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詩にちいさな絵を合わせて・・・
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記事一覧

冷たい風に飛ばされた秋の

ちいさく赤い

恋のような ひとひら

夏色の傘

濡れながら前を歩く 

あの人の背中を見つめながら

ひとり

傘を握りしめている手は 夢の中のように動かない

細い雨の中

どうしても縮めることができない その距離が

雨に煙って 揺れている

話したこともないふたり

私だけの想いと はじかれた雨粒はどこか似ている

冷たい緑の匂い

静かな 帰り道

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菜の花

君のとなり

この気持ちに ぴったりくるような言葉はなんだろうと

ずっと考えていたけれど

どんなに注意深く 口にしても

とたんに それらは

うそっぽく 散り散りになりそうなので

ぎこちない この沈黙の理由を

とりあえず 一面の菜の花のせいにしておこう

今は まだ
#詩

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夢の場所

くっきりと 

冷たく深い冬の夜も

あの人を想うと せつなくあたたかい



クリスマスが あと何十回廻ってきても

この気持ちが続く自信があるけれど

それは

私だけの想いだとゆうことも知っている

遠くで眩い灯りが揺れている

あの場所は 夢のよう

 

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メリークリスマス

夜の雪が

窓辺を白く飾る頃

ずっと こころにしまっていた

その 星のような想いに

勇気のリボンをかけて

君のドアを たたくよ

・・・

メリークリスマス
#Xmas2014

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粉雪のこころ

しんしんと 凍る夜

君を想うと せつなく

そして 

しみじみと 悲しい

こころの奥の言葉は 粉雪のように

沈黙させたまま

冬のどこかに 

もう

消してしまわなければ 
#詩

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夢の小路

銀色の空気が もみの木を揺らし

やさしい粉雪を連れてくる頃

希望とゆう 贈り物をかかえて僕は

青い 夢の小路で 待っている

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ためらう恋

涙の結晶が 雪になり

全ての道が閉ざされた この白い世界で立ち尽くす

どんな時も

こころは常に あの人へと向かうのに

この場所を動けず

そろったままのつま先が

夢の中のように もどかしい

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こころの在りか

風の中に

金木犀の香りが潜む

見知らぬ路地に迷い込み

消え去りそうになる甘い影を 追いかけながら想う

あの人の こころの在りかはどこだろう

その 奥深くに咲く 真実の花も

こんなふうに 探し当てられたらどんなにいいだろう

けれど

その場所は遠く

私にはきっと 果てしない
#詩

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あと数センチの恋

あの日

あと数センチで 繋げた手を

思いきって伸ばしていたら

何かが変わっていただろうか

秋は知らん顔で 冷たく流れていくけれど

僕たちはまだ 夏の片隅

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魔法の季節

冷たい空と

もみの木の青いにおい

雪たちの秘密の歌声も

そろそろ聞こえてくるだろう

待っていた 魔法の季節はもうすぐそこだ

いつの間にか 遠い君にも

また

逢えるかもしれない
#詩

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希望の糸

あの人の幸せは きっと

私とは全く関係のない 眩しいところにある

それでも どこか

淡い期待が ちいさく付きまとう

勝手な細い希望の糸

それは 楽しい夢のように紡がれながらも

どこか 冷たく 悲しい感じ

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奇跡の夜

奇跡がふたりを出逢わせた

あれは 確かに恋だったのに

本心から いちばん遠いところで 生きていた

白い夜の

あのクリスマスを想い出すたび

今でも くっと

泣きたくなるの

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