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2024年7月の日記


7月1日
人生で初めて親知らずを抜く。ミチミチ、とかゴリ、とか、到底口の中からしているとは思えない音が響いてきているのに痛くはなくて、へんな気分だった。抜いた歯を見せてもらうと思ったより長い。その後も大した出血なく、ご飯もちゃんと食べられた。お風呂に浸かれないのがちょっと心許ない。

7月2日
月末あたりに泊まる宿を探す。あまりの埋まり具合に内心焦ったが、無事に良い条件の宿がとれた。コロナ禍以降めっきり外泊をしておらず、何から用意すればいいのか、身支度のやり方をすっかり忘れてしまっている。でもそんなことそっちのけで、お風呂入ったあとアイス食べたいな、とか、朝ごはんどうしようかな、とか、ごはんのことばかり考えている。

7月3日
ようやく髪の毛を切りにいけた。夏だし、髪の毛の色のトーンを上げた。シャンプー中に少しうたた寝した。それ以外の時間はずっと喋っていた。仕事に真摯に、でもフラットに自分の時間も大切にしている美容師さんの話を聞くと、この人この仕事が天職なんだろうなと思う。

7月4日
朝イチで行った歯医者さんに髪切りました?と気づかれた。

7月5日

7月6日
汗だくで身も心もカラカラになるまでライブに捧げた。好きなアーティストのライブほど、ライブで全てを出し切って感想が出てこない。胸がいっぱいで、言葉が出てこない、それでいいじゃないかと思う。久しぶりに酒を沢山飲んで、ライブを反芻しようとしてもバカみたいな感想しか出てこない。もうそれでいいか、楽しかった、それでいい。

7月7日
朝に買ったイカフライを夕方に食べてからお腹がキリキリと痛い。家に帰って夜ご飯を食べずに布団で丸まった。

7月8日
お腹、無事回復。オードリーの15周年展を見に行く。展示でこんなにゆっくり、でもたくさんの文字を読むのははじめてなんじゃないだろうか。私は番組の歴史を1/3くらいしか知らないので、前半の展示はこんなことあったのか、たまに出てくるこの話ってこれのことか、など半ば勉強のつもりで見た。終盤になってくると知っていること、大好きなくだりがそのまま展示になっていて感慨深い。東京ドームのゾーンはグッと歯を食いしばって見た。

7月9日
風邪引いたかもしれない、昨晩メロンを食べて喉かゆいな、と思っていたら、朝起きたら痛みに変わっていた。

7月10日

7月11日

7月12日

7月13日
1のつくお店で「転の声」を買う。自分なりの験担ぎ。

7月14日

7月15日
久しぶりに祖母の家に行く。雨が急に降ったり止んだりで畑にもお墓にも行けなかったけど、終始テレビを見ながらゆっくりと過ごした。

7月16日
ラストマイルの公開が控えているので、アンナチュラルを見返し、MIU404を履修するなら今です、今しかないです、そして映画見てください、と力説した。

7月17日
芥川賞発表当日。前の晩からとにかくソワソワしていたが、16時になるといよいよ仕事が手につかなくなってきたので、早めに切り上げる。結果が出てからも気持ちの整理がなかなかつかない。メンバーのブログを読み、徐々に気持ちの揺れが落ち着いてくる。また次の作品が読みたい。

7月18日
お気に入りの定食屋さんにふらりと入ると、カウンターに知人とよく似てる人と遭遇する。席に座る前、後ろを通る時の一瞬しか顔を見ることはできなかったけど、数年前に何回か会っただけなので、ここでピンと来るのはそういうことなんじゃないか!?とドキドキしながら唐揚げを頬張る。ただ、会った場所が悪い。座った位置的に向こうに話しかけようと思ったら、立ち歩いて後ろから話しかけないといけない。顔をはっきり見れていないまま、数年会ってない人かもしれない人に話しかける勇気がなかった。せめて居酒屋だったなら…お酒の力を借りたかった。退店する背中を見送りつつ、こういう時に思い切りのない自分を悔やむ。

7月19日
共通の知人に昨日あったことを話し、その知人づてに連絡をとった。ふつうに人違いだった。話しかけなくてよかった。

7月20日
駅のロッカーにキャリーケースを預けて出勤、退勤後荷物回収、即新幹線。就活で乗ったぶり、そしてホテルに泊まるのはいつ以来だろう。チェックインもエレベーターに乗るのも、なにもかもQRコード化していて驚く。待ち合わせの時間までホテルのラウンジでパソコンを広げて仕事をし、最低限の荷物を持って、知らない道を歩いて行ったことのない店を目指す。電話をしながら、路地の向かい側からよく見知った友達たちが歩いてきたことが嬉しくもあり変な感じもして、でも思い切り手を振った。先に着いた面々の観光話を聴き、仕事や生活の話をして、昔話に花を咲かせる。時間があっという間に溶けていく。雨が止んだら帰ろうか、といった雨がなかなか止まず、でもお喋りも止まらなかった。スムーズにチェックアウトできるよう、用意を入念に済ませて、ラジオを聴きながら爪を塗って寝る。

7月21日
友達の晴れの日。無性に生きてて良かったと思える日。どの時間も愛おしくて、間違いなく今年の、ここ数年のハイライトに入る1日。みんなに会うためにまた頑張るかと純粋に思えた。

7月22日
Twitterに流れてきた1枚の写真。巨大広告の中心に書かれた短歌。絶対に木下龍也さんだ、と直感的に思った。作者書いてないかな、と拡大してみるとクリープハイプの文字が。慌てて他の箇所を見ると、あなたのための短歌集のような構成で、15周年公演に宛てた短歌だった。なんと粋な、そして何と愛のある。噛み締めるようにして画面の中の短歌を何度も読んだ。
夕方、雷がひどくて布団にくるまりに行ったらそのまま眠ってしまった。家族の帰る物音で起き、クリーニングを出しそびれる。

7月23日
休み明けの長時間勤務、電車も遅れるしめちゃくちゃ心身に応えたため、感電を聴きながら退勤。自分が機捜になった気分になりルンルンで帰宅。単純なやつ。

7月24日
PENTAX17の存在を知る。こんなフィルムカメラがあったのか、めちゃくちゃ欲しい。フィルムカメラのことを数年思い続けてきたけど、中古品はもしものことを考えると怖くて、なかなか手が出なかった。まだスマホの画面越しにしか見ていないけど、見た目と音は申し分なく、機能も充実しているところ、知れば知るほど欲しい。そのまま買ってしまいそうな勢いだったが在庫切れだった。次に旅に出るまでには絶対に手に入れたいところ。

7月25日
親知らず2本目を抜いたあとに、どうしても食べたくてちゃんぽんを食べ、口の中がどくどくと脈打つ。自業自得。痛い。

7月26日

7月27日
地面師たちを見始める。普段怖くて見ないジャンルだし、しっかり怖いシーンもあるけど面白く見れてしまう。続きが気になって仕方ない。拓海さんの一筋の涙は予告編で何回も見たのに、その美しさに新鮮に驚いてしまう。

7月28日
地面師たちの広告がクリープハイプの短歌の上に掲出されている、自分得で素敵な世界線。

7月29日
a子のLAZYが頭の中をずっと流れている。

7月30日
昨日見たテレビの話で思い出し笑いする平和な職場。

7月31日
デカ仕事がドンドンドン!と積み重なってきたけど、楽しみな予定が待っているのでそれまでに粗方終わらせたい。目標にもなる楽しみな予定、ありがたい。


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