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Chie Ito
2022年3月21日 17:46
『淡い春』
2015年11月8日 21:25
冷たい風に飛ばされた秋のちいさく赤い恋のような ひとひら
2015年6月26日 16:58
濡れながら前を歩く あの人の背中を見つめながらひとり傘を握りしめている手は 夢の中のように動かない細い雨の中どうしても縮めることができない その距離が雨に煙って 揺れている話したこともないふたり私だけの想いと はじかれた雨粒はどこか似ている冷たい緑の匂い静かな 帰り道
2015年2月2日 10:14
君のとなりこの気持ちに ぴったりくるような言葉はなんだろうとずっと考えていたけれどどんなに注意深く 口にしてもとたんに それらはうそっぽく 散り散りになりそうなのでぎこちない この沈黙の理由をとりあえず 一面の菜の花のせいにしておこう今は まだ #詩
2014年12月23日 22:44
くっきりと 冷たく深い冬の夜もあの人を想うと せつなくあたたかい私クリスマスが あと何十回廻ってきてもこの気持ちが続く自信があるけれどそれは私だけの想いだとゆうことも知っている遠くで眩い灯りが揺れているあの場所は 夢のよう
2014年11月30日 20:50
夜の雪が窓辺を白く飾る頃ずっと こころにしまっていたその 星のような想いに勇気のリボンをかけて君のドアを たたくよ・・・メリークリスマス #Xmas2014
2014年11月12日 19:38
しんしんと 凍る夜君を想うと せつなくそして しみじみと 悲しいこころの奥の言葉は 粉雪のように沈黙させたまま冬のどこかに もう消してしまわなければ #詩
2014年10月29日 10:24
銀色の空気が もみの木を揺らしやさしい粉雪を連れてくる頃希望とゆう 贈り物をかかえて僕は青い 夢の小路で 待っている
2014年10月9日 12:22
涙の結晶が 雪になり全ての道が閉ざされた この白い世界で立ち尽くすどんな時もこころは常に あの人へと向かうのにこの場所を動けずそろったままのつま先が夢の中のように もどかしい
2014年9月20日 11:59
風の中に金木犀の香りが潜む見知らぬ路地に迷い込み消え去りそうになる甘い影を 追いかけながら想うあの人の こころの在りかはどこだろうその 奥深くに咲く 真実の花もこんなふうに 探し当てられたらどんなにいいだろうけれどその場所は遠く私にはきっと 果てしない #詩
2014年9月6日 08:00
あの日あと数センチで 繋げた手を思いきって伸ばしていたら何かが変わっていただろうか秋は知らん顔で 冷たく流れていくけれど僕たちはまだ 夏の片隅
2014年9月3日 08:02
冷たい空ともみの木の青いにおい雪たちの秘密の歌声もそろそろ聞こえてくるだろう待っていた 魔法の季節はもうすぐそこだいつの間にか 遠い君にもまた逢えるかもしれない #詩
2014年8月31日 10:12
あの人の幸せは きっと私とは全く関係のない 眩しいところにあるそれでも どこか淡い期待が ちいさく付きまとう勝手な細い希望の糸それは 楽しい夢のように紡がれながらもどこか 冷たく 悲しい感じ
2014年8月28日 08:15
奇跡がふたりを出逢わせたあれは 確かに恋だったのに本心から いちばん遠いところで 生きていた白い夜のあのクリスマスを想い出すたび今でも くっと泣きたくなるの