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my collection

本格的にライターとして仕事をはじめた6年前。大人の世界なんて知る由もなかった6年前。

とあるお姉さんの影響で大好きになった作家・森瑶子。

スタイリッシュでスパイシー。彼女が生きた世界と私が生きている世界は同じだけれど違う。銀座線に乗っている黒いピンヒールにCHANELの香水を纏ったお姉さんを眺めてる感じ。

かっこいい感性で、同じ世界を違うように眺めてみたい。大人になりたい。

憧れ。

森瑶子の短篇集の1つに『マイ コレクション』がある。ストーリーの端々にこだわりのグルメやシチュエーション、芸術品のエッセンスが散りばめられている。

パラパラとページをめくって、直感的に目に付いたストーリーを読むのが好き。それで浸れる。

いつまでも大人に憧れを持つ子どものままで居られる。
というより、余韻に浸る時間もなく、ときめきがない。憧れを持てるほどの手掴み感もない。

ごほん。

話を変えるけれど、今文を書いているのは紛れもなく、私の『マイ コレクション』をはじめようとしているからである。

というのも先日「そんなに書くのが好きで、素敵なものを探すのも好きなら、それを紹介するアカウントでも作ってみたら?」と言ってもらったから。

単純でしょう?

昨今、キュレーションメディアよりも個人がレコメンドするようなアカウントが流行り始めた。

短い文章、もしくは画像や動画で大量の情報をコンパクトに伝える。

…「いや、そういうのがやりたいわけじゃないんだよな。」

映えるかおしゃれか、なんて、見たらわかるし、個人の価値観で変わる。

それ以上にきっと私が書きたいものは、その場のストーリーであったり、目には見えない五感で感じるエッセンス。

コンパクトになんかまとまらない。リッチになってしまう。

所詮真似事だけれど『マイ コレクション』やってみよう。

森瑶子のようにスタイリッシュでスパイシーには近づけないけど、好きなものを好きなように書いてみたい。

何から書こうかな。

はじまり、はじまり。

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