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ものさし。

〜クルーズ物語(12)〜

マツダ ミヒロさん・伊勢隆一郎さんが企画された未来型社会貢献プロジェクト「Life Startup」。

で、まさかまさかの豪華クルーズに当選!

クルーズ物語1〜11はこちら。
note マガジン「クルーズ物語」

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クルーズ物語(11)で、いつのまにか踏んでいたブレーキのことを書いた。

よさラボはとてもいいチームだと思っている。
こういうチームをつくることのできる「よさ会議」もいいと思っている。

でも。
大きく売れているわけではない。
収入的な成功がともなっていない。

だから、ブレーキをぎゅっと踏んでいる。

「こういうチームはいいんですよ!
でも結果がともなうとは言い切れないから
あなたにとっていいかどうか…ねぇ?」

…というエネルギーが、いつもわたしの意識の土台にあったのだ。

これは、その続きの話。

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ブレーキの存在に気づいたのは、クルーズの初日だった。

気づいた瞬間から、
「このブレーキ、踏みたくないなぁ」
と思った。
でも、ほぼ無意識で踏んでいるこのブレーキ。
意識するだけで、踏むことをやめるなんてできるのだろうか。

その翌日、ミヒロさんと伊勢さんが開いてくださるセミナーの場があった。
お二人に質問ができるその場で、わたしは一番に手を挙げ、ブレーキの話をした。

そして、ハワイに招待されて、人生が変わったという伊勢さんには、

「何がどう変わったのですか?」

魔法の質問家のミヒロさんには、

「こんなわたしが答えると良い質問は何ですか?」

という質問をした。

伊勢さんはその頃の心境や出来事、行動を話してくださった。(ここでは詳細は割愛)

そして、ミヒロさんにいただいた質問は、

「誰を喜ばせたいですか?」

だった。

この質問を聞いただけで、涙が溢れてきた。

これは、マーケティングとしてターゲットを決めるとか戦略的な意味合いの問いではない。
「わたしの気持ちとして」、喜ばせたい人は誰?ということだ。

ほんとうに好きで喜ばせたい人を
純粋に100%喜ばせようとすること。

ほんとうに好きな人を喜ばせたいと思うとき、
「売上がともなってないわたしが これやったらダメかな?」
「実績のないわたしが喜ばせる資格ないかな?」
なんて思わない。
持っているもののすべて、できることのすべてで、ただただ喜ばせようとすればいい。

………(涙、涙、涙。)

心が震えた。
ものすごくエネルギーを使って、受けとめようとしているわたしがいた。

わたしは一番に質問をしたわけで。
この後もまだまだセミナーは続き、他のチームの方たちがいろんな質問をされたのだが、かなりボー然として過ごした(笑)
(ちゃんと聴いていたけど!)

もうひとつ、心に刻み込まれた話がある。

船を降りる前日の、フェアウェルパーティーで。
セミナーの場でしかお話したことのなかった伊勢さんにちゃんとお礼が言いたくて、よさラボの3人でお話させていただいたときだった。

伊勢さんがこんなことをおっしゃった。

「ものさしが違うんだよ」

(もしも「売上は上がるのか」と言われても)
「相手のものさしの下に入らずに、『それはあなたのものさしでしょ』って言い切っちゃえばいい」

『売上?上がるとは思いますよー、チームの関係性や雰囲気が良かったらモチベーションも上がるでしょうし。
でも売上上げるのはあなたの仕事!(笑)
私たちはチームの関係性を良くするプロなので♪』って」

………!

………!!

………!!!

ほんとうだ。
ものさし、違うよね!!!

わたしは勝手に、自分たちのものさしを、「売上ものさし」にすり替えたり同化させたりして、自信を持てずにいたのだ。

_(┐「ε:)_ズコー!

(娘の口癖 再登場!笑)

わたしにとって、売上ものさしも要らないものではない。
その視点が必要なときもある。

でも、それは、
「チームの関係性・心理的安全性ものさし」
「よさよさものさし」
「チームでよさを活かし合うものさし」
とは別物だ!!!

これがわかったとき、とてもエネルギーが漲ってきたのだった。

わたしたちは、自分たちのものさしの目盛りを満たしていこう。
喜ばせたい人を、全力で、
自分たちのものさしで喜ばせることをしよう!

クルーズ船を降り、帰りの飛行機の中で、クルーズ中に書いていたメモを振り返った。

初日の夜に書いた、わたしのブレーキのこと。
それを見たときに、書いたときとまったく違う感覚になっていた。

あぁ、このときのわたしは、ものさしを混同していたし、喜ばせたい人を喜ばせる純粋な気持ちも失っていたな、とわかったのだ!

こんな短期間で、こんな変化が起こるものなのか。
クルーズってすごい!!!

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