見出し画像

【保険】『ふるはーとJロードglobalⅡ』米ドル払込契約に関するパンフレットに載ってないFAQまとめ - 30代で預貯金ある(特にドル保有)な方にオススメの"保険"(保険価値が高く、投資で言えば低リスクなほぼ黒字の長期保有商品)

旧NISA終了に伴い、SBI証券で運用してきた分を売却し、ドルのまま、ふるはーと保険に入れ直すことにした。
詳細は別の記事で詳しくまとめてメモするとして、今日は昨日何度も問い合わせたCS窓口から学んだまとめ一覧。

(何せ米ドル払込をする人なんてめったにいないだろうから、多少誰かの役に立つかも?と。笑)

【余談】なんでもいいけど、やっぱりどこからどう検証しても、私的にはこの商品は珍しくほぼ黒字確定商品。(ただし、長期保有がデキる人のみに価値がある。解約可能性のある現金に余力がない人にはおすすめしない。)
特に我が家の場合、SBI証券で過去に積み立てた少ない円で膨れたドルをそのまま保険に払い込むので、資産の運用方法としても割と悪くない気がする。低リスクという意味でも、珍しくいい商品だと思う。(なんで低リスクって言えるかについては、支払額と30年後の解約返戻額から計算した結果なのだが……詳しくはまとめ記事にて。何せ、未来の自分はどうせ契約内容や詳細を忘れてるだろうから。。。笑)
この商品、ちょっと残念なのは、30代が加入すればいかにオトクかがどこにも情報がないこと。パンフレットのサンプル事例も50代。ネット検索しても、50代くらいの人が払いましたーってくらいの記事しかないし、そもそもオススメって書いてる人がいない。笑
うーん、でも30代の共働き家庭でしっかり家計なら、100万円以上の現金を余裕をもって出せるところもあると思うんだよなー。それも、共働き夫婦ほど死亡リスク高めな暮らししてるから、魅力的な保険商品に対する需要はかなりあるはずなのに。もったいない……!

Q.米ドル払込の場合も、市場価格調整と解約控除の適用は『あり』?

A. Yes - 契約後10年間は解約控除、14年目までは市場価格調整の適用がある。

【Chiezo評】
正直、この保険に関しては15年以内に解約リスクがない人が入るべき。
というのも、せっかく預けたお金が途中解約のペナルティ手数料で赤字になって返ってくるなんてもったいなさすぎるから。
そもそも、この商品は、ほったらかせばほぼ確実に黒字解約可能な商品。
→例えば今回の私の契約は$15,000なんだが、手元の設計書によれば、30年後に解約すると$42,215(281.4%)で解約可能。それもこの解約額(ドルと返戻率)は契約時に確定する。つまり……契約して30年ほったらかして解約しても、最低でも1.5万ドルは4.2万ドルになって返ってくるってこと。
(で、ここに為替うんぬんが入るのだが、簡単に言うと、1.5万ドル用意するのにかかった費用(円)4.2万ドルで割ると、赤字になる損益分岐の為替ドル円が明確になる。この商品、私が調べる限り、今の為替で買っても、だいたい50円/ドルまで落ちないと、元本を割らない……。で、私は18歳以降10年以上為替相場と世界旅行と関わりながら生きてきたのだが、今の勢いあるアメリカという国が50円/ドルを30年以内に許すとは思えない、と……。なので、ほぼ黒字確約と言えるわけ。詳しい計算は、契約後に発行された確定的な設計書の数字をもとに、別記事でまとめる予定。)

→というわけで、余談が相変わらず多いがw この質問は参考情報として聞いたまで。基本的に市場価格調整も解約控除も、その数字が気になるような人には加入をおすすめしない。保険に入れるお金は保障を持つために必要なわけで、保障よりも現実の家計維持が大変なんだったら、まずやるべきは家計維持の設計プラン変更と、自身の金銭スキル・家計マインドをもっと洗練させるべし。


Q.米ドル払込の場合、契約15年目から契約時の設計書通りの解約返戻金と返戻率で固定され変動しない?

A.Yes - 契約時の設計書に記載のとおりの解約返戻金($)と返戻率は固定され、市場が変動しても確実に記載どおりの額が保障される。ただし、$ということを忘れないこと。

【Chiezo評】
このコメントは本当に安心材料。
というのも、契約時に15年以後の解約返戻金が目に見えて固定されてるんだから。さらに言えば、この商品は一時払なので、契約時に全額入金済。つまりその後の出費はゼロ。
まさにほったらかしの極みである。そして、解約返戻金も確定済みとなると、契約時の資料を残しておけば、何年たって見直しても、自分の死亡時にいくらの保障があって(家族の暮らしのために残せて)、15年以降に保障額がそれほど必要なくなってきたときいくらの現金になって解約可能化が目に見えるのだから。
個人的に、未来を手のひらに乗せられる金融商品や保険商品が、低リスクで理想的。よって、今回の件は、主に我が家の場合は私が死亡時の家計負担大を考えた死亡保障が主目的なので、本当にぴったりな商品!!

Tips - ちなみに本保険の最低入金額は $10,000 or 100万円 or 1万豪ドル。
なので、100万円払込・家計の大黒柱の30代を被保険者として契約をするのは、死亡リスク・老後対策としてはオススメ。何せ30年寝かせておけば2.8倍ほどになってドル建てで返ってくるのだから。
……が、為替リスクをどう読むか、についてがあるので、多少の投資経験があった方が、ドル保有のリスクや未来想定もできてより良さげかと。
(何せ、毎日の為替の値動きにビビってしまうメンタル状態では、この保険は体に悪いかと思うので。。。苦笑)


Q.米ドル払込の場合、どのような手数料がかかる?

A. 【入金時】米ドル振込手数料のみ
※出金時は確認し忘れ。ただし設計書注釈を見る限り、$受取の場合は送金手数料が金融機関指定分、かかりそう。ちなみに¥受取の場合、為替手数料が引かれて入金となる模様。

【Chiezo評】
実は、設計書注釈に以下の項目があり、これ(太文字↓)、計算してみると通常の円貨振込より手数料割合高いみたい! 
……で、びっくりして問い合わせてみたわけだが、どうやらドル払込ドル運用の人には関係なかったみたい。

通貨を換算する場合にかかる費用
一時払保険料を指定通貨以外の外貨(米ドルまたは豪ドル)で払い込む場合
為替レート:(指定通貨TTM+25銭) ÷ (払込通貨のTTM-25銭)

『ふるはーとJロードglobalⅡ』ご提案内容説明書(設計書)- この保険のご検討にあたって特にご注意いただきたい事項

CS担当者さん(超詳しくて即答のバリキャリ女性雰囲気の方だったー、大好き♡)いわく、これは払込通貨と運用通貨が異なる場合に適用されるレートなんだとか。
例)豪ドル運用・米ドル払込→指定通貨は豪ドル・払込通貨は米ドル

というわけで、米ドル運用&米ドル入金の私のケースには該当しない!
よっしゃ。

……が、しかーし。
実はこの『振込手数料』が厄介者だったー。笑(次に続く)


【難】円支払いと違って非常に狭き門!なんてめんどくさい米ドル支払い


今回この保険の申込みにあたって、1番の難題となったのは、為替レートでも契約内容でも現金用意でもなく、なななんと、この支払い方法!

というわけで、前後の払込情報にも関連するのでここでまず記載。

そもそも、日常生活で円で支払う場合、クレカ・口座振替・電子マネーなど日本は充実した支払い方法が揃っていて、それを当たり前に使ってる。
そんな感覚から、当然、米ドル支払いも簡単にできるだろう、と思っていたのが大失敗!

米ドル払込対応の銀行って、めちゃくちゃ少ないーーーー!
更に、天下のSBI証券なんかSBIネット銀行にしかドル出金許してくれなーーーい!!(泣)

……ということで、結局私がどうやって振り込み事になったかというと、以下流れ。(振込手数料は総額4,500円と偶然にもリーズナブルだが!)

SBI証券 → 住信SBIネット銀行(手数料:無料)
住信SBIネット銀行 → 三井住友銀行(手数料:3000円)
三井住友銀行 → 払込(手数料:1500円)

……なんでこうなったのか、順を追って説明していく。

【悲報】天下のネット証券・SBI証券って、知らなかったけど外貨出金は住信SBIネット銀行のみ対応可能なのね!

これまで数年SBI証券を使ってきたわけだが、思えばSBI証券でできた外貨を外貨のまま出金したいと思ったことそのものがなかった。
というわけで、気づかなかったのだが、なんとSBI証券、円出金ならいろんな銀行に無料出金手数料で対応しているというのに、外貨になると、住信SBIネット銀行のみの対応ーーー!
画面で他の振込先金融機関を入力する場所がなくて、ビビって検索してしまった。笑

なんて不便な!

Official FAQ

……とはいえ、出金手数料無料なので、ここは許すとする。
よーし、じゃあSBIネット銀行から振り込めばいいや!

……と思いきや!!

【悲報2】天下の住信SBIネット銀行の外貨入金は、自分名義の国内口座み対応可能なのね!!!

そう、信じられないことに、住信SBIネット銀行では、外貨送金というサービスはあるものの、送金先は自分名義に限定されてたーーーーー(泣)

From Official FAQ

……なんてこったー。😱

……というわけで、しょうがないから一旦別の自分の銀行口座に移動させることを決意。
このとき、外貨送金手数料が 3,000円かかる。
(SBIネット銀行→他行自分名義口座)

で! そうなると、まずは他行の他人に対して外貨送金可能な手持ち金融機関を探すっきゃない! ……と思い立つ。

……お。
ちょっと待って。
そうなると、今度は終着地点の最終払込先金融機関を調べておいたほうがよくない?

……と思い、電話。📞


Q.米ドル払込先の金融機関はどこ?

A.三井住友銀行
(申込書関連の書類に具体的な情報がありとのこと)

……あー、そっか💡
住友生命の商品だから、最終的には三井住友銀行にたどりつくのか、と納得。

【余談】
そういえば、私は元々成人して初めて作ったのが三井住友銀行口座なので長らく愛用してるわけなんだけど、最近Oliveアカウントというマルチ支払い機能を備えた口座制度が始まった。私も早速切り替えてみたんだけど、まぁ、手続きは面倒。ケド、なかなか面白いしクレカとしてのポイント機能も割と還元率悪くない! というわけで、これもまたいつぞやに記事にまとめたいなぁー。……という余談はさておき。

【Chiezo評】
そう、ありがたいことにその三井住友銀行だったんですよー、ゴールが!
それも、三井住友銀行同士!
これはもしや、振込手数料安いんじゃない?! と思って調べてみたら……

From Official website


(・∀・)ニヤニヤ

やったぜ、たった1500円!

……というわけで、長い旅路の末、我が$は3回会社を替えて、ついに支払われることになったのでした。(ちゃんちゃん)


Q.米ドル払込時の支払銀行手数料は住友生命負担?まさかの、振込人負担……?

A. 支払銀行手数料は住友生命負担。

【Chiezo評】
各金融機関の外貨送金サービスを見てるうちに出てきた単語が、『支払い銀行手数料』。通常の振込手数料に加えて、銀行間をまたいで外貨を移動させるからかかるっぽい?(各銀行の説明を読んでみて、ざっくりそう読み取れたのだが……正しい?笑)

で。念のために聞いてみたら、この費用は住友生命負担で間違いないとのこと。

なので私の場合、今回の保険払込に対する手数料は合計4,500円と確定。
まぁ、為替手数料より安いからいっか、と納得。笑

Tips - 今回の私の振込手数料総額 vs 円で契約した場合の為替手数料
一時払保険料を円貨で払い込む場合:為替手数料 TTM+50銭
→つまり、1ドルあたり0.5円の手数料がかかる
→15000 x 0.5 = 7500円

今回の私の振込手数料総額:4500円
円で契約した場合の為替手数料:7500円

→とはいえ、為替のタイミングとか、ドル払込口座まで振り込み直す手間を見れば、安くでドルを買ってあった人以外は、円貨払込でも全然いい商品だと。(30年寝かせられる人にとっては)やっぱりオトク感はあるので。

Q.本保険の運用根拠や運用レポート等の情報は公開されている?

A. 非公開 - 通常運用詳細やレポートが公開されるのは変動する保険のみ。今回の保険は保険金額から解約返戻金まで明確に固定で示されているため、その他詳細については非公開とのこと。

【Chiezo評】
勉強になりました!というのも、たしかに私、SONY生命で変額年金保険に入ってて、そこではレポートが出てるんですね。なので、こちらの商品についてもどうしてこの2-3倍確約ができるのか、公開されるものなのかも? と思ったのですが……。なるほどー。


Q.夫名義でも契約を検討しているが、振込名義人と被保険者が異なっても大丈夫?

A. 契約・入金自体は問題ないが、保険が執行・解約される場合、出金額に対する税金のかかり方が違う。
今回のように被保険者と支払人(契約者)が異なる場合、同一の場合に適用された相続税は適用できず、一次所得という扱いで課税になる。
(一般的に相続税<一次所得の所得税<贈与税の順で税金が高くなるため、税金を最低限にしたい場合は被保険者と支払人は同一のほうがいいと思いますよ、とのCSさんからの助言でした。ためになるーー!)

【Chiezo評】
そう、実はこの回答も非常に役に立った。
というのも我が家は実は、夫も入ろうかと思っていたため。
ただ、上記制約がある+ドル払込金融機関口座を持ってるのは私だけ、という状況なので、結局夫で加入する場合は円建てが必要、ということに。
なので、「ドル保有してるし良い保険〜」と思っても、ドル払込の金融口座がちゃんと存在してないと、ちょっとややこしいことになる可能性もある、というのが今回の学び。


……というわけで、非常に学び多きCSの方々とのやりとり。
日本でドルを使いこなして暮らすって、全然ラクじゃないんだな! と痛感した私なのでした。
さぁて、んじゃドルも出金依頼(SBI証券→SBIネット銀行)も今かけたし、順に手続きし始めますかー!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?