「鵜呑み」にするのではない
「優秀な人は、他人からのアドバイスを『素直に』聞き入れ、最初の行動が早い」と言われて、否定する人はいないでしょう。
しかし、これを実行しても、結果が出る人と出ない人がいるのも事実です。これは、「素直」という言葉の解釈に違いがあるからです。
鵜呑みをしてはいけない
仕事ができない人や、成果が出せない人は、
「素直」=「鵜呑み」になっています。
鵜呑みだと、言われたことを自分の都合のいいように解釈して行動することになります。うまくいかなくても、相手の意図が分からないので、ただ一生懸命、気持ちが続く限りやり続けることになります。
すると、「今日はダメだった。明日はもっと頑張ろう!」と同じことを繰り返すか、結果が出なくて気持ちが折れてしまうかの、どっちかになってしまいます。
いずれにしても長続きはしません。逆に失敗したというマイナスの感情と記憶が生まれてしまい、チャレンジする気持ちも失ってしまいかねません。
一方で、仕事ができる人や、成果が出せる人は、
自分の価値観、主観、経験を抜きにして、相手の情報をフラットに聞きます。
価値観、主観、経験が情報を歪めることを知っているからです。
例えば、「コップに水が半分入っている」という事実を聞いたとき、それが「半分しかない」のか「半分もある」のかを、相手の意図を踏まえて発想するのです。
「なるほど、この前提の場合は、コップに半分もあると解釈した方がいいのだな」と、相手の思考回路に合わせられるので、正しい行動や判断ができるのです。
しかし、実際に主観なく物事を見聞きすることは難しいので、自分の思考の癖を知っておくといいでしょう。癖が分かれば、自分で修正できます。
自分が判断したことに対し、
・意見や結論を真逆に考える
・対象を入れ替えて考える(営業ならお客様の立場で考える)
ということをしてみると良いでしょう。
ひと通り考えたうえで「それって本当?」と自問する癖をつけておくことも一考です。
今回の話題を簡潔にまとめると、できる人は「思い込みを捨ててかんがえることができる!」ということです。私自身も、思い込みを捨ててこれからも頑張りたい!
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