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【分量完備】夏から秋の中華料理20選+1

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夏と秋が旬の食材を使った本格中華料理レシピ集です。レシピは単体でも買えますが、マガジンだと1本あたり50円未満と大変お得です!
本場で知った味をそのままに、素人でも作れるシンプルな料理を厳選しています。化学調味料や鶏ガラスープ…
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#我が家の秘伝レシピ

【分量完備】おうちで中華マガジン - 夏から秋の中華料理20選+1

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おうちで中華 - 醤爆鶏丁(キュウリと鶏肉の甘辛味噌炒め)

炒めたキュウリの美味しさはもっと知れ渡っていいはずだ。常々そう思っているので、今日は北京料理の醤爆鶏丁(キュウリと鶏肉の甘辛味噌炒め)を紹介する。 賽の目切りにしたキュウリと鶏肉を甜麺醤ベースのタレで炒める料理で、我が家の夏のド定番でもある。 実のところ、醤爆鶏丁を直訳すると「賽の目切りにした鶏肉の味噌炒め」という意味になる。料理名にキュウリを示す言葉はどこにもないのだが、キュウリを入れることがこの料理のお約束になっている。 醤爆鶏丁 酱爆鸡丁 jiàngbào jīd

¥250〜
割引あり

おうちで中華 - 香菜粉皮(香菜と板春雨の炒めもの)

【dancyu(2022年1月号)の掲載レシピです】 今日の料理は、僕がかつて江南地方の田舎町で知った鮮烈の美味をご紹介しよう。香菜粉皮(香菜と板春雨の炒めもの)だ。 粉皮とは、板状の春雨。それを香菜とニンニクと炒めるだけで、肉やダシは一切入らない。味付けもあってなきがごとしだ。レシピを見たら「これでいいの?」と思う人も多そうだが、このシンプルさこそが食材の特徴を際立たせるのである。 香菜粉皮 xiāngcài fěnpí香菜とニンニクがたっぷりからんだ板春雨をずずっと

¥300

おうちで中華 - 黄瓜炒蛋(きゅうりの卵炒め)

きゅうり農家から何かもらったわけではないのだが、夏の間に、炒めたきゅうりの美味しさを喧伝しておきたいと思っている。今日ご紹介するのは、先日の醤爆鶏丁より一層お手軽な、黄瓜炒蛋(きゅうりの卵炒め)だ。 見たまんまの料理で、きゅうりとふわふわ卵を炒めるだけだけど、水気を飛ばした熱々きゅうりの食感は生の食感とは別物で、甘味も増す。意外な美味しさに驚くはずだ。 黄瓜炒蛋 huángguā chǎo dàn加熱すると、生より量をこなせるようになるのもいい。きゅうりには身体を冷やす効

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おうちで中華 - 酸豆角炒肉末(ササゲの漬物と豚ひき肉の炒めもの)

本日の料理は、酸豆角炒肉末(ササゲの漬物と豚ひき肉の炒めもの)。星の数ほどある中華料理の中でも、最強クラスのビールとご飯がススムくんだ。 ササゲなんて日本で普通に生活していたらあまり意識することがない野菜だと思うが、これがもう旨くて旨くて、この料理を知って以来、一気にササゲに親近感が湧いた。初めて食べてからもう二十年近く経つが、今やすっかり我が家の夏の定番になっている。 酸豆角炒肉末 suāndòujiǎo chǎo ròumò発酵したササゲと醤油味の豚ひき肉から立ち昇る

¥300

おうちで中華 - 檸檬鶏(レモン鶏)

今日は、雲南省の西双版納(シーサンパンナ)に住む傣族(ダイ)族の名物料理・檸檬鶏(レモン鶏)を紹介しよう。現地では誰もが知る名物料理で、その旨さに驚き、うなりまくった思い出の料理である。 ひと言で言うなら、エスニック鶏サラダだ。茹でた鶏と柑橘の絞り汁と様々な香草・薬味をがっしり和える。単にそれだけの料理だが、爽やかで、それでいて激しい辛味も効いていて、むちゃむちゃ旨かった。 檸檬鶏 柠檬鸡 níngméng jī檸檬鶏と言うと、世界的には鶏の唐揚げにレモンソースをかける香

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おうちで中華 - 野荷炒毛豆(茗荷と枝豆の炒めもの)

今日の料理は、夏らしさ満点の野荷炒毛豆(茗荷と枝豆の炒めもの)。そう、茗荷だって立派な中華料理になるのだ。中国でも珍しい料理ではあるのだが、もちろん僕の創作料理ではない。 江南地方で初めて食べた時の衝撃は凄かった。炒めた茗荷の香り良さ。枝豆と茗荷の小気味良い食感のコンボ。少しクセのある菜種油がピタリとハマっていて、夢中でレンゲを動かした。今やすっかり我が家の夏の定番である。 野荷炒毛豆 yěhé chǎo máodòuスーパーで茗荷を買って作ろうとすると高くつくけれど、自

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おうちで中華 - 西紅柿炒蛋(トマトの卵炒め)

今日の料理は、西紅柿炒蛋(トマトの卵炒め)だ。日本での認知度もかなり上がってきたのでご存知の方も多いと思うが、もし「え、トマトを炒めるの!?」という人がいたなら、今日にでも試すことをオススメする。 だって、この料理を知らずしてトマトの旨さを語ることなかれ、と言いたくなるくらい旨いからだ。学生時代に初めて中国で食べたときは、衝撃的な旨さに震えたことをはっきり覚えている。 西紅柿炒蛋 西红柿炒蛋 xīhóngshì chǎo dànそもそも旨味のカタマリであるトマトと卵を組み

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おうちで中華 - 木須肉(豚肉と卵の五目炒め)

今日の料理は、山東料理の木須肉(豚肉と卵の五目炒め)。ムーシューロウやムースーロウといった名前で日本の町中華でも見かけるので、ご存知の方も多いのではないだろうか。 木須肉という変わった名前は、炒めた卵をキンモクセイの花に見立てたことに由来する。キンモクセイの「木犀(muxi)」が、似た発音で簡単な漢字の「木須(muxu)」に置き換わったのだ。料理自体は大衆的な見た目だが、実は典雅な名前なのである。 木須肉 mù xū ròu豚肉と卵を醤油味で炒める料理なので、美味しさの想

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おうちで中華 - 青椒炒蛋(ピーマンの卵炒め)

今日の料理は、青椒炒蛋(ピーマンの卵炒め)だ。見たまんまの料理ではあるけれど、要するに旬の野菜と卵を炒めておけば間違いがないのである。 シャキシャキのピーマンとふんわり卵のコンビネーション。夏のピーマンの甘さが活きる。 青椒炒蛋 qīngjiāo chǎo dànピーマンは加熱することで甘みが増すし、そこに卵が合わさることで、誰もが食べやすい味になる。ピーマン好きの人にはもちろん、嫌いな人にも試してみてほしい。 とりあえず一皿増やしたいときに重宝するひと皿。ちょっとした

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おうちで中華 - 酸豆角炒鶏胗(ササゲの漬物と砂肝の炒めもの)

以前ご紹介した酸豆角(ササゲの漬物)、かなりマニアックな食材にもかかわらず、たくさんの人が作ってくれて、紹介者冥利に浸っている。 その酸豆角で作る酸豆角炒肉末(ササゲの漬物と豚ひき肉の炒めもの)が実に極悪な美味しさなので、よほど酸豆角を大量に漬けない限り、その用途に困ることはないと思うが、もうひとつ酸豆角料理を紹介しておく。 その名も、酸豆角炒鶏胗(ササゲの漬物と砂肝の炒めもの)。 酸豆角炒鶏胗 酸豆角炒鸡胗 suāndòujiǎo chǎo jīzhēn炒めた酸豆角に

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おうちで中華 - 苦瓜炒蛋(ゴーヤの卵炒め)

今日の料理は、苦瓜炒蛋(ゴーヤの卵炒め)。すっかりお馴染みの、旬の野菜と卵炒めシリーズだ。 ゴーヤは、中国南方では一般的な食材だ。炒めものはもちろん、スープに入れたり、乾燥させたものをお茶にしたり、様々な使い方をする。 ウリ科のゴーヤには身体を内から冷やす効果があるとされているので、夏に食べるにはぴったりの食材でもある。 苦瓜炒蛋 kǔguā chǎo dàn独特の苦みと小気味よい食感が特徴のゴーヤは、ほのかに甘いふんわり卵と好対照であるが、ゴーヤと卵が口の中で一緒にな

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おうちで中華 - 蒜蓉蒸茄子(にんにく風味の蒸し茄子)

今日の料理は、蒜蓉蒸茄子(にんにく風味の蒸し茄子)。最近、茄子料理の頻度が高くなっているが、当然と言えば当然だ。旬の食材を用いることが、一番安く美味しいものにありつく方法なのだから。 皮付きの茄子をにんにくと一緒に蒸して、醤油ダレをかけるだけ。じゅわんと甘くなった茄子とにんにくと醤油ダレの相性がとにかく抜群で、熱々の茄子をふーふーして頬張ると、思わず頬が緩む。 茄子の紫と小葱の緑が、見た目にも食欲をそそる。上海在住時から、夏が来るたびにヘビリピしている料理だ。 蒜蓉蒸茄

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おうちで中華 - 京醤肉絲(細切り豚肉の甘辛炒め)

今日の「おうちで中華」は、みんな大好き・京醤肉絲(細切り豚肉の甘辛炒め)。豚肉の細切りを甘辛く炒めたものに様々な薬味を添え、豆皮と呼ばれる大豆由来の薄い皮に包んで食べる。 日本での知名度はさほどでもないが、中国北方では定番中の定番料理だ。僕が北京留学していた時のクラスでも大人気で(他国の留学生も含む)、あのとき「好きな中華料理アンケート」をやったら上位入賞は間違いなしだったと思う。 京醤肉絲 京酱肉丝 jīngjiàng ròusī人気の理由は、「わかりやすい美味しさ」だ

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