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365日美味しい中華料理20選

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季節を問わず一年中楽しめる、本格中華料理レシピ集です。レシピは単体でも買えますが、マガジンだと1本あたり50円未満と大変お得です!
本場で知った味をそのままに、素人でも作れるシンプルな料理を厳選しています。化学調味料や鶏ガラスープ…
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#おうちごはん

おうちで中華 - 口水鶏(よだれ鶏)

今日の料理は、口水鶏。四川料理の冷菜の中でも、知名度トップ5に入る一皿だろう。日本でも「よだれ鶏」という名前で認知されてきているので、お好きな方も多いのではないだろうか。 白切鶏(茹で鶏)を紹介した際、「茹で鶏をマスターすれば、様々な料理にアレンジすることができる」と書いた。この口水鶏も、白切鶏の発展形だ。 口水鶏 口水鸡 kǒushuǐ jīしっとりと茹でた鶏肉にからむ真っ赤な激辛ソース。ひと口かじれば、刺激的な辛味と豊かな旨味が口の中で弾ける。口水鶏の最良の友はビール

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おうちで中華 - 扇貝炒蛋(ホタテの卵炒め)

今日の料理は、ホタテの貝柱を使った簡単中華をご紹介。扇貝炒蛋(ホタテの卵炒め)だ。名前の通り、ホタテと卵を炒めるだけなのだが、ちょっとしたコツがある。 初めて食べたのは、広州か上海の広東料理店だったかな。ホタテと卵という、ありそうであまりない組み合わせに惹かれた覚えがある。料理を見てびっくり、「本当にホタテと卵だけなんだ!」と、そのシンプルさに驚いた。 扇貝炒蛋 扇贝炒蛋 shànbèi chǎo dàn卵は、外はふわふわで中はトロリ半熟に仕上げるのが好み。熱で甘味と弾力

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おうちで中華 - 雪菜粉皮(高菜漬けと板春雨の炒め煮)

中国では上海に一番長く住んでいたので、僕のレパートリーには上海を含む江南地方の料理が多い。今日の料理もそのひとつで、雪菜粉皮(高菜漬けと板春雨の炒め煮)だ。我が家のド定番料理である。 雪菜粉皮 xuěcài fěnpíちゅるんとした粉皮(ピラピラの春雨。日本では板春雨と訳されているようだ)に雪菜(高菜に似た漬物)の塩気と旨味が染みて、地味ながらも奥深い味になる。シャキシャキとした雪菜との食感の対比も魅力だ。これに紹興酒を合わせると、幸せでたまらない。 僕が初めて食べたのは

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おうちで中華 - 白灼蝦(茹で海老)

今日の料理は、白灼蝦(茹で海老)。海老を使った中華料理というとまずエビチリを思い浮かべる人が多いかもしれないが、中国で知名度が高いのはこの料理。最もシンプルで最も普遍的で最も海老の味を楽しめる海老中華だ。 中国在住時、沿海都市へ出張して宴会をやるたびに必ず出た料理でもある。真っ赤に茹で上がった海老が丸く並ぶ様子の美しさは、見る者の心を奪う。何度見てもテンションが上がり、喜んで食べたものだ。 白灼蝦 白灼虾 báizhuó xiā作り方は至って簡単で、要は活きた海老を茹でる

¥300

おうちで中華 - 涼拌木耳(キクラゲの冷菜)

今日の料理は、涼拌木耳(キクラゲの冷菜)。中国のレストランでは「とりあえずの一皿」として不動の地位を誇っている定番の前菜だ。 「とりあえずの一皿」などと書くと大して美味しくないんじゃないかと思う人もいるかもしれないが、大間違い。誰からも愛される美味しさだからこそ、その地位に居座っていられるのだ。 涼拌木耳 凉拌木耳 liángbàn mùěr肉厚でプリプリの木耳に程よく黒酢タレの酸味や薬味の辛味がからみ、胡麻油が香る。その爽やかな味わいは、食欲増進効果抜群。開胃菜(アペタ

¥300

おうちで中華 - 麻醤豆腐(胡麻だれ豆腐)

今日は、覚えておくと四季を通して重宝する前菜をご紹介しよう。北京の家庭料理・麻醤豆腐(胡麻だれ豆腐)だ。 下茹でした豆腐に胡麻だれを回しかけて薬味を散らすだけの料理だが、これが実に立派な、食べ飽きの来ない前菜になるのだ。 麻醤豆腐 麻酱豆腐 májiàng dòufu見た目こそ映えないけれど、「映えないのに旨い」のが北京料理の特徴だから、気にすることはない。食べればその旨さに誰もが納得するはずだ。 まったりとした胡麻だれが豆腐にまとわりついて、テラリと輝く。レンゲごとガ

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おうちで中華 - 蒜蓉粉絲蒸大蝦(海老と春雨のにんにく蒸し)

今日の料理は、海老中華。少し前に紹介した白灼蝦(茹で海老)と並んで、中国では圧倒的な知名度を誇る人気料理をご紹介したい。その名も、蒜蓉粉絲蒸大蝦(海老と春雨のにんにく蒸し)! 春雨の上に車海老を並べ、蒜蓉醤(にんにく醤油ダレ)をかけ回してから蒸すこと数分。見事に色付いた海老に、強く熱した油をジャー!立ち昇る香りの奔流。華やかな見た目。食べる前から昇天必至のご馳走料理である。 蒜蓉粉絲蒸大蝦 蒜蓉粉丝蒸大虾 suànróng fěnsī zhēng dàxiāブリンブリンの

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おうちで中華 - 香油毛肚(牛センマイの胡麻油和え)

今日の料理は、香油毛肚(牛センマイの胡麻油和え)。牛の三番目の胃であるセンマイをサッと茹で、胡麻油で和えるだけの簡単なひと皿だ。 「いくら簡単でも、そんなマニアックな食材の料理はいらないよ」という声も出そうだが、いつも「身近な食材で本格中華」みたいなレシピばかりでもつまらないでしょ。美味しさは保証するので、お付き合いくださいな(笑) 香油毛肚 xiāngyóu máodǔ僕にとっては、かつて四川の成都で食べ、その旨さに瞠目した思い出の一品だ。それまで牛センマイといえば麻辣

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おうちで中華 - 肉絲葱油拌麺(細切り豚肉と葱油の和え麺)

今日の料理は、上海料理の肉絲葱油拌麺(細切り豚肉と葱油の和え麺)。 かつて「単純にして至高の和え麺」として紹介した開洋葱油拌麺(干し海老と葱油の和え麺)の細切り豚肉バージョンで、前回の干し海老バージョンと双璧をなす存在だ。 肉絲葱油拌麺 肉丝葱油拌面 ròusī cōngyóu bànmiàn葱油と甘辛醤油味で炒めた細切り豚肉がのるので、干し海老版よりぐっとボリュームが増す。味わいも一層下世話で、げへへへへと言いたくなる旨さだ。労働者の町・上海の庶民の味にふさわしい一品と

¥200