社内でLT大会を3年してみて考えたこと
この記事は IT業界多様化に向けた取り組み Advent Calendar 2019 の15日目の記事です。
「多様化」ということで思いついたのが、社内で開催しているLT大会です。今年のXP祭りでLTをさせていただきました。そのときの内容とほとんど被っちゃうのですが、「多様化」という視点で書いていこうと思います。
LT大会をどんな感じでやっているのか
最初にどんな感じでLT大会を開催しているのかをちょっとだけ説明します。
・約3年くらい前から半年に1回以上くらいのペースで開催
・1人で運営 (大げさなことは何もしてないですが...)
・私も発表しています
・1回につき20~30人が参加(登壇者、リモート参加含む)
・毎回テーマを決めている
・参加者層は20~50代まで様々
多様化 → LT大会?
そもそも、私がなぜLT大会を社内で開催しているかというと大きく2つの理由があります。
1つ目は「新しいことを知りたい!」という気持ちがあるからです。LT大会は 0 を 1 にする場だと思っています。自分が知らないことをちょっとつまみ食いする感じで知ることができます。自分の趣味趣向のみで動いているうちは、自分が知らないことを知るのはなかなか難しいと思います。LT大会ではほかの方の発表を(半強制的に)聞くことが出来るので、新しい世界を知りやすいかなと思います。テーマはありますけどね。
2つ目は「社内の人とつながれる」ということです。これはやっていくうちに気づきました。気づくと「LTの人」と認識してくれる人が増えていて、話しかけてくれたり、話したことがない人が登壇者として登録してくれたりします。
こういう2つの理由があるので、LT大会では以下の2つの思いを持っています。
・いろいろな人に参加してほしい
・話したい、聞きたい、という純粋な気持ちで参加してもらいたい
より多くの人に、何の気兼ねもなく参加してもらいたい=参加者の多様化、という感じで話がつながっています笑。無理矢理な感じも否めませんが、このまま突き進ませていただきます…!
大事だと思っていること
そんなこんなで実際に活動するにあたって大事にしていることがいくつかあります。
・オープンであること
・無理しないこと
・変に巻き込まないこと
・楽しくやること
などなど...
もっとも大事にしている1つ目について書こうと思います。
オープンであることを大事にしています
具体的にどんなことをしているかというと以下の感じです。
・参加資格はなし(部署・年齢・会社など関係なし)
※グループ会社の方にも参加していただいています
・宣伝用文書に登壇者の役職などは書かない
・テーマは毎回バラバラ
・内輪感を出さないようにする
・私自身が、毎回誰に対しても同じテンションで接する
・宣伝はオープンなチャンネルで行う
テーマは毎回バラバラにしています。「おススメ本」や「Webに関すること」とか「今みんなに伝えたい事」なんていうかなり緩いテーマの時もあります。似たようなテーマにしてしまうと登壇者も聞く人も固定化されてしまう可能性があるので、あえてバラバラにしています。
テーマによって集まりやすい年代が違いそうということも思っています。「今期自分がやってみたこと」というテーマの時は登壇者は年次が低めの方が多く、「おススメ本」がテーマの時はベテラン勢が登壇者に多く年次が低めの方が多く聞かれていました(あくまでも私が開催した環境で、2~3回の結果です)。
最も難しいのは「内輪感を出さないようにする」ということです…。これは完全になくすのは無理だなと思っているんですが、出さないようには気を付けています。簡単にできるのは、宣伝をパブリックな場でするというあたりだと思います。ついつい自分の部署のチャンネルとかで言いたくなるんですが、全体に対してオープンになっている場で宣伝するようにしています。
おまけ
長くなってしまったのですが、よく聞かれることを書いておきます。多様性あんまり関係ないです。
Q. 1人で運営って大変じゃない?
A. 1人でできる範囲でしかやってません!
細く長くこの活動を続けたいので、無理はせず、1人でできること以外はしないと決めています笑。「当日その場で発表できればなんでもOKスタイル」なので、細かいことは登壇者にお任せしています。宣伝文書もコピペでちょこっと変えるだけにしていたり、発表時間や発表順は決め方を決めていたり、オープニングの資料は毎回使いまわし、などなど、当日15分前に会場にいれば何とかなるという状況にしています。
Q. 登壇者集まらなくない?
A. 集まらなかったら延期(という名の中止)です!
実際何回か延期(という名の中止)にしたことがあります。中止にするときはなるべく早く決めています。とはいえ、最近登壇しやすくする活動を2つしてみたのでそれを紹介します。
1つ目はテーマを狭くするということです。前までは「テーマが広い方が自由に発表しやすいかな」と思ってテーマを広くしていましたが、そうすると「何発表したらいいんだろう…?」と悩むという話を聞きました。テーマが狭いと「これなら発表できる」という感じで発表しやすく感じる方もいるようです。
2つ目は、参加登録をしてもらうときにアンケートを取ることです。アンケートに「どんな話を聞きたいですか?」という項目を入れて置き、回答がきたら「こんな内容を聞きたい人がいますよ」と公開します。そうすると「それなら私話せます」ということであっという間に登壇枠が埋まったこともありました。
最後に
めちゃくちゃ長くなってしまいました。今後も細く長くこの活動を続けていきたいと思います。また何か工夫したりしたら書こうと思います!
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