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酒徒の履歴書 - 酒徒ができるまで

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メンバーシップで公開した「酒徒の履歴書」のまとめです。仕事は食とは無縁のサラリーマンが、なぜ中華料理を語ったりレシピを書いたりしているのかが分かります(笑)
長めの短編小説くらい(37,000字)です。本格中華、居酒屋行脚、十年の中国生活など盛りだくさん!
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#広東料理

酒徒の履歴書①~⑯まとめ読み

全16回の連載を1つの記事にまとめました。ずらーっと最後まで読めます。 改めて僕はこういう人間です…という自己紹介を兼ねて、自分の食遍歴を書いてみます。本業は食とは無関係のサラリーマンが、なんで中華料理の本を出したりするようになったのかが分かります(笑) 黎明篇(出生~高校生)憧憬の脆皮乳猪(豚の丸焼き) 僕は、1970年代後半に埼玉中部の小さな街で生まれた。高度成長期に地方から上京した人々の受け皿となった新興ベッドタウンで、街にはこれといった特産物や名物がなかった。僕

酒徒の履歴書⑫ - 食在広州!飲茶と広東料理に浸る日々!

2007年。念願の中国駐在生活が広州で始まります。「食在広州」の言葉で世界に名を馳せる広東料理の総本山で、広東料理と飲茶にどっぷり浸ります。引っ越してすぐに確保したのは、思い立ったらすぐ飲茶できる環境でした。 怒涛篇1(三十代前半) 2007年秋。2年で終わるはずだった中国生活がまだまだ続くことになり、望外の幸運に恵まれた僕は、希望に燃えていた。この機に僕と連れは結婚し、新天地の広州で新婚生活を始めた。とはいっても、僕らの生活はこれまでと大差なく、基軸はやはり食だった。

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酒徒の履歴書⑬ - 白酒万歳!広州からマカオ・東南アジアへ!

2007年。約2年間の留学・研修生活が終わり、広州では新米駐在員としての生活が始まりました。幸いなことに、食への興味が仕事を助けてくれ、また、仕事が食の深掘りを後押ししてくれました。また、広州時代はマカオや東南アジアにも食の興味が広がっていった時期でした。 怒涛篇2(三十代前半) 留学の北京、研修の上海とは違って、駐在員として過ごした広州では、仕事もそれなりに忙しかった。僕の仕事は自社サービスを中国人顧客に売り込むことで、広東人スタッフと中国各地を飛び回ることになった。

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