手縫いの魅力

ミシンが壊れました。

いつも通りルンルン気分でミシンを使っていたら…なんだか不穏が音がする、と思った途端に…まったく動かなくなりました。

ああ、ミシンさん、長い間ありがとうございました。

いやいやいや、まだ買ってから3年くらいしか経っていないはずです。
コロナによる巣ごもり生活で布マスクを大量生産した日々がいけなかったのか、それとも、パッチワークにハマる毎日で、ピースワーク、キルティングとかなり酷使したから(たぶん、これ)かしら…

ともかく修理にださないといけません。
というわけで、しばらくミシンはお休み。縫物は手縫いすることになりました。

手縫いは時間がかかる!

ミシンなら一瞬で仕上がるものが、手縫いは、その何倍もの時間がかかります。

しかし、手縫いには手縫いの楽しさ、一針一針、少しずつ作品が私の手によって完成にむかっていく実感があります。

手縫いだからこその楽しさ

そして、そして、何といっても手縫いには、頭の中で考え事ができる、という素晴らしさがあります。(ミシン縫いの時に考え事をするのは、大変危険です)

考え事をしながら、ゆっくりゆっくりと作品を仕上げていくのは、ハンドメイド好きとしては至福の時間なのです。

この時代の贅沢とは

おびただしい量の情報に簡単にアクセスできるこの時代、私たちはゆっくり考える、のんびり過ごすという大切な時間を失っているのではないでしょうか。

私はハンドメイドという趣味でさえ、早く仕上げて、次の作品、新しい技法に挑戦したい、次、次…と考えていました。

ですが、今回、ミシンの故障という危機に直面して、手縫いという面倒なことをせざるえない状況。

しかしそれは、こんな時代だからこそチクチク手縫いを楽しむのもいいな、と気づかされた出来事でした。

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