見出し画像

あなたは誰とくらべたがる?

こんにちは、トミモリです。

今日は、「比べるなら“過去の自分と“の一択で」というお話です。


あなたは、つい誰かと自分を比べたりしますか?

もしくは、周りの誰かに“自分と他の誰か“とで比べられたりしますか?


最近、たまたま“比べること“に対して、

「もー!!」

と内心思うようなことが2回ありました。


1回目は他事務所の上司が言った

「前にいたAさんはすぐに理解したのに、Bさんは言ってもすぐに伝わらない。まだまだだな」

という言葉。


2回目も他事務所の社員さんがパートさん(Cさん)に言ったという

「Cさんはこれが苦手なんですか。Dさんなら簡単に組み立てることができてましたよ」

という言葉。


どっちも、Bさん・Dさんに対して貶めるというか、悪くいうつもりはなかったのかもしれません。

「まだまだですね」という、

「これから頑張れ」

というニュアンスの言葉だったのかもしれません。


でも、同じ「これから頑張れ」なら、

誰かと比べる必要はないんじゃないかなとか、

別に誰かと同じように理解出来たり作業できたりが出来なくても良いんじゃないかなとか、

「そこでなぜその比べる言葉を使う?!」と無性にイラッとしたんです。


後から、なぜそんなにイラッとしたかを考えた時に、多分私自身が他の人と比べられたくないし、比べないようにしているからかな、と思ったんです。


同じ会社にいる人といえど、同じ仕事が全く同じレベルでできる人ばかりではないですし、

最低限のある程度できて仕事として他の人に迷惑をかけなければ良いんじゃないかな、と思っています。


そこから先の、

『仕事のスピードが速い』とか、『仕事のミスがほぼない』とかは良いことだと思うので自分なりに工夫していくことは必要だと思いますし、

さらに『仕事が丁寧』や『他の人からの指示を聞き取ってすぐ理解する』ことは、もちろんできれば良いですし、喜ばれるとは思いますが、


そこができていないからといって

「○○さんはできていた、それに比べて…」

と言われるようなことではないと思うんですよね。



じゃあどうやってその人にもっと良くなってほしいことを伝えたら良いのか、と考えても、

誰かと比較しなくても

「こういうふうになってほしい」

を伝えることはできます。


もちろん、身近なモデルとして比較する人を上げることは簡単なのですが、

そこを比較されても「できていないよ」と言われた人は、

比べられて劣等感を刺激されるだけで、比べられた人の良いところを見習ったりする訳ではなく、むしろ素直に言われたことが中に入っていかないことが多いと思います。


だから、まずは

・その人が今できていることを丸ごと受け入れる

・その上で、この人にはここまでできてほしい、ということを伝える

・それができるようになったら、「前と比べてできるようになったね」と過去のその人と比べて良くなったこと・上達したことを伝える

と接していく、いう意識が大切なんだと思います。


他の人だけではなく、もちろん自分に対しても。

「あの人はすごい、それと比べて私はこれができない」

ではなくて、


「今は私はこれができない、でも練習しよう」

そして、「前はできなかったけど、できるようになった!」


と比べる対象を過去の自分一択にできるようになれば、周りを気にせず、自分らしく自分を認めていけるのではないかな、と思っています。


人と比べて、劣等感を抱くのは簡単です。

でも、劣等感から自分の成長に繋げていける人ばかりではありません。


それよりも、

「前よりもこんなことができるようになった!」とできるようになったことにフォーカスを当てられる人生にしていけると、

少し楽に生きていけるかもしれませんね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?