オペラの記録:ザルツブルク復活祭フェスティヴァル最終日(4月18日)、ワーグナー《ローエングリン》


4月18日、イースターの月曜日には、ザルツブルクで『ザルツブルク復活祭フェスティヴァル』最終日のワーグナー作《ローエングリン》を観ました。

ザルツブルク復活祭フェスティヴァルの芸術監督を2013年から務めたクリスティヴァン・ティーレマンも今年が任期最後でした。


劇場(Grosses Festspielhaus)前。

フォワイエの花。

客席。

オーケストラ・ピット。
ザクセン・シュターツカペレ・ドレスデンがピットに入ります。

プログラム。

プログラムにはティーレマンとシュターツカペレ・ドレスデンに対する謝辞が述べられています。

カーテンコール。
いきなりスタンディング・オーヴェーションでした。

私がこれまで観た《ローエングリン》演出では、

1998年、ハンブルク・オペラ(ペーター・コンヴィチュニィ演出)、
第一次世界大戦前の学校の教室を舞台に、合唱を未熟な子供とした、

2011年、バイロイト(ハンス・ノイエンフェルツ演出)、
実験ラボを舞台に、合唱をネズミにした、

この二つの制作が双璧だったのですが、これに今回のヴィーラー&モラビト&フィーブロックが加わりました。

私がこれまで聴いた《ローエングリン》の指揮者としては、2018年バイロイトのティーレマンが最高でした。
今回はティーレマンが音楽総監督を務めるザクセン・シュターツカペレのザルツブルク復活祭フェスティヴァルでの最後の演奏ということもあり、そして、ティーレマンも同オーケストラを去ることから、ザルツブルクまで出かけました。

今、《ローエングリン》を振ったら、ティーレマンの右に出るものはない、と言う高評価を裏切らない、素晴らしい公演でした。

FOTO:©️Kishi

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