注意！タール系色素の真実

ニキビ博士・片柳です

エステティシャンは肌のことはもちろん、
肌に乗せるメイクについては絶対に知っておいたほうがいい内容です。

そこで本日は、よく耳にする「タール色素」について解説します。

まず結論から

タール色素は、危険です。

ではそもそもタール系色素とは？

染料あるいは合成着色料の一種で、口紅を始めメイク、食品、歯磨きや医薬品、衣服などの着色料にも使われています。

以前は、石炭由来の”コールタール”を原料としたためその名をとってタール色素という名前になりましたが、現在は石油を生成する際に生じる”ナフサ”を原料として生成されています。

結局、石油ということです。

現在はコールタールではなく石油原料にしているため、危険はなく安全であるとして認可されていますが、とはいえ、非常に分解されにくい化学物質ですし、発ガン性や遺伝子への悪影響、アレルギーを引き起こすなどの疑いがない訳ではありません。
日本国内で化粧品用に認可されているタール色素は83種類。ただ、国内で認められていても、海外では、発ガン性の疑いやアレルギーを引き起こす危険性、色素沈着で黒ずむ黒皮症の原因になるとして、使用が認められていないものもあります。

ちなみに、タール色素は
どんな成分表示かというと・・・

・赤色◯号
・黄色◯号
・橙色◯号
・青色◯号・・・等（◯には数字が入る）

特に気をつけたほうがいいのは、
口紅と歯磨き粉,、メイク類です。

なぜか？

それは、吸収率が高いからです

こちらをご覧ください。

特に口からの経皮吸収率は13倍・・・

もちろん法的に認められている成分ですが、
結局それを毎日毎日使っていれば、
体の中でどんどん蓄積されます。

怖いですね。

お客様から聞かれることが多いと思いますので、ぜひ押さえておいてください。


本日は以上です。お読みいただきありがとうございます。

ニキビ博士・片柳ちひろ
顧問医師提携クリニカルサロンミュー代表
INFA国際ライセンスゴールドマスター取得
スキンフィットネスカウンセラー取得
2019年に世界へ伝えたいエステティシャン20人にも選ばれる。