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遠くを夢見るプログラム ー世界は画面の中だけじゃないー

今回、紹介するのは、「遠くを夢見るプログラム〜世界は画面の中だけじゃない〜」の「ミエ&エル」という作品です。どんな作品なのかと言うと、子供の近視問題を解決してしまう、そんな作品です。

このプログラムを作ったキッカケは近視の子供が増えていること、それがデジタルデバイスが原因の一つになっていることを知ったことです。
近視を防ぐ方法としては、画面から一定の距離を保ったり、画面を長時間見続けずに、適度に休憩を挟んだりすることが重要だそうです。でも、以上のことを気にしてはいてても、知らぬ間に画面に近づいてしまったり、見続けてしまったり、そんなことが多発しました。
私はどうにかこの問題を解決できないかな、と思いました。こうして、出来たのがミエ&エルです。

こんな感じです

私はマイクロビットの距離センサーなるものを使い、画面に近づきすぎると、音を鳴らす事ができるよう設定しました。これをしてくれるのが、画像に写っている、黄色い子、ミエです。

そして、時間を計れるようにもしました。設定した時間がすぎると、三分間、音楽がなるようにしました。時間は15分おきに設定できます。音楽は我が妹の好きな「こん狐」の歌です。
これをしてくれるのが桃色の子、エルです。
音楽がなっている間は目を瞑ったり、遠くを見たりして目を休めます。

ミエ&エルを自分で使ったり、妹に試してもらったりしました。

妹です。

長らく使っていくと、あることに気づきました。上記で説明した音楽が鳴っている三分間、実は、いろんなことが出来るんです。
 例えば、
目をつぶりながら〜
・一人しりとりをする
・瞑想
・妄想
・円周率を唱える
・鼻歌を歌う
・ひたすら脳内で適当な計算をする
・ラジオを聞く
・英語の音を聞く
窓の外を眺めながら〜
・星を数える
・雲をみて明日の天気を予想する
室内を見渡しながら
・かべ(遠く)のシミチェック
・遠くにおいたポスターを眺める

このように、この時間、実はとっても充実した時間になりました。

ミエ&エルは初めは視力問題を解決するために、作ったものだったけれど、使っていくうちに、この子達のもう一つの役割に気づくことが出来ました。この子達は、リアルとデジタルの両方の世界を結ぶ架け橋のような存在になってくれるのです。

ミエ&エルを私はスタートアップjr.アワードという、プレゼン大会に出しました。そして、文部科学大臣賞をいただきました!嬉しいです。有難う御座います。

イエーイ

プレゼン後こんな素敵な手紙を貰いました。

お手紙

へへへ(≧∇≦)/
今後もこんな感じでモノづくりあげていきたいと思っています。
よろしくおねがいします。


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