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声の立ち上がり

歌い始めの第一声。
みんなが聴いてくれるかどうかは、この第一声にかかっています。非常に重要!
重要なのはわかるけど、苦手じゃないですか?
それはなぜでしょう?

緊張であったり、上手く声出さなきゃというプレッシャーであったり、メンタル面が邪魔してるのかもしれません。
気持ちに囚われてしまって、呼吸が乱れる、口の形の準備が間に合ってないのかもしれません。

あとは瞬発力です。
民謡で言うならお囃子の方はものすごい瞬発力で歌っています。
キレッキレの歌ばやしだと、本当に気持ちがいい。

では、確かめてみましょう。
風船を用意してください。
そして、せーの!はい👏
一息でフッと膨らますことができますか?
できたあなた、おめでとうございます👏👏👏👏👏👏
丁寧に練習すればすぐに克服できるでしょう。その息の出し方と口の形に気をつけてください。口の形は最初の母音で変わりますので、基本はありますが、自分で出しやすい形、舌の位置、試してみてください。舌は力を抜いて、表情もリラックス。しかめっ面はつらそうに見えるのでやめましょう。

風船を膨らますことができない場合は、腹式呼吸について勘違いしてるかもしれません。空気が入るのは肺です。空気が入った肺からお腹の力で横隔膜を引き上げ空気を押し出すのです。お腹に空気は入りませんよ。まずはそこに戻って練習してみましょう。

私は歌に迷ったときは小さい子どもたちの歌を聴きます。
大人になると脳でいろいろと考えすぎてしまうので、声にリミッターがかかる方が少なくありません。
子どもたちは素直に声を出します。
そしてその歌は人に元気を与えます。
あなたも子どもに戻ったつもりで歌ってみてはいかがでしょうか。
考えすぎて声が出なくなった時の解決法にもなりますよ。

人間の体の構造は同じです。
誰かにできてあなたにできないわけがないのです。自信を持ちましょう。

そして動物たちも至ってシンプル。
声の立ち上がりの悪い動物なんていないのですから。

力を抜きましょう。
大きい声は無理に出そうとしない。
息をいっぱい出しても大きい声が出るわけではありません。
声は空気の振動です。
すべては息を出すタイミングにかかっているのです。

近々、とあるミュージックスクールで講師をするかもです。
決まったらお知らせするので、その時はぜひレッスン受けに来てくださいませね❣️

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