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【初回無料】台湾で食べた!

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コロナ後初の中華圏。「台湾料理と客家料理」をテーマに、5泊6日で台北近郊を食べ歩きました。30軒の飲食店と100種の食べ物が登場します!
各料理には解説がつき、短編小説並みのボリュームです。台湾の食に興味がある方には、ガイドブックを上回…
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2023年8月の記事一覧

台湾で食べた⑧ - 東門の東方美人と百年古樹マンゴー

小籠包を食べ終えた僕らは、しばし買い物にいそしんだ。 まずは、小籠包店の近くにある「小茶栽堂」で中国茶を。ここの茶葉は結構なお値段で、その割に試飲も勧めてこなかったが、パッケージがお洒落で、茶葉自体の品質もしっかりしているので、お土産には向いている。 次に、「手天品」。無添加・無着色・無香料のこだわりベーカリーで、連れがここの鳳梨酥(パイナップルケーキ)に目を付けていた。日本人店員が日本語で接客してくれたので、普段から日本人客が多い店なのだろう。 前回の記事で、台北は亭

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台湾で食べた⑦ - 世界で一番有名な小籠包。

さて、昼ごはんの時間。東門市場を出た我々は、焼き付けるような強い日差しの下を目的地へ向かった。ただ、台北の町はずっと日陰の下を歩いていけるように設計されているので、その点はずいぶん楽である。 その秘密は亭仔脚。中国南方だと騎楼という。建物の道路側の1階部分だけを少し後退させて、屋根付きの歩道を確保する建築様式だ。大通り沿いの建物は大抵同じ様式なので、屋根付き歩道がどんどん繋がって、アーケード街のようになるというわけだ。(→参考写真) 「広州の旧市街もこんな感じだったね」

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台湾で食べた⑥ - 東門の冰豆花と冰豆漿。

観光とは、食事と食事の間のヒマつぶしであり、腹ごなしである。 僕も連れもこれまでそんな感覚で旅をしてきたが、それは子供ができた今でもあまり変わらない。 「次に行きたい豆花の店は、東門駅の近くにあるんだよね」 「うーん、それなら近くの中正紀念堂でも行っておくか?」 照りつける太陽。紀念堂の正面に回る気力もなく、空調のある堂内へ逃げ込む。蒋介石の銅像を見た我が子が「この人は何をした人?」と聞いてきたが、蒋介石の功罪を7歳の子供に説明するのは難しい。。「中国と台湾が分かれた時

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台湾で食べた⑤ - 台北小巨蛋の鹹漿、蛋餅、包子。

台湾2日目。子連れ旅行だと深夜まで飲み歩くこともないので、朝はすっきりと目覚めた。 僕は普段ほとんど朝食を食べないが、旅先では食べる。でも、ホテルの朝食はパス。どうせなら、街中のローカル店で食べたい。 そう思っていたが、どれだけ食べてもすぐ腹が減る連れと、その血を受け継いだ7歳我が子は「もうお腹すいたからとりあえず食べてくる」とホテルのレストランへ出かけていったので、部屋に残された僕は、これからの食べ歩きに備えて日課の体操をやった。なんて健康的。 台湾の夏は、朝から暑い

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