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ゆる言語学ラジオを聞いて|視覚思考者の世界|違いって楽し〜!

『ゆる言語学ラジオ』の『視覚思考者の世界』の回を見ての感想noteです。
言語思考マッチョ💪🏻のおふたりの話を聞いてめちゃくちゃ面白かったし、振り返ると「あぁだからすれ違ったのか」と思うことがあったのでつらつらと。

この話のもとになった本はこちら。

ちなみに私は絵で物事を考えるタイプです。
この本の中にある「視覚空間型思考判定テスト」では13点でした。
さらに分けると2タイプあり
・空間視覚思考
・物体視覚思考
どちらかというと物体視覚思考タイプですね。



視覚思考者側の世界

(1)絵を言語化すると、詳細フィードバックが生まれる|iPadは最強の伝達ツール

何かサービスを利用してレビューやフィードバックをテキストでお戻しすることが割とあり、その時に言われるのが

『分析してくれて…!😭💓(感激)』
『いっぱい考えてくれて…!😭💓(感激)』

え、全然…いっぱい考えてないし、めちゃくちゃ分析もしてないよ???感じたことを余すことなく言葉にしただけだよ?
このポジティブな違和感が薄っすら謎だった。なるほどね!!となりました。

このレビューという名の言語化する時には全く言葉で考えてなく、
良くも悪くも違和感を感じた時の場面を思い出して言葉に起こしてるだけ。
ふわふわしたものを言葉で固めてるだけ。
・・・あれ脳内で映像を思い出して言語化してるな?と気づいた。

言語で仮出力した後は、ちょっと順序を整理して、伝わるように言葉を調整してから伝えてます。
ポジティブフィードバッグははっきりと🫶🏻、ネガティブフィードバッグはクッション増々、簡潔に、改善策も添えて、アサーティブな伝え方で調整してます。

さすがに頭の中の絵をそのまま他人に伝えることはできないから、仕方なく言葉にしてます。
絵に書いたり、写真や絵や図を見せたりして伝えられないのがもどかしいと思っていたので、iPadを手にしてからめちゃくちゃ楽しいです。
公私問わずiPadを使って説明するとわかりやすいと評判で、行く先々でiPadを布教して導入されてます笑

(2)地図が読めないってそういうこと?!

「地図が読めない、道順覚えられない」という感覚がよく分からないな〜🤷🏻とか、
スマホを持ってるのに地図検索じゃなくて人に道を聞く人の心理が長年謎だったのですが、「3回曲がったらリセットされる。」「8回同じ場所に通っても覚えられない」と聞いておったまげた🫨
まじ??!!あ、空間を把握するってそういうこと?!そんなに苦手な人いるんだ?!!と気付きがあってめちゃくちゃ興味深い。

よく道を聞かれる属性でして、道を尋ねられた時に「地図見れば一発で分かるじゃん?なぜ聞く?何なら道尋ねを装った新手のナンパか…?」と思ってました。あれ本当に困ってたのね…。

とはいえ、継次処理より同時処理がわかりやすい私に、継次処理の道案内を尋ねてもミスマッチなので、「とりあえずどこどこへ行ってみて、またそこで人に聞いてみて💁🏻」といって終わりにしてました。
継次処理:1つずつ順を追って説明するパターン
同時処理:先に全体像や概要を説明してから詳細解説するパターン

渋谷のヒカリエの地下あたりで109に行くにはどうしたらいい?と聞かれた時の図。
400mしか離れてないけど、数年前のごちゃごちゃ地下通路時代にこれ説明するの難しくない・・・?

知ってる土地 × 新しい場所に行く時は「あの建物は昔訪ねたあのお店の近くだから、とりあえずマークシティ方面に向かえばいいよね🚶🏻何番出口かは近くに行ってからまた地図見よう」ぐらいのノリで近づいてるので、これを説明するの難しいな〜できないな〜と思ってました。

他には新橋駅の地下通路で浅草線に行くにはどうしたらいい?と聞かれたり。
(ゴールまでの道順が多いパターンを聞かれる。さすがに空でたどり着かんよ、私も🤷🏻
案内サインを頼りに歩いてるよ…角曲がるポイントでサインや出口の番号を頼りに歩いてるしなぁ…)
のニュアンスで「地図を見たほうが早いかも。」と言ったこともある。

何となく道を覚えてるはこんな感じ

ちなみに私は一度行けば何となく覚えます。駅地下ダンジョンもわりかし得意です。何なら地下のほうが人が少なくて歩きやすい。地上は人が多いし暑いし歩きにくい。免許は持ってますが、電車が楽なユーザーなので駅始点で考えてます。

何となく覚えてるとはいえ方向が分かりずらい場所もあります。
似たような高層ビル群や街並みがある場所は、方角を定めるまでに時間がかかります。その時は目的地近くの出口を出てから、線路や道の角のお店・コンビニで方角を確定してます。とりあえず目についた地上出口に出ると、ちょっと歩くし、何なら横断歩道がないとかあるから、近くの出口を使おうね。

ちなみに最近遭遇した方角確定までに時間がかかる場所は、東新宿、田原町、中目黒でした。田原町が難しいのは意外だったけど、4方向とも似たようなアーケードでちょっと迷いました。スカイツリーが近いはずなのに見えない、川があるはずだけど橋も見えない、と大きな手がかりが無いのが難解パターンです。

(3)美しい角度が分かるのは当たり前、写真や絵から拾えるのも当たり前

立体の形をイメージできるし、俯瞰でどの角度から撮影すると美しく見えるかも分かるし、どの高さから撮るといいかも楽に追求できるので、頭の中で図を回せない人っているんだ?!空間図形は落とす前提でテストを受けるって話も面白かった😂そこまで?!満点狙うほうが大変そうだけど?!「演算で垂線を把握するって見たほうが早いじゃん!」と思ってました。

1°までは傾きを許容できますが、2°以上傾いてる写真はものすごく違和感を持ちます。
撮ってきてと依頼した動画をチェック&角度修正していた時に「撮影方法は指示書を作って伝えたし、レクチャーもした、ご本人も真面目な人なのに、なんでこんなに傾いてることに違和感を持たないんだろう?撮影苦手なタイプだったかな…?🤔」と薄っすら謎でした。角度が分かるも当たり前ではないのだと腑に落ちました。自分が"傾き"に対しての感覚がシビア寄りだと気づいたのもこの時ですが。

そして写真から読み取れない人がいることもかなり衝撃的だった。あー過去に仕事で出したもの、伝わってなかったかもな…と思いました。そりゃ伝わらないね🤷🏻

『話すほうが早い』が言語思考マッチョの言葉とするなら『見たほうが早い』は視覚思考マッチョならではですね🤔

(4)実はカタカナを間違える率高い|文字より音覚え

ディスレクシアではないけど、カタカナで覚えようとするとめちゃくちゃ間違えるので、カタカナを発声する時はちょっと気を付けるモードになります。
前後ひっくり返して覚えちゃうんだよね。音覚えをしていて"音声"覚えをしてないゆえですね。単語の頭とお尻が合ってたらそう読める、の方だと思ってたよ?(タイポグリセミア|Typoglycemia )
ちなみに発声してる時には全く気づけず、テキストを打って予測変換で出てこない時に初めて間違えて覚えてたことに気づきます。

《間違え例😂》
マクゴナガル先生 → マコグナガル先生
ボキャブラリー → 語キャブラリー
雰囲気 → ふいんき
コミュニケーション → コミニュケーション
腹腔鏡 → ふくきゅうきょう
ディスレクシア → ディスクレイシア

なので漢字や綴りといった視覚情報とセットで覚えてます。

マクゴナガル先生 → McGonagall
ボキャブラリー → vocabulary
コミュニケーション → Communication
ディスレクシア → Dyslexia
ふんいき → 雰囲気(雨に分だから、「ふん」と読むね🤔と修正をかける)
ふくくうきょう → 腹腔鏡(ああ、にくづき(月)に空だから「くう」と読むね🤔と修正をかける)

ふいんきと雰囲気はMIU404が懐かしい
『ふくくうきょう』ってめちゃくちゃ言いづらくない?

(5)イメージ検索もわかる|なにかと絵が先行

何なら脳内のイメージは外部にシェアする必要性ができるまでは言葉でラベルをつけてないです。外部と共有する時に真面目に言葉でラベルをつける感覚。
ラベルをつける時は、しっくりくるニュアンスの言葉を引っ張ってきて、イメージと合うか類語検索と本当の意味と用法の確認をして確定してます。
ものの名前もラフに覚えていて(言語であんまりシェアしないから)、形や色など視覚情報で格納されてます。
図面を書く能力も持っていますが、数字も「数量を把握するための言語」ではなく「解像度を上げるための言語」というニュアンスで取り扱ってます。

(6)美術館もキャプションだけでいい?!

美術館に行った時は「キャプションはサラッと読むけど実は読みづらいなー。乱視があってぼやけるし実物を見る方が楽しくない?」と思っていたのですが、言語思考マッチョ💪🏻の二人が「キャプションだけ書いてくれたらいい」「キャプションはあればあるだけいい」と話していておったまげた🫨
現物が目の前にあるのに文字情報だけで作品を観る人いるんだ?!という衝撃がありました。

ちなみに視覚思考者の美術館の楽しみ方💁🏻

昨年大人気だったDior展
引きで見て、寄りで見て、さまざまな角度から眺めて楽しんでました。
中にワイヤーとか入ってないのにこのふんわりシルエット作ってキープできるのすごいとか、袖のボリュームのニュアンス可愛いな〜刺繍の山吹色からオレンジ色へのグラデーションが美しい、シンプルに良い色…など目の保養でした。
見て楽しんで700枚ぐらいになりました。何でも写真で記録しますね。

ちなみにキャプションを読んでる暇はなかったので、後で読もうと一応写真は撮りましたが、ほとんど読んでないです。友達に話す用に初めて目を通した感じ。キャプションがいらないではなく、現物を見るのが楽しいの意。

(余談:「美術館でほぼ全て撮影OKってどういうこと?!いいの?!」と思っていたけど、現在のDiorのクリエイティブディレクターであるキウリさんがスマホでバシバシ撮ってSNSに共有していくスタンスなんだとか。)

(7)言語思考者の会話のテンポに合わせるには、テキトーに言葉を発する怖さを乗り越える

デフォルトではあの速度感に発声がついていかないんですよね。発声するためにコンパイルというか校閲を10回ぐらい通してる感じ。でも割とテキトーで大丈夫なんだよな〜と思うこの頃です。

はあああ雑すぎて嫌だあああ😩
もっとドンピシャなワードあったなー😣
その場にいる人の何割かはザワッとするような言葉選びしちゃったなー🫢
…を全て無に返すのが飲酒です。忘れてしまうけどね。

会話のテンポがまったりしてること、矢継ぎ早トークに勝てないことが密かなコンプレックスでしたが、出力までの経路がこれだけ違ったらそりゃ追いつかないわ🤷🏻まーいっか。

音声はゆっくりだけど、音だけなら早いかも。そういえば音のニュアンス🎺を音で表現して、それを聴いてた友達に「音で会話してる…」とびっくりされたこともあった。

面白いなぁ

視覚思考者側の世界をつらつらと書いてみました。他人のなんで苦手か?まで深く気にしたことなかったな〜

よく喋る人たちを見てる(聞いてる)のは面白いです。一緒にラリーをして楽しむではなく観覧してる。よく喋るな〜と思って眺めてます。(煽ってないよ。淡々とそう感じてる)
あとワードセンスが抜群に良い!しっくりくる言語化が上手な人が多くて、ツボにハマってケラケラ笑って楽しんでます🌞

仕事で同じ話題を話しているのに何か噛み合わない人いるな〜歩み寄ろうしても全然成立しないな〜と思っていたけど、そういえばその人もこういう話し方・ワードチョイスしてたな〜。言語思考つよつよタイプだったんだな〜と思いました。

続きの動画はこちら。こっちもめっちゃ笑った😂


(おまけ)私も怖いって言われることあるわ。

めちゃくちゃびっくりしたり🫨、笑ってる😂のは、「そんなに違いがあるとは思わなかった!予想を遥かに上回る衝撃!」の意味で、できてないを指摘してけなす意図はないです。念のため。

一般的に?細かいところまで気づくので、そこについてコメントすると「ご指摘ありがとうございます!」「ご提案ありがとうございます!」とやんわり怖がられます。面倒くさいと怖いが混ざったみたいな感じ。
違うんだ、責めるつもりも全く無く、けなす意図も全く無く、ただネゴりたいだけなのよ。私もそこまでしてわざわざ伝えるのは心底面倒くさいけど『発案者の許可なく変更を加えることは大変無礼』という概念を持っているので、勝手に変えちゃ悪いよね、伝えなきゃ!と思ってます。


話の元になった『ビジュアル・シンカーの脳』を読んでみた感想はこちら


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