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はじめてみよう、万年筆生活

インクブームのおかげで、色々な色のインクを毎日楽しめるようになりました。ボトルインクを手軽に楽しめるのはガラスペンですが、やっぱり万年筆、一度はあこがれますよね。

さあ、万年筆を手にとってみよう、と思っても、万年筆コーナーにはずらりと商品が並び、一体どれを選んだら良いのかわからない。
今回は、そんな時のためのワンポイントメモです。

万年筆は、素材も価格も様々で、数百円で買えるものから、数百万円のプレミア品まであります。
一般的な専門店で購入できる価格は、おおよそ3千円~3万円あたりでしょうか。

高いものなら良くて、安いものなら良くない品なのか、というと実は、一概にそうとも言えません。

なぜなら、全ては使い手、あなたの好みによるところが大きいからです。

あなたが、ペンを立てて使うタイプなのか、寝かせて使うタイプなのか。
筆圧は弱いのか、強いのか。
細い握りが書きやすいのか、太い握りが書きやすいのか。
本体が軽いものが好きなのか。重いものが好きなのか。
カリカリした書き味が好みなのか、するするとした書き味が好きなのか。
しなるペン先が好きなのか、安定したペン先が好きなのか。
ちょっと考えただけでも、これだけ選択肢が出てきます。

ペン先の素材も様々で、金を多く含むほど、ペン先は柔らかくしなります。逆に鉄製のものは硬く、しなりません。
(私個人は金ペン14Kが大好物です)
これも、どちらが良い、ということではなく、大切なのは、自分にとってどちらが書きやすいか、ということです。

まずは、どんな書き心地が好みなのか、それを知ること、それが万年筆生活のスタートです。

👍そこで!
まずは、廉価版万年筆の太めのペン先から入るのがオススメです。
実際に使ってみて、自分の筆記のタイプを確認するのが一番です。
ペン先が細くなればなるほど、書き味はカリカリしがちなので、初心者さんには太めのペン先が入りやすいと思います。

カクノ-80

オススメはPILOTのカクノ、中文字(M)です。
握りの感触も鉛筆に似ていて、本体も軽く、初心者用には最適だと思います。
もちろん、コンバーターも使えます。

寝かせて書いてみて、立てて書いてみて、様々な紙を試してみて、一番自分にとって心地良い書き味をつかんでください。

だんだん慣れてきたので、ボトルインクを入れてみたい、という時に活躍するのが、これ。

100円ショップでお手軽に購入できます。
空になったカートリッジやコンバーターにインクを補充する時、洗浄する時にヘビロテしています。

シリンジ

万年筆は、限りなく自分の好みに寄せていける筆記用具です。
自分を道具に合わせるのではなく、理想の使い心地をどこまでも追求できます。
そんなわけで、「沼」にはまってしまう愛用者さん、続出となってしまうわけなのです😃

今日からはじめる皆さん、万年筆生活を楽しんでくださいね😊

一緒に沼にはまりましょう~(笑)

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