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詩にちいさな絵を合わせて・・・
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2014年7月の記事一覧

澄みきった気持ち

空を横切る あの雲の速い流れ

はかなく形を変えながら あっとゆう間に消えてゆく

あの場所に

この 悲しいこころがあったなら

今すぐにでも

それは全て 飛ばされ砕け

強く 澄みきった気持ちになれるのに

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夕陽のドロップ

空にからまる 夕陽のドロップ

ウインクして手を伸ばし 

そっとつまむと 恋のように甘く揺れる

もう 自信があったり なかったり

日々 ゆらゆら 限りなく迷い

不安に凍えてしまいそうなこころに それは

奇跡の一粒

ほおばると 悲しいほどに暖かく

沁み入るように 私を救い

深く深く 溶けてゆく

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風のように過ぎてゆく

太陽が昇って

青い月に変わるまでの 今日とゆう1日

精一杯 想い通りのことをしよう

好きな人のことも

たくさん考えるのはやめようと思ったりもしたけど

うんと考えて 切なくなろう

涙も流そう

私は私

自分の中に ちいさな幸せをみつけられる達人になりたい

過去になってゆく「今」は

風のように過ぎてゆく

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希望のようなあの人

暗く 星が見えない 淋しい夜

あの人の 深く優しい声を想い出すと

こころにすこし 光が射す

唇にすこし 微笑みも射す

逢いたくて せつなくなり

見えかけた光が ぼやけて潤んだ

大好きな あの人

希望のような あの人

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甘い香り

冷たい風と戯れる

そのかすかな甘い香りをたどってゆくと

こころのずっと奥につきあたり

今も

あの日のあなたに出逢ってしまう

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貫く想い

冷たく乾いた枝の隙間から

瑞々しい 空の青が覗く

未来への抜け道のような その明るい場所に

一筋の潔さを見る時

この ひとつの想いを貫こうと

迷いを振り切り また歩き出す

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春の魔法

泣かないで

風の中を泳いでゆくよ

春になると そんな魔法が使えるから

君が

これ以上 寂しくならないように

どんなに遠くからでも 

君の いつまでも不安な そのこころをめがけて

揺れながら 飛んでゆくよ

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夏の残り香

ゆっくりと 遠ざかろうとする夏が

風の中に残していったもの

華奢な硝子のちいさな音色と 花火のカケラ

そして

切なく沈黙する 不器用な恋ひとつ

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メロディ

こころの中にある 輝く箱をそっと開けて

その いちばん甘い場所を探ると

君に届けたい 大切なメロディが

星のように 響いてくるよ

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あの人が つぶやいた あのコの名前を

波の音が かき消し 遠く連れ去った

夏は まだ始まったばかり

私は 黙って海を見ていた

こころと一緒にざわめく

硝子のような海を

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夢の狭間

その 薄青い夢の狭間で

僕はもう ずっと長い間 迷子になっている

君が伸ばしてくれた あの優しい手も

指先ですれ違い

今は 遠い

逢えるだろうか またいつか

希望とゆう ちいさな光の その先で     #詩

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あの頃

ふたりが

見知らぬ異国の空のように遠く

まだ 手の届かない距離にいた頃の

なんて自由で こころ平和な日々

今は

とてもせつない「さようなら」の言葉さえ

無邪気な笑顔の中にあった日々

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ちいさな恋

臆病で

伝えきれなかった気持ち

花の季節になると 想い出す

花びら一枚ほどの

ちいさな恋だったから

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シンプルな想い

広くまっすぐな一本の道に立つと

不透明にこんがらがっていたこころの糸が

するりと一気に ほどけていくかのよう

空も清々しく 青い

もう

ただ「好き」とゆうシンプルな想いに立ち返ろう

逢いたいのなら

素直に逢いに行かなくちゃ

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