『ビジュアル・シンカーの脳』を読んで
↑視覚思考者の視点が知りたい人はこちらのほうがより詳しく書いてます。
視覚思考者の中でも絵で考えるタイプか、図で考えるタイプか。
この本の用語では、物体視覚思考者、空間視覚思考者の違いが知りたくて本も読みました。特に印象的だったところの備忘録です。
「物体視覚思考者、空間視覚思考者」という言葉だけでは違いがよく分からなかったのですが、要約上手さんがいらっしゃった。
・具体的なイメージで考える:物体視覚思考タイプ
・パターンや抽象的な概念で考える:空間視覚思考タイプ
この紐付けを持って読み進めるとよりわかりやすいです。
それぞれの分野でいう具体と抽象の例が載っていてわかりやすかったです。
(どこかに第1〜3章についてのコメントがあるわけではなく、既知だったので省略してます)
第4章 補い合う脳―コラボレーションから生まれる独創性
↑ 2010年代に教授とこの話をして進路を選んで、改めてこの話をしていたのだなと。
営業vs現場
ここで言う技術屋=視覚思考タイプの人のことで、「仕事を片付けてほしい」だけで話しかけられると本当に腹が立ってましたね。(私は技術屋でした)なんでイラッとするか言葉になってなかったけど、この文章を読んで腑に落ちました。
オーダーメイドが得意だし、意にそぐわないものは虫唾が走るので、具体的にするためのヒアリングには応えてほしいですね。技術屋はその瞬間の解決だけでなく、現場での実運用や数年先の運用までが自然と守備範囲になっているので。ビジネスパーソンがそこを軽視しているとは思わないけど。ビジネスを成立させるのも大事だし。
職場でどうしたら相互理解に繋がるかはパターンが無限にあるので一旦脇に置いて、思考タイプの違いから起きるもやもやポイントだけ。
何となくね、言語思考タイプの人にとっては、曖昧で、再現性がなくて、冗長な話が怒りポイントなのかなと思っていて。実際はどうなんだろう?(主語が大きい)
ちなみに私が、言語思考タイプ × アグレッシブなスタイルの人と話してた時、嫌な言い方をすると、断定的に、理屈をつけて、簡潔に"圧縮する"と地雷を踏まず話が先に進むな〜と思ってました。
明確に、図面や写真などで再現性を担保して、箇条書きで要点をまとめてから話すとも言う。
要約できたらいいんだけど、要約ではなく"圧縮"です🤷🏻
話を聞いてもらうためにかなり訓練してきたし、箇条書きだけで60点は取れるものも、本人としては大事なことを8割削ぎ落としてるので粗すぎて違和感がすごい。
訓練してきたし分かりやすさに定評もあるけど、それでも自分の主な表現方法ではないので疲れます。心底疲れたので最近はその癖を投げ捨てました。
…とはいえ、私もあまりに冗長すぎる話を聞くのはしんどかったです。時と場合、要約の粒度と精度が合うのはもう相性かなぁ。
合う人は余裕を持って1時間枠で打合せ時間を確保しても20〜45分ぐらいで完了するし、合わない人は2時間確保+1時間延長しても永遠に終わらなかったですね…(遠い目)
言語思考マッチョの極み💪🏻みたいな会議に自分の考えを持っていくときは、言語思考タイプ × アサーティブなスタイルの人に出力して、上手く要約してもらってました。もう昔々の話ですが。
ひらめきが訪れるとき
ひらめきが訪れるときも思考タイプによって異なる。
どっちタイプかな〜と思って読んでいますが、プログラミングは全然できなかったですね。これ以外にも異なる思考タイプの人たちのコラボレーションの事例が載っていて、一つずつ読んでみました。面白いよ!!
ここまで読んでみると物体視覚思考寄りだなあと思いつつ。
第5章 天才と脳の多様性
視覚思考と特異な才能が結びつくとき
音楽は空間視覚思考のほうを使っているのか〜へー。パターン化…変拍子…笑
数学はめちゃ得意まではいかないけど、理系に進むと決めた高2からマンツーマンの個別指導をつけてもらい、何となく分かるぐらいまでは勉強しました。
推薦で進路を早めに確定して、塾で線形代数を予習で教えてもらってました。
天才の脳の多様性
危険が"見える"
何がトリガーで、何を言ったら逆上するか、勘みたいなものはあります。みんなあると思うけど。8割方その人の地雷を踏まないし、無効化する作用もあります。昔は100%絶対地雷を踏まないような振る舞いをしてましたが、今は残りの2割はそもそも私と相性が悪いので諦めようと決めました。
これ、すごい同意する、めっちゃ分かる。
危険が浮かぶものはすぐ回避するから目に見えるケガは滅多にしないし、設計思想はまさにこれ。並の人も使いやすいもの。
言葉がなくてもわかる
感覚ね、本当に大事だよねぇ。
近しいことをして一周して返ってきた今、改めてこの説を読んで、次は何をしようかと考えるこの頃です。先人は海外にいた。
10年以上前にこの話を聞いてやってきたけど、今の日本に需要あるのかな?
今ってどんな感じなんだろうね。実際。
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