危機感、大事
「お前、なんだその格好わ〜全く危機感がないなぁ」
昔、父が飼っていた猫に向かって、そう言っていました。
お腹を広げて仰向けでだらしなく、いや、猫だからそれが可愛いんですが、
スヤスヤ寝ていたからです。
耳を傾けていると、父はこう続けました。
「外にいたら、お前絶対もう生きていけないなぁ」
その時です。
結構大事な気づきを得ました。
”危機感”
振り返ること、入社2年目。
つい昨日まで”新入社員”と言うキラキラした冠をかぶっていた私たちも、
ついにその冠が降ろされ、自分の頭と足で勝負しないといけない時がきました。
そう思った瞬間、ものすごい緊張感と危機感に苛まれたことを、今でもよく覚えています。
後輩の女の子数人にこんなことを言われました。
「先輩には負けません」
いやいやいやいや……..
私、そんな感じではないし…。
ただ、背筋が伸びたのも間違いありませんでした。
2年生の私は、今思うと
それまで以上に頑張りました。
新入社員の頃は、比較的マイペースに、
ただただ目の前の仕事を、前だけ向いて一生懸命やっていたように思います。
それはそれで大事だし、その時期があったから、
2年目を迎えられたのだとは思います。
でも、明らかに新入社員の時とは違う”焦り”にも似た心境。
いやぁーーーーーーーー
正直、今だから言えますが、
恐かったです。
キラキラで、猪突猛進、一生懸命で、貪欲な後輩(新入社員)の存在が。
「いつ追い抜かれてもおかしくない。」
その”焦りに似た心境”が、危機感となり、背筋を伸ばし、
私を、より一層の努力へと導いてくれたように思います。
===
先日、前々職の住宅会社の会長が、こんなことをおっしゃってくださいました。
会長「今度、社員研修やる時には、講師やってくれよ」
私「うぎゃ…私に教えられることなんてありますか?」
会長「エネルギーに満ちとるだろ。それが、ボヤボヤしてる落武者(←って読んでたもん)たちを突き上げるわな。頑張らないと居場所がなくなるって思ったらケツに火がつくやつも何人かおるんじゃないか?」
・・・今も昔も、起爆剤…笑
「ぬるま湯に浸かっていたらダメだー!」
とか言う言葉は、正直聞き慣れた言葉だし、
啓発本には決まって書いてあります。
TwitterとかSNSを見ていると、多くの意識高い系の方々は
そんなニュアンスのことを書いています。
でも、幸せなことでもありますが、
日本って恵まれていて、平和で、
相当なことがないかぎり、まだまだリストラもされないし、
飢えや仕事がない、なんてことは、よっぽどなことがない限りは起こり得ません。
いや、もちろん貧富の差とか、事情とか、色々ありますけどね。
でも、選ばなければ、そして、文句を言わなければ、
食にだって、職にだって、多くの人はありつけます。
だからこそ!
だからこそですよ!
もっともっと自分に対して危機感を持って、
自分でおしりに火をつけるなり、
”追う環境”か、”追われる環境”でもつくらないと、
基本的に、すぐにぬるま湯に疲れちゃうわけです。
・・・ん?
なんだか読んでいる方からすると、ものすごく成長意欲があって、向上心があるように見えてますか?
実は、そんなことはないんですけどね。
でも、とにかく私、”目の前の人を笑顔にする”
これをし続けたい。
そして、勉強して、成長して、まだ見ぬ美しい世界をたくさん見たい。
そして、笑いたい。
ってだけで走っているように思います。笑
でも今日は、ちょっとだけ難しいことを言いますね。
最近私、
”ぬるま湯に浸からずに一生懸命、でも、細かいことは気にせず、ふわふわ笑って生きよう。”
そう思っています。
ね?どっちだ!ってなるでしょ?笑
でも、どっちも、なんです。
森山直太朗さん”それは白くて柔らかい”
===
この曲〜♪
ふわふわしていて、いいでしょ?
そう。
闘う戦士であり、ふわふわな白くて柔らかい綿毛みたいになりたいんですよね、私。
”危機感と柔らかさ”
両方持ち合わせた、強くて柔らかい戦士でありたい。
そう思います。
もし今、
成長が止まっていて焦っている方
頑張りたいのになかなか加速できない方
ぬるま湯に浸かってるなって反省している方
逆に
頑張りすぎている方
常にプレッシャーの中にいる方
そんな全ての”頑張りたい”って思っているあなたへ、
何かメッセージとして届けば嬉しいなって思います。
とりあえず〜
森山直太朗さん聴いたらいいですよ♪
きっとね。
本日は、「私、こんな感じだから危機感を感じさせないみたいで、よくそれで舐めた態度取られて、『だったらいいです』ってキッパリ言って驚かれるタイプ。見た目はどんなかわからないけど、なんだかんだ意思は強いらしい。ん?最初からそう見えるか笑」ってお話でした。
学び:中身は全然ふわふわしてない
おしまいー
chihiro
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