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Pixel 4aを買った

スマホを新調した。

僕は物持ちがいい、というより、使い慣れたものを手放すのが好きじゃないので、スマホについても必要に駆られるまでは買うつもりがなかったのだった。


前回替えたのは4年前。
フィリピンへ行くに際してSIMフリーのスマホを持っといたほうがいいだろうということで、Huawei P9 liteを選び、帰国後も格安SIMでHuaweiを使い続けることとした。
(それまで使っていたキャリアのスマホはガラケーに機種変した)
当時の安価なスマホの中では、RAMが2GBというのはそれなりのモデルだったように記憶している。

ところが、年月を経て各アプリが要求するメモリが大きくなったのか、単に劣化して来たのかはわからないけど、このごろ動きが「スマート」ではなくなってきた。ゲームアプリといえば「みんなの早押しクイズ」しかいれていないのに、アプリをアップデートするたびに「容量不足です」という通知が来る始末である。実に鬱陶しい。

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見た目はアレだが、クリアケースのなかに古書展のカレンダーを入れて使えるのが地味に便利だった。

Huaweiは気に入ってて、買い替えるならHuaweiの最新モデルないし1つ前のモデルを安く、と思っていたのだけれども、ご存知のようにあまり風向きが好くないので、これは諦めることに。

で、その代わり、このタイミングで満を持して発売された、Google Pixel 4aを買ってみることにしたのだった。

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今はやりの複数レンズもないし、「この機種ならでは」と喧伝するほど独自の機能があるわけでもない。
それでもこの価格(4万2900円)でこのスペックは素直にすごいと思う。

カメラも、そういうわけでマクロとかズームが強いわけではないけれども、GoogleのAIでそれらが巧みに補われている印象。現状感じているのは夜景モードの強さで、深夜に屋外を撮影するとかなり明るく、雲まできれいに捉えられていた。(腕前不足はもちろんある)

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発色がちょっと特殊で、実際に見ている色よりも彩度が上がって写っている印象だからSNS向けの写真ということになるだろうか。どのみち前の機種よりも格段にきれいに撮れるのが楽しい。

指紋認証やらイヤホンジャックやら、最近の機種でなぜか廃止されて不便が叫ばれている機構が搭載されているのもポイント高め。指紋センサは前の機種と同じ位置で、手に取った時の感覚が大きく変わらなくてよい。

RAMも6GBあって、単純に3倍になるわけだから動作もサクサクである。


困るのはインターフェースが大きく変わったことで、以前のアンドロイドはver7.0、今回はver.11だから、違うのも当然なのだが、設定画面からして馴染みの場所に欲しいものがないのは苦しい。

Android10から登場したジェスチャーナビゲーションは、あまりにも使いづらすぎるので以前までの3ボタンナビに戻してしまった。ほんとうなら新しいものに慣れていくべきなのだろうが、設定で戻せる限りは、しがみついていきたいと思う。


もうひとつ面倒なのがLINEの設定だった。

冒頭に書いたような経緯があったから、僕は日本で使っていたスマホとフィリピン用のスマホとで、都合2つのLINEアカウントを持っていた。帰国後も最初のアカウントはガラケーに残し、その後フィリピンアカをメインに使っていたのだが、今回の引継ぎでそれらとどう兼ね合いをつけるかは少し悩んだ。

できれば元のアカウントは保持したまま新しいのを作ったほうがよかろう、という結論の元、日本の電話番号を使って新規に作成することとした。
つまり、あまり使っていなかった最初のアカウント(ガラケーに残っている方)はこれを機に潰してしまおうという算段である。

で、実際にやってみたところ、アカウント自体は作ることができたのだが、元の方が消えずに残ったのには驚いた。簡単に言うと、登録された電話番号だけが空白となり、トークそのほかの機能はこれまで通りに運用できる形になっているのだ。
ということはつまり、僕の所有アカウントが図らずも3つに増えてしまったわけで、まあ減るよりはいいかと思っているが、どうにも解せない気持ちは残る。

ただし、格安SIMだからかわからないが、IDを使った検索が現状ではできないようだ。LINEでやり取りをしている人は多くないし、旧アカも残っているわけだからこれは別にいいかなという感じ。

そういうわけで、今後は新アカをメインに使って行こうと思うので、必要な方は直接お問い合わせください。


話は逸れるけど、ジョブズのプレゼンによってiPhoneが発表されたときの感動はいまでも覚えている。あの時はスマートフォンがここまで席巻するとは夢にも思わなかったが、機能性とカッコよさとを兼ね備えたデバイスは僕にとっても憧れだった。

プレゼンのスマートさ、デバイスとしてのスマートさももちろんそうなのだけど、やはり何と言ってもネーミングをiPhoneとして、あくまで「電話」として売り出したことが大きかったのだろう。
もしも「小さいコンピュータ」としてのリリースだったならば、現在日本での老若男女が使っている状況は起こり得なかったかもしれないと僕は思っている。


まあとにかく、他のアプリの移行も済んでいないから、もうしばらくはスマホ2台+ガラケーの3台持ち状態で生活することになりそうだが、早いところ科学の恩恵を享受したいものである。

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