槙ようこと真木よう子が関係あるのかは永遠の謎


定期的に訪れるSNS断食欲がまたやってきた。
インスタとTwitterのアプリを消した。
パスワードなんか覚えてるだろうか、またちゃんとあのアカウントにログインできるだろうかと後ろ髪引かれたりしたが、消した。

SNSのチェックをやめてからというものの、私がケータイでやることといえば漫画アプリで漫画を読むことくらい…(やめて!石を投げないで!!)

弁解しますが気に入った漫画は3回くらい読み返して吟味してから単行本も購入してます…作者にちゃんとお金入るように…!
あと、いきなり漫画をレンタルしたりして一気に読んじゃうと日々の楽しみが無くなるのでちみちみ読みたい、というのもあるんです…

無料で読めるものをと、読めるものは殆ど一通り読んだ。好き系なものも、普段なら読まないなというものも一通り読んだ。


そして思った。


ちょっとアレな少女漫画は、
現実世界にも「勘違い男、また、その勘違い男を良しとする勘違い女」を量産してしまってるのかもしれない……。

オゾゾ……とサブイボが立つほどの勘違い男が出てくる少女漫画をいくつか見てしまった。
勘違い男が勘違い男として描かれていれば問題ないのだが、あたかも魅力的な人間のように描かれている様にはサブイボを禁じ得なかった……


多分なのだけど……
一時期漫画家を志して、漫画の投稿欄とかチェックしてたからこそ思うんだけど……

漫画家…特に少女漫画家はめちゃくちゃ若くしてなる人が結構いる。10代でなる人もチラホラいるほど。

……漫画を描くのに一生懸命で、あまり人間と触れ合ってこなかったんじゃないか…?………

そう思ってしまうほど、「こんなこと言わないだろ」な友達やクラスメイト、意中の男の子が量産されている………


めっちゃよく考えられてるな、この人は多分ちゃんと生身の人間と向き合ってきたことがあるなという漫画家の作品にはそんな勘違い野郎はなかなか出てこない。

槙ようこさんもそんな漫画家さんの一人だった。

彼女の漫画には、「こんなこと言う奴いるのかよ」と虫唾がはしるような人間や、コマを埋めるためだけの無意味な「友人同士の会話」などがない。ちょっとしたやりとりのセリフも「槙ようこ節」が効いている。 クセになる。

そう、なんか、会話が生きてるなっていつも思ってた。

槙ようこさんが描いていた「STAR BLACKS」と言う漫画はリアルタイムで見ていて、好きで、単行本も持っている。

セーラー服の女の子が刀を持って鬼を切る、なんて、めっちゃキャッチーだし海外で映画化されてもおかしくないんじゃない!?ってスケールだと常々思っていた。鬼のキャラデザもいいし、近未来の説明もわりと細かいとこまでちゃんとしてた。雨が基本黒い、とか。
2巻完結なので気になった人はぜひ見てみてほしい…。

その槙ようこさんが引退すると、先日知った。

妹の持田あきさんが描いてる漫画「はじめて恋した日に読む話」の最新刊のおまけページを読んだ時に知った。

槙さんには中学か高校の頃、ファンレターを出したことがある。そのお返し(?)に、可愛い絵葉書が届いた。お返しをもらえるとは思ってなかったので、なんかめっちゃ嬉しかった。

槙さんのもとには「あの作品好きでした〜!」みたいなメールが今頃たくさん寄せられてるのだろうか。
好きだったならちゃんとその時に言ってくれよ〜そしたらもうちょっと頑張れたのに〜とか思ったりするのだろうか。

やっぱ好きな人には好きって伝えられるうちに伝えるべきだな。過去の私、グッジョブ…。

ウン年ぶりに私もファンレター出してみようかな。「14R」とかめちゃ好きでした、今でも実家に帰るたびに見てはニヤリとしてしまいます、って。

#漫画家

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