女性ならではの視点ってあるのかな?
先日、お世話になっている人に声をかけてもらって、男女共同参画のイベントに参加してきた。
イベントのテーマは、「防災」。
会場では、参加者が数名のグループに分かれ、ワークショップ形式で防災について話し合う進行だった。
講師の先生のお話を聞き、各グループで防災について話しましょう!という流れで、「災害時は女性(の視点)が活躍するので、みなさん是非女性の視点で考えてみてください。」と言われた。(ちなみに参加者の約7割くらいが男性)
女性の視点・・・なるほど、災害時にはそうした視点が役立つのかもしれないな、と思って考えてみたのだけれど、浮かんでくるテーマ案も解決策も、「これ?女性ならではの視点だっけ?」と思うものばかりだった。
これ旦那でも考えられるやん!と自分にツッコミを入れながら、防災のことを考える会なのに、自分は女性の視点を通して考えることが苦手なのか、それともできないのかと、別のテーマが頭の中を占め始める始末・・・・。
私には、女性の視点がないのだろうか?
と思って考えてみたのだけれど、1つの結論にたどり着いた。
女性ならではの視点を分解していくと、これまで担ってきた役割や経験がどんなものだったのか?というところに辿りつくように思う。
例えば私が、これ旦那でも考えられるやん!って思ったのは、我が家ではいわゆる男女の役割として家事を分担することはなく、仕事に追われていない方が、家事や子育てをするというおおまかなルールで動いてるから、女性ならではの視点が性別によらないのだ。
また、子育てを通して親の役割を経験したり、身近な人の介護やサポートを経験して見えてくるものがあるのだと思う。
女性ならではの視点とは、もしかしたら、これまでの高度経済成長とか社会的な状況から生み出されたものじゃないだろうか?
確かに男女で体や脳のつくりが違うから、性別によって、得意なことや苦手なことがあるというのは、想像できる。
けれど、働き方や生き方が多様化していく時代に、性別による視点の境界線はどんどん曖昧になっていくんじゃないのかなあ。
その方がもっとなめらかで、生きやすい社会じゃないだろうか。
以上、私に女性ならではの視点は無いんじゃないか?というお話でした^^;うーん、女子力・・・??
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