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Farm to table

やってきましたね、5月。
ハウスビニールも無事張り直し完了。夏野菜たちの種まき、鉢上げ作業まだ続きます。ピカピカのハウスに今年もねずみ出没。なすの苗が結構かじられてました。発芽したてのマリーゴールドも散々な目に…頼みますよ、お手柔らかに。

今年はオクラの発芽がとてもいいです。播種から発芽までもスムーズで、ぷりぷりと元気。
畑ではじゃがいも、つくねいもの植えつけ完了。葉物たちの定植も一段落。これからは大豆やいんげんの種まき、中旬以降は夏野菜も畑に飛び出していきます。

初夏の葉物たち育ってきました。今月からサラダが食べられるかもしれない。

ドラゴンタン。相変わらずの存在感。
今年は発芽苦戦したルッコラ。なんとか育ってくれてひと安心。

毎年少しだけ収穫できるアスパラ。

数日おきに1本ずつしか採れません。採れたてをしみじみ味わう。
ケールの菜花と一緒に記念撮影。

ケール菜花、ありがたいことにご好評いただいています。もうそろそろ終わりを迎えそうですが、今週木曜日は八戸のNo.5さん、金曜日はやまはるさんに並べていただく予定です。お近くの方はぜひのぞいてみてくださいませ。(※アスパラはありません。)

ちへいの畑は、いわゆる自然栽培といわれる、無肥料無農薬での栽培をしています。先日、夫が「自然栽培の野菜はどうして腐らないんですか?」と聞かれたそう。なんとなくそうだよね、と思ってはいても、あまり明確な言葉でお伝えできずなので、あらためて調べてみました。
以前も書いたことがあるのですが、土中の肥料分(主に窒素)によって、優勢になる微生物が違ってくるのだそうです。
非常にざっくりと書いてしまうと、窒素豊富状態(肥料分が多い)で優勢な微生物は腐敗の方向に、窒素欠乏状態(肥料分が少ない)で優勢な微生物は発酵の方向に働きやすいのだそう。
土中のコンディションも変化するので、もちろん自然栽培の野菜でも腐ることはあります。だけどやっぱり概ね腐らずに枯れていきます。
去年の秋、霜前にまとめて収穫したハラペーニョは2月までもちました。
どなたかの書かれた文章を読んで納得したのですが、野原とか自然の中で腐ってる植物はまずみたことがないと。刈った草を積んでおいても、どろどろに溶けるということはまずないですもんね。

そんな野生育ちの野菜たち、いつも思うけど大変うまいです。味が濃いというよりは、風味が強くて味はそのまま素の味というのか、あっさりと水のようにスーッと入ってくる感じ。

畑をやっていて一番の気づきは、鮮度はうまさの大事な要素だということ。まさにファームトゥテーブルというやつです。朝の畑で収穫してそのまま食卓へ。さらにその野菜たちの成長過程も私は知っている。喜びもひとしお。よい素材は料理のイメージも膨らみやすい。夫の料理の腕もどんどん進化。

じゃがいもと葉にんにくのコロッケ。
スパニッシュオムレツには、じゃがいも、葉にんにく、ケールの菜花も閉じこめて、ハラペーニョのタバスコを添えて。


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