今日の様子、エルメスの話、ドイツ第三帝国崩壊の日、フランスとドイツ

今日はお天気も良く、街中まで散歩してきました。

まず公園の中を通り、

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街のショッピング・ストリートへ。

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入店人数は制限されており、店外で最低1.5m の間隔を置いて待ちます。ここエルメス・ブティックも同じです。

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ちなみにフランスの高級ブランド『エルメス』の創始者ティエリー・エルメスは1801年ドイツ西部の街、クレーフェルトに生まれました。ドイツ人ですが、ティエリーの祖先はもともとフランスのユグノー教徒に遡り、フランスで迫害を受けてドイツに逃げてきたのだそうです。
クレーフェルトで馬具職人となったティエリーはフランス人と結婚してパリ北部の郊外に移ります。1837年、パリのマドレーヌ寺院の近くに店を開きます。これが今日のエルメスの起源です。

さて、高級ショッピング通りからちょっと外れて旧市街に入ります。

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地元の有名なパン屋さんですが、ここでもマスクを準備して間隔をとって待っています。


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マルクトの花屋さん、距離は守っていないようでしたが、(路上の)一線はーつま先以外はー越えていないようです。


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しかし、驚いたことに、カフェが開いていました。レストランとカフェはまだ閉鎖のはずだからです。
ここ『Au merveilleux de fred』(オ・メルヴェイユ・ドゥ・フレッド)はフランスが本店のパティスリーです。ショーケースに見える有名なお菓子《メルヴェイユ》はメレンゲとクレームの配合が絶妙な逸品ですが、日本には未上陸なようです。

75年前の今日5月23日、ドイツ第三帝国が倒れました。
先立つ5月8日、ドイツの無条件降伏をもって第二次世界大戦は終了しました。
4月30日に自殺したヒトラーは自分の後継者としてカール・デーニッツ海軍元帥(Karl Dönitz)を指名し、大統領となったデーニッツが無条件降伏をしたのです。
5月23日、北ドイツのフレンスブルク=ミュルヴィーク(Flensburg-Mürwik)にいたデーニッツは420人の政府要員と共に逮捕されました。
このニュースはパリ発で『フレンスブルクの破滅』、『ストレンジ・ショー』と大々的に流されました。

第二次世界大戦終了75年の今年、ヨーロッパでは様々な記念式典が予定されていました。しかし新型コロナ・ウィルス感染拡大を受けて、規模の大幅縮小、内容変更を余儀なくされました。

FOTO : ©Kishi


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