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「感情と欲求の関係性」
正しいからいうことを聞くのではない
あなたは今までに、このような経験はないだろうか?
「相手の言っていることは確かに正しいけど、感情的に許せないなー」
「相手に対して怒りを感じているときは、素直に受け入れることができない」
どんなに正論を言われたとしても、どうも許しがたかったり、納得いかなかったりなどの経験は、誰にでも1度はあるかと思います。
では、なぜ正しいことを言われたとしても、許せなかったり、素直に受け入れることができないのでしょうか?
私たち人間は、どんなに論理的に正しいことを言われたとしても、「感情」が同意していなければ、、真に受けることはできないのです。
それは、私たち人間はすべて感情によって動いているからです。
マズローの欲求五段階説
アメリカの心理学者アブラハム・マズローは、「人間は自己実現に向かって絶えず成長する」と仮定し、欲求五段階説という形で、人間の欲求が5つの階層に分けられることを解き明かしています。
1つ目は「生理的欲求」とされる「生きていくうえで必要な欲求」です。
これは例えば、「喉が渇いたから水を飲みたい」といった、生きていくうえで必要なものを満たしたい欲求です。
2つ目は「安全の欲求」です。
1つ目の「生理的欲求」が満たされると、「安全」について考え、「自分に対して危険が及ばないか」ということ。
具体的には、雨風など化をしのぐための「身の安全」がありますが、「心の安全」も含まれます。
「心の安全」とは、誰かに攻撃されて傷つかないかどうかということ。どんなに雨風をしのげる場所へいたとしても、毎日その場所で周りから誹謗中傷をされたりしていては、「心の安全」は保てませんよね?
一方で、「心の安全」が満たされていたとしても、雨風をしのげる場所がない状態では、「身の安全」が保てません。
つまり、安全の欲求を満たすためには、「身の安全」と「心の安全」の両方を満たす必要があるのです。
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