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「銭湯は私の家の一部です」ほぼ毎日小杉湯に通うみんちゃんに銭湯の魅力を聞いた!【銭湯LOVERインタビューVol.5】

こんにちは!銭湯ブロガーのちーさんです。
銭湯インタビュー。今回は、都内OLのみんちゃんです!

銭湯LOVERインタビューの経緯はこちらの記事から。

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みんちゃんが銭湯を好きになったきっかけは何ですか?

私、湯船に浸かることへの執着が人一倍強いんです。冷え性のため湯船に浸からないと風邪を引くんですよね。また、以前お芝居をやっていたときに、役作りとか演出を考え込んだりわくわくしすぎて寝れないことがあったんですが、お風呂に入るとリセットされてぐっすり寝れました。だから、私にとってお風呂は健康を維持する上で必要不可欠なもの。そんな中、大学から社会人なったばかりの頃、高円寺で一人暮らししてたのですが、家のお風呂がユニットバスで小さかったので、高円寺の小杉湯を知って、家のお風呂の代わりとして毎日通うようになりました。

今でも毎日通っているんですか?

一時期、仕事の都合で埼玉に引っ越すことになり、その時は近くに銭湯がなかったので通ってなかったです。ちょうど去年の10月頃に会社の異動が決まって都内勤務になったので、迷わず高円寺に出戻りしました。今は、普通のお風呂がある家なのですが、週4~5回小杉湯に通っています

ほぼ毎日なんですね!みんちゃんにとって銭湯の魅力ってなんでしょう?

私にとって銭湯は、1日の終わりにリセットする場所です。会社帰りに、家に着く前に銭湯に寄ってから帰ることが多いです。家と会社の往復する生活の中で銭湯をねじ込むことで、余白を作っているイメージです。銭湯は、スマホも持たずに頭を空っぽにできる時間。家に帰る前に銭湯に入ることで、1日の疲れが取れてよく眠れて、次の日また元気に出社することができます。ちょうど、パソコンの再起動みたいな感じですね。

小杉湯以外の銭湯はあまり行かないんですか?

そうですね。私は、銭湯の後に電車乗ったりとかはあまり好きじゃないので、家の近くの小杉湯に行きます。小杉湯は、家の一部みたいな感じですよ。「ハナレ」にお風呂入りに行ってる感覚。徒歩3分くらいなので。あと、小杉湯に行くと友達に会えるっていうのも大きいです。

前回の美月さんのインタビューで、銭湯では距離が縮まりやすいと聞きましたがやはりそうなんですか?

そうですね!お酒を飲むのと同じくらい本音で話せると思います。「同じ釜の飯を食べた仲」じゃないですけど「同じお湯に浸かった仲」というか(笑)人が無意識に構えている防御のようなものが取れていく感じ。服やアクセサリーやメイクって自分のテンションを高めると同時に、社会に向かう武装、みたいな面がありますが、銭湯は「武装解除」して相手と本音で向き合える場所だと思います。

武装解除(笑)みんちゃんが銭湯で思い出に残っているエピソードってありますか?

熊本で自動車免許合宿に参加してたとき、宿のお風呂が壊れちゃって、銭湯に行ったんです。そしたら、畳の休憩所で地元の人たちが集まってお風呂上がりに「みかん食べる?」みたいなやりとりがあって。銭湯がご近所コミュニティの中心となっているみたいでした。

「銭湯をこういう風に生活に取り入れるといいよ!」といったアイデアがあれば教えてください!

私は、「月曜から夜更かし」ならぬ「月曜から銭湯」をおすすめします!月曜日って週の始まりでなんとなく憂鬱じゃないですか。月曜日の夜に銭湯という楽しみがあるだけで、いつもより少しウキウキしながら過ごせると思います。

「月曜から銭湯」いいですね!これから、銭湯にあまり行ったことがない人に銭湯に誘うとしたらどういう風に誘いますか?

ただ「銭湯行こう!」だとハードル高く感じてしまわれると思うので、「銭湯の後にビール飲もう!」みたいに、すでに馴染みのあるものとセットで提案します。特にビールは引きが良いかなと(笑)あとは、バーベキューとか行った帰りに銭湯に誘ったり、スポーツした後に誘ったりすると行きやすいと思います。

たしかに!いつも最後にお気に入り銭湯を聞いているのですが、みんちゃんは言わずもがな小杉湯ですよね。小杉湯の好きなところを教えてください!

小杉湯は、番台さんや常連さんがあったかいのと、これはちょっとマニアックな話になりますが、小杉湯の建築が好きです。小杉湯は築85年くらいの建物なのですが、高い天井だったり脱衣所の十字架のような天井、休憩室のつなぎ目のようなところとか。日本の伝統的な建築みたいなのが好きなので。この前、観光案内所に行ってふと気づいたんですけど、銭湯って「唯一生きている日本文化」だと思うんですね。例えば、歌舞伎とか茶道とか日本文化って紹介されていますが、今はそういう文化って日常というよりは非日常って感じじゃないですか。侍とか忍者とかもはや存在してないですし。銭湯は、今も人々の日常生活の中に溶け込んでいる文化なので、生きている文化だなぁと思います。

なるほど!じゃあ今後外国人観光客が増えてきたときに、ますます注目されてきそうですね!


みんちゃんの話の中で、銭湯が家の一部っていう考え方良いなぁと思いました。熱い小杉湯愛を語っていただいたインタビューとなりました!

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