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ちいさな詩と絵

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2015年9月の記事一覧

粉雪のこころ(ちいさな詩と絵)

粉雪のこころ(ちいさな詩と絵)

しんしんと 凍る夜

君を想うと せつなく

そして

しみじみと 悲しい

こころの奥の言葉は 

粉雪のように沈黙させたまま

冬のどこかに

もう

消してしまわなければ

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琥珀色の街(ちいさな詩と絵)

琥珀色の街(ちいさな詩と絵)

冷たく薄い空を 

細く駆け抜けてゆく風や

足元を踊る枯れ葉にも 

寂しさとゆうものがわかるだろうか

想いを残したまま

街はいつしか 琥珀色に染まっている

逢いたい人は

どの季節の先にいるだろう

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夢色の赤(ちいさな詩と絵)

夢色の赤(ちいさな詩と絵)

懐かしい 夢の中で

その色は 揺れていた

遠い日

あのコの庭先に咲いていた あの赤だ

細い指先で そっとくれた一輪の あの赤だ

目覚めたとき

胸いっぱいに沁みるようなあの花の 

せつない赤だ

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カルミアの頃(ちいさな詩と絵)

カルミアの頃(ちいさな詩と絵)

たとえば

とても悲しい気持ちになったとき

あの

お菓子のように可愛い花を こころに咲かせてみる

やさしい風が吹いて

傷んだ気持ちは 遥か遠く流れてゆき

そして

ふと

あの人の 青空のような笑顔を想い出す

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夢を照らす星(ちいさな詩と絵)

夢を照らす星(ちいさな詩と絵)

星の輝く 青い夜

遠い 夢への階段を ひとつだけのぼった

やさしい夜風は 希望の花束

星たちのまたたきは ちいさな拍手

踊るこころ

ときめく アンコール

静かに微笑む 夢の街

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甘い風の路(ちいさな詩と絵)

甘い風の路(ちいさな詩と絵)

その風の路を 通ると

あの日の記憶が こころを揺らす

一度だけ

そっと 手を繋いだ 帰り道

いちばん言いたかった言葉は どうして

甘い風の中で迷子になったんだろう

冷たい指先

ちいさくうつむいた 秋の午後

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