対強者の最適解とネット麻雀の最適解

さきほど新篠ゆう(以下🐡)からこの画像が送られてきました

自分の手は2シャンテンであり
受け入れ枚数もさほど多くなく、鳴けない手です
対して対面の切り出しは赤の打ち出しもありかなり速度感ありますね
ここから完全にオリるかどうかという質問でした

選択肢は3つあると思います
・中も切らずに完全に中抜きする
・「早い安い手の可能性は無視して」
 将来的に放銃時に染め手複合率の高い2sを先に切る
・素直に気にせず中を切る

🐡は2sを切りましたが
僕は「おお昔だったら中切ってた牌姿なのに
危機意識持つようになったかぁいいと思うよ!」って肯定したんですね
実際僕も2s切っていいと思いますし、思っています。

でもてんぽいんと氏は
(僕の麻雀の先生ポジ、人生で僕が一番麻雀の話してる人)
中抜いてオリるというのです…

一体どちらが正解でしょう?
答えが出ましたら読み進めて下さい。


どちらも正解だと思うんですよこれ。
ずるいですかね。

この問題に対する答えは二つあると思っていて
・攻撃の手組をどれ位守備に回すかは基礎雀力に依存する
・対強者の打ち方とそうではない打ち方で答えが変わる

の2点がかなり正解に近いんじゃないかなーと。

第一の理由
・攻撃の手組をどれ位守備に回すかは基礎雀力に依存する

例えば雀士雀傑、天鳳だと初段二段の子に
「これは中抜いてオリたほうがいいよ」とは言わないし
教えないじゃないですか。
ここから中抜きしてオリる技術って重要度としては実は高くなくて
雀傑の子が雀豪に上がるため、四段になるための技術ではないです。
彼ら、彼女らにとっての最優先項目は
まずは平面をまっすぐ打てる力、攻撃の手数がまず一番大事だからですね

これを攻撃に回さないといけない人は2s(場合によっては中)切るべきで
攻撃に回す必要がない(画像にはない難しいアガりを拾う事ができる)人は
中抜いてオリてもバランスが取れるという事です。

結局麻雀の押し引きってどこを攻めてどこを守るかみたいなもので
一定の攻撃力が担保されないまま硬くなった場合
地蔵になりすぎてしまうので
どこかでバランス取らないといけないんですよ。
(実際この手ここからでも1割弱はアガれると思います)
そのアガり逃しをして攻撃の手数が足りているのか?
つまりは自身の麻雀と相談して決めるべきだということですね。

第二の理由
・対強者の打ち方とそうではない打ち方で答えが変わる

銅の間で先切りを語る人はいないのと同様に
王座の間で先切りを全くしない人もいないと思います。
これを巷のフリー雀荘とMリーガーに置き換えるだけで
世の中の大体の批判が浄化されそうな気がするのですが多分気のせいです。

2s切りはどの相手にも90点出る可能性があるけれど
中切りは相手のレベルが高ければ110点
相手がそもそもしっかり打っていないレベルであれば
80点になる可能性があると。

僕は2s切りは相手につけこむ戦略だと思っていて
中抜きしてオリる選択は
つけこめる隙が無い相手に使うべき戦略だと思います

多井さんが女流に弱いって言ってることに繋がってそうだなーと
ふと考えがまとまってきたところでここらで〆たり!!


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