンプルな料理を厳選しています。化学調味料や鶏ガラスープ…
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おうちで中華マガジン - 夏から秋の中華料理20選vol.2

新マガジンです!今回は夏と秋が旬の食材を使った中華料理のレシピが20個入っています。皆さまの食卓の常連になれる料理があれば嬉しいです。 マガジンご購入は👇👇👇からお願いします! マガジンの初期価格は、これまで同様、ビール一杯のイメージで500円とさせてもらいました。初期ご購入特典として、最初の100部まではこのお値段です。その後は、売れ行きに伴って通常価格の980円まで調整します。早く買ってくださった方が得をする仕組みですので、お早めにご検討ください。 「ビール一杯のイ

夏から秋の中華料理20選vol.2 - 目次

種類別に目次にしました。料理名からレシピのリンクへ飛べます。 菜単(レシピ一覧)涼菜(冷菜) 涼拌青椒西紅柿(青唐辛子とトマトの冷菜) 涼拌香菜(パクチーの冷菜) 涼拌豆角(ササゲの冷菜) 涼拌意大利瓜(千切りズッキーニの冷菜) 涼拌萵筍絲(茎レタスの冷菜) 雪菜毛豆(青菜の漬物と枝豆の炒めもの) 炒菜(炒めもの)- 野菜、卵 醋溜土豆絲(千切りじゃが芋の酢炒め) 松仁玉米(松の実ととうもろこしの炒めもの) 糊南瓜(カボチャの米粉炒め) 辣椒炒蛋(生唐辛子の卵炒め)

おうちで中華 - 大盤鶏(鶏肉とじゃが芋の麻辣煮)

【&Premium(2021年8月号)に掲載されたレシピです】 今回は、我が家の夏の定番料理。中国全土で高い知名度を誇る新疆ウイグル自治区の大盤鶏(鶏肉とじゃが芋の麻辣煮)だ。骨付き鶏肉やじゃが芋を香辛料で煮込み、ドドンと大皿(大盤)に盛り付ける豪快な料理である。 大盤鶏 大盘鸡 dàpán jī唐辛子・花椒・八角・桂皮などの香辛料を効かせた、スパイシーな味付けが魅力だ。山盛りの大盤鶏が卓上に置かれると、刺激的な香りがぶわぶわと鼻をくすぐってきて、一気に食欲が高まる。

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おうちで中華 - 糊南瓜(カボチャの米粉炒め)

今日の料理は、江西省婺源(ぶげん)から。水も緑も豊かな江南地方の農村の典型的な姿を今に残した村で、村内には石造りの古建築が建ち並び、春先には菜の花が村を埋める。「中国で最も美しい農村」と言われる所以だ。 文化・言語面では江西省よりもお隣・安徽省の徽州文化の影響が強く、今日紹介する「糊菜」もそのひとつだ。「糊 hù」とは、粥のようにどろどろの食べ物のこと。原型をとどめぬ形まで炒め煮にした食材に米の粉でとろみをつける料理を、「糊菜」という。 婺源には、「無蔬不可糊(糊菜にでき

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おうちで中華 - 涼拌意大利瓜(千切りズッキーニの冷菜)

暑い夏、火を一切使わない冷製ズッキーニパスタは如何だろう。 パスタといっても茹でたパスタとズッキーニを合わせるのではなく、生のズッキーニを千切りピーラーで麺状にして食べるわけだが、この旨さ、「ちょっと最強すぎる!」と思っている。 涼拌意大利瓜 凉拌意大利瓜 liángbàn yìdàlìguāということで、今日の料理は涼拌意大利瓜(千切りズッキーニの冷菜)。麺状にしたズッキーニをいくつかの調味料で和えるだけのお手軽料理だが、これが異様に旨い。 唐辛子の辛味や油の香りが、

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おうちで中華 - 涼拌餄餎(陝西式冷やしまぜそば)

今日は、夏にぴったりの爽やかで刺激的で作るのも簡単な一品をご紹介しよう。かつて陝西省西安で食べ、瞬時に好きになった涼拌餄餎(冷やしまぜそば)だ。 涼拌餄餎 凉拌饸饹 liángbàn héle餄餎(hé le)とは、韓国の冷麺のように、円柱状にまとめた生地を専用機器で湯の中にところてん式に押し出して作る麺の総称で、中国北西部で広く親しまれている。麺の原材料には豌豆粉(エンドウ豆の粉)や蓧麦粉(カラスムギの粉)も使われるが、今回採り上げるのは蕎麦粉で作った餄餎だ。 とはいえ

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おうちで中華 - 清湯羊肉(雲南式・ミントと羊肉のスープ)

今回は、十数年前に雲南省の昆明で出会って大いに感動した料理をご紹介したい。清湯羊肉(雲南式・ミントと羊肉のスープ)だ。 清湯羊肉は、雲南省玉渓市江川県の名物料理「江川三道菜」のひとつ。「三道菜」とは、羊・魚・鶏を異なる調理法で仕上げるもので、清湯羊肉のほか、酸辣魚と清燉鶏がある。二人旅だったので全種類頼むわけにはいかず、悩みに悩んで選んだのが清湯羊肉だ。これが旨かった。 清湯羊肉 清汤羊肉 qīngtāng yángròu骨付き羊肉をグラグラ煮込んだシンプルかつワイルドな

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おうちで中華 - 白灼秋葵(広東式オクラの湯引き)

そろそろ今年の旬も終わりだが、駆け込み的にオクラを使ったお手軽中華料理をご紹介してきたい。白灼秋葵(広東式オクラの湯引き)だ。 白灼秋葵 báizhuó qiūkuí丸ごと茹でた熱々のオクラに、甘めのにんにく醤油だれをジャー!シャッキリホックリしたオクラに、にんにく風味が意外なほど合う。日本の食べ方とはまた違った、オクラの新たな魅力を発見してもらえることだろう。 油やにんにくの食欲増進効果にも注目してほしい。あれよあれよと箸が進み、山盛りに作っても、あっという間に胃袋に収

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おうちで中華 - 胡蘿蔔玉米鶏湯(人参ととうもろこしと鶏肉のスープ)

今回は、我が家では夏になると必ず作る定番スープを紹介しよう。胡蘿蔔玉米鶏湯(人参ととうもろこしと鶏肉のスープ)だ。 人参の赤。とうもろこしの黄色。華やかな彩りが、夏にぴったり。碗から立ち昇る甘やかな香りが、もうご馳走だ。 胡蘿蔔玉米鶏湯 胡萝卜玉米鸡汤  húluóbo yùmǐ jītāng骨付き鶏肉の旨味と人参・とうもろこしの甘味が溶け合ったスープは、舌を包み込むような優しい味わいで、すする者はみな思わず笑顔になる。 柔らかく煮えた具も、もちろん旨い。煮込み時間を長

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おうちで中華 - 涼拌青椒西紅柿(青唐辛子とトマトの冷菜)

今回は、これからの夏にぴったりの「中華サラダ」をご紹介しよう。涼拌青椒西紅柿(青唐辛子とトマトの冷菜)だ。SNSに載せたら大反響を頂いたので、早速レシピ化してみた。 涼拌青椒西紅柿 凉拌青椒西红柿 liángbàn qīngjiāo xīhóngshìこの料理と初めて出会ったのは、十五年以上前の湖南省・張家界だ。張家界は、高さ数百mを超える巨大な石柱が何千もそびえたつ奇観を誇り、映画アバターの舞台のモデルになったことでも知られている。 そこの食堂でさらっと出てきたのが、こ

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おうちで中華 - 薄荷炒牛肉(ミントと牛肉の炒めもの)

今日は、雲南省南部の少数民族・ダイ族の名物料理をご紹介しよう。その名は、薄荷炒牛肉(ミントと牛肉の炒めもの)。なんと、ミントと牛肉を炒め合わせるのだ。 薄荷炒牛肉 bòhe chǎo niúròu「なんと」と書いてみたが、実を言えば、中国南西部ではミントを料理に多用する。生のままサラダにしたり、つけダレの薬味にしたり、鍋やスープの具として煮たり、肉や卵と炒めたり…。この料理もそのひとつだ。 ミントの爽やかな香りとほろ苦さが、ミッチリした赤身の牛肉に驚くほどハマる。シンプル

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おうちで中華 - 松仁玉米(松の実ととうもろこしの炒めもの)

旬が終わらぬうちに再びとうもろこし中華をご紹介したい。知って絶対に損はない松仁玉米(松の実ととうもろこしの炒めもの)だ。 松仁玉米 sōng rén yù mǐたっぷりのとうもろこしの実と松の実を炒め合わせる。それだけと言えばそれだけだ。だが、これが旨い。 プリプリで甘味たっぷりのとうもろこしの中で、香ばしくサクッとした松の実が弾ける。その相性の素晴らしさは、食べれば分かる。たっぷり作るところもポイントで、レンゲでもふもふ頬張ると、圧倒的多幸感に浸れる。 遥かなる昔の北

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おうちで中華 - 醋溜土豆絲(千切りじゃが芋の酢炒め)

今日のひと皿は、久しぶりにじゃが芋中華。中国の家庭料理では定番中の定番・醋溜土豆絲(千切りじゃが芋の酢炒め)をご紹介しよう。 醋溜土豆絲 醋溜土豆丝 cùliū tǔdòusī日本でじゃが芋の食感を形容する言葉といえば、「ほくほく」が定番。しかし、この料理のじゃが芋は「シャキシャキ」だ。 シャキシャキとしたじゃが芋に酢の風味と酸味がまろやかにからみ、大いに食欲を刺激する。野菜料理なのにビールを呼ぶし、酒を飲まない子供もわしゃわしゃ食べる。定番になるのも納得の美味しさなので

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おうちで中華 - 白灼松柳菜(広東式おかひじきの湯引き)

今回は、意外な野菜の意外な食べ方をご紹介したい。白灼松柳菜(広東式おかひじきの湯引き)だ。 おかひじきの中国語名は、松柳菜。中国でおかひじきを食べるイメージはあまりなかったのだが、前回の中国生活(2015年~2019年)では、レストランでちょくちょく見かけるようになってきた。 中でも美味しいなと思った料理が、今回の白灼松柳菜。さっと湯がいた熱々シャキシャキのおかひじきにちょいと甘めの醤油ダレをかけることで、驚くほどたくさんの量をペロリと食べられるのだ。 白灼松柳菜 bá

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