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愛されるより愛したい

愛されるより愛したい。  

一人で楽しむにはもったいないくらいワクワクすることがたくさんある。

一人では耐えられないくらい悲しいこともたくさんある。 

「喜びは2倍に、悲しみは半分に」というありふれた言葉があるけれど、

「喜びは少なくとも4倍に、悲しみは1倍に」
の方がしっくりくる。

喜びに出会う回数も悲しみに遭遇してしまい回数も2人分、つまり数そのものが2倍になる。

同じ喜びでも一人よりも二人の方がその喜びは何倍にも膨らむ。

一人のときよりも、二人の方が自分の悲しみは減るかもしれないけれど、相手に悲しみを与えていることになる。

2人でいれば相手の悲しみを受け取ることもある。

だから「喜びは少なくとも4倍に、悲しみは一緒に。」

喜びを共有したい人はたくさんいるけれど、悲しみも受け取ってもいいと思える人と出逢えることはめったにない。

相手の悲しみも自分の人生に刻まれていい、

むしろ刻んでくれないと困る、

というのが愛するということなのでしょうか。

愛されるより愛したい。

鈍行列車に揺られてどんよりした雨空を眺めながら、家に帰ったらエーリッヒフロムの『愛するということ』を開こうと思った日でした。

最後まで見ていただきありがとうございます。 また是非読んでいただけると嬉しいです!