コンサートとオペラの記録:9月27日、ライン・ドイツ・オペラ(デュッセルドルフ)、ウルマン作曲《アトランティスの皇帝》新制作
9月27日、ライン・ドイツ・オペラ(デュッセルドルフ)の新制作《アトランティスの皇帝》を観ました。初日は9月19日だったのですが、この日はケルンWDR響のコンサートに行ったのでこの日になりました。
ライン・ドイツ・オペラはデュッセルドルフとデュースブルク、ふたつの劇場を持っています。これはデュッセルドルフの劇場建物の正面です。
住所はハインリヒ・ハイネ・アレー。デュッセルドルフ生まれの詩人ハイネに因んでいます。ハイネの生家はこの通りを渡ってすぐの旧市街にあります。
ライン・ドイツ・オペラの劇場建物の側面です。
劇場の階段から窓の外を見たところ。
3階部分にあるフォワイエ。ここで公演前の説明会があります。
客席内部。
この日のプログラムと配役表。
公演後のカーテンコール。
《アトランティスの皇帝》は、ナチスの強制収容所テレージエンシュタット(チェコ北部)内で、ヴィクトール・ウルマンが作曲、ペーター・キーンがテキストを手がけました。収容所内で、上演を目指してリハーサルが進んでいたのですが、突然中止され、1944年10月16日、2人はアウシュヴィッツに移送され、ガス室で殺されました。
世界初演はそれからほぼ30年後、1975年12月16日アムステルダムでした。
《アトランティスの皇帝》はナチの強制収容所で作曲された唯一のオペラ作品です。
FOTO:©Kishi
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