Uターン出店計画__1_のコピー4

補助金を調べる。

(ちょっと、今さらなんですがアイキャッチのタイトルが可読性低いよね。。センスないんだよな)

前回までにコンセプトを考えたり、立地を考えたりしてきた。

先週末、あおもりUIJターン創業相談会in東京という創業者向けの相談会に行ったので、そのあたりもまとめていきたいなと。

あおもりUIJターン創業相談会in東京、in交通会館。

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やってきました、有楽町の駅前にある交通会館!
知らない人のために補足すると、いろんな都道府県の物産館や、パスポートセンター、オフィスなどを擁する複合商業施設です。

8階に「ふるさと回帰支援センター」なるものがあり、各都道府県のUIJターン移住などの相談窓口が設置されています。

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「ふるさと回帰支援センター」フロアマップより。

移住者向けのパンフレットとかをたくさん置いてます(三重県には大きい伊勢海老がいた)。受付から入ると、奥のほうに「青森県」ブースはありました。

めっちゃ相談にのってくれる。

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事前に相談したい内容移住時期など、簡単にメールでやりとりをして、迎えた当日。

「支援制度・補助金」「起業の融資を受けるときの金融機関」「実施までのスケジュール」などなど、詳しく知ることができ、具体的に歩みを進められそうな光明が見えた気がする。
項目が多いので分けて書くことにして、今回は支援制度や補助金についてまとめていくことにする。

【全国】移住支援金・起業支援金。

地方創生起業支援事業・地方創生移住支援事業として、2019年度にはじまった2つの支援金。概要はこちらからわかります。↓

「移住支援金」は、以下のような内容。

地域の重要な中小企業等への就業や
社会的起業をする
移住者を支援します。
(最大100万円)
※単身の場合は最大60万円

東京23区に5年以上、居住または通勤している人は最大100万円支給してくれる。

青森県の場合は、対象のマッチングサイトに掲載する対象求人に就業するか、起業支援金の交付を受けること、などが条件(5年以上の居住や勤務の意思がある人が対象)。


そして「起業支援金」は、以下のような内容。

地域の課題に取り組む
「社会性」「事業性」「必要性」 
の観点をもった起業
(社会的起業)を支援します。
(最大200万円)

対象となるのは経費の½以内、最大200万円だそう。

「移住支援金」と「起業支援金」を合わせたら、最大300万円まで支援金を受給できる。

ただし、

2019年度から6年間を目途に地方公共団体が主体となって実施するものです。

とあり、予算が決まってからだそうなので、2020年度にこの支援金があるかどうかは、2月下旬から3月頭くらいにわかるとのこと。エーッ! ナマゴロシ〜〜!

ちなみに、起業支援金は2019年度でいうと、2019年4月1日以降に移住していて、9月頃までに募集が終了、2020年1月10日までに開業できる状態にしなければならなかったらしい。期間短い〜! ムリゲ〜〜!!!

そんなこともあって、聞いた話によると2019年度にこの支援金を受給できたのは1組のみだったもよう(飲食店だったそうな)。

【八戸市】ほんのり温ったか八戸移住計画支援事業。

八戸には「ほんのり温ったか八戸移住計画支援事業」(事業名が長い!)もあり、「移住支援金」を使って就業する人に対して、

・面接などのためにかかる交通費を1回あたり1万5000円を2回まで
・移住準備のための引越し費用など最大10万円まで
・市内の賃貸住宅の家賃を最大6ヵ月(3万円/1ヵ月)
・小中高校生1人あたり一律4万円

を助成してくれる。なかなか手厚い!

ただし、「ほんのり(以下略)」は起業者は対象ではないので使えない。シュン……。

八戸以外でも、青森県内なら似たような支援事業がありました。使えそうな方、ぜひお役立てください。

【八戸市】中心商店街空き店舗・空き床解消事業補助金。

移住支援金・起業支援金ともうひとつ、八戸市の補助金として調べていたのが「中心商店街空き店舗・空き床解消事業補助金」

八戸市の中心街にある空き店舗を使って、お店を出す人を対象にした補助金だ。こんな条件。

空き店舗・空き床に新規出店するにあたり、改装工事を行うものであること。
内装、外装、給排水衛生設備、空調設備、サイン、電気・照明工事等に要する経費並びに建物と一体となって機能する設備の設置に要する経費(商品陳列棚、店舗看板等で建物に固定されるものを含む。)
(注意)厨房機器等の機械設備、備品等は補助対象外です。
補助対象経費の3分の1以内の額(上限:200万円)

立地を考える。」でも書いたけれど、下のグレーの箇所に面した店舗である必要があり、

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営業時間についてが、ちょっと厳しめ。

営業時間は、正午までに開店し、かつ、午後6時以降に閉店するもの(ただし、飲食店にあっては午前11時から午後4時までの間の3時間以上の営業を含む、1日6時間以上の営業)であって、週5日以上営業し、通年営業するものであること。

これをやろうとするとランチ営業をしなくてはならないけど、利益率よくないしコワーキングでもやるか? と考えていた。

※これも2020年度にあるかは今後発表される。

「起業支援金」VS「中心商店街空き店舗・空き床解消事業補助金」。

今回の相談会で対応してくれた方曰く「起業支援金」と「中心商店街空き店舗・空き床解消事業補助金」では使える経費がかぶっているため、重複して使うのは難しいかも、とのことだった。

だとすると、経費の⅓以内を補助する「中心商店街(以下略)」より、½以内を支援してくれる「起業支援金」のほうが良いかな、という話になる。

【青森県】21あおもり未来チャレンジ助成金。

するともうひとつ、21あおもり未来チャレンジ助成金」なる助成金の存在も教えてくれた。

県内において創業する者又は県内に事業所を有する中小企業者、NPO法人、農事組合法人等、中小企業等と農林漁業者との連携体
※同一事業者は、通算2回まで助成事業の採択を受けることが可能

対象となる事業は、

新商品・新技術・新役務(サービス)の開発及び販路開拓を行う事業

で、対象となる経費は、こんな感じ。

①講師又は外部専門家に対する謝金・旅費
②会議費、会場借上・整備費、印刷製本費、資料購入費、通信運搬費、集計・分析費、調査費、広告宣伝費、翻訳料、原稿料、職員旅費、受講料、消耗品費、機器借上料、借損料等の事業経費
③原材料費(量産品等には使用不可)
④機械装置・工具器具備品費(単価50万円(税抜き)以上のもの、中古品や汎用性のあるものは対象外。当該経費は総額で100万円(税抜き)未満。)
⑤外注加工費、研究開発費、委託費(全ての業務委託は不可)

½以内または⅔以内、最大300万円まで助成を受けられるという。

ここでひらめいてしまった、店舗をつくるための経費は「起業支援金」、私がフリーマガジンをつくる経費は「21あおもり未来チャレンジ助成金」で申請できるのでは!?

補助金を使うことへの後ろめたさ。

こんなノリノリで書いてきましたが、補助金を使うことへの後ろめたさも正直ある。

以前、Re:sの藤本智士さんが、補助金に頼らずクラウドファンディングで「いちじくいち」を主催することについて、BAMPでこう語っていた。

僕は街場の人が何かを始めるときに、役所の補助金に頼りすぎているんじゃないかっていつも思っているんです。それに対する反骨というところもあるのかもしれないけれど、最近はやっぱりそうだよなって思うところもすごくあって。
というのも、僕は何事も自分たちでやるっていうところからスタートして、ちゃんとかたちを見せて、これなら信頼できるから補助するとか、協力したいと思ってもらうのが一番理想やなと思っているんです。要は信頼の積み重ねの上に、予算が後から乗っかってくるイメージです。
だから、役所もスタートアップの資金として闇雲に補助金を出すのはやめた方がいいと思っていて。よそものの何だかわからない活動にリスクを背負って投資をするよりも、これなら信頼できると思ったものに、後から投資をした方が役所にとってもいいじゃないですか。大事な税金を使うならなおさらですよね。

これには頷いたし、できればそうありたい。。

ちょっと後ろめたい。けど、資金力がないから開き直って、狙えるものは狙っていこうと思う。。。


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