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LANDRESSのミッション

私は、海外の方が日本の自然のなかで行うウェディング、英語でDestination Wedding in Japanというサービスをつくっています。

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ウェディングビジネスを始めたのは日本に戻ってきた2018年。中国やアジアから日本を見ると、日本の自然の豊かさは圧倒的な魅力だったのと、北海道の無料に広がる海山川に解き放たれて自由奔放に育ったおかげで得た感性は、もしかしたらこれからの時代、日本以外の国の人にとってもお金を払っても体験したい価値なのではないかと仮定したのだった。

海外では当たり前にあるDestination Weddingという考え方が当時まだ日本になかったこと、そして世界に通用する日本人のウェディングプランナーもなく、、というか私たちの国のブライダルサービスは、世界から見向きもされていないどころか、知られてもいなかったのだ。

理由は簡単。
99.9%の事業者が英語でサービスを展開していないからだ。


ここに危機感を抱いている業界人はどれくらいいるんだろう。
海外在住のカップルから、日本のウェディングはダサいからサプライヤーは日本人ではなく海外から持ち込みたいと言われ心からくそー悔しいという思いをしたり。
逆に日本の結婚式場からは海外のカップルはお断りされたり、土日祝NG(平日なら受け入れ可能)と差別的な扱いを受けたり、もちろん持ち込みNGだったりするので、サービスのクオリティが国内止まりなのも当たり前だよなーと痛感したり。



日本として海外のトッププランナーと肩を並べるにボトルネックな要素は沢山ある。

・まずは事業者側の課題。カップルが住む国や文化によって受け入れできるできないの差別/区別が普通に広がっていること。
・日本社会においてウェディングプランナーに対する社会的地位(≒給与水準≒優秀な人材)やリスペクトが圧倒的に低くパフォーマンス力の底上げが起こりにくい。
・安売り合戦に飲まれて安い労働力を集積させたサービスになってしまい、ホスピタリティやサービスに対価が支払われずボランティアにちかくなってしまう業界構造
・日本社会にパーティー文化が根付いていない。
・ウェディングで求められるエンターテイメントのクオリティが低くなってしまいレベルが上がりにくい
・会場型/薄利多売のロールモデルに、曖昧にファッション性を優先しながら西洋型の結婚文化様式を取り入れたために、結婚式という儀式が持つ意味を見失っていること。


大江千紘という人間が、未来の社会に残す価値を生み出せるなら何かという問いに対する一つの可能性として、業界や文化を外から見たからこそ、新しく本質的なウェディングのあり方の一つをランドレスを通して世に提案できたらと思う。

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