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小さな詩と絵Ⅱ

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絵にちいさな詩を添えて・・・Ⅱ
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2018年4月の記事一覧

言いたい言葉は色々あるけれど
どれも本当のようで
どれも間違っているようで
あなたに うまく伝わるかわからない
揺れる白い花をどうぞ
私のこころの すこしだけ

いちばんこころが悲しくなったとき
そこに 風のような花が咲いていたらいい
希望へと押し流される 風のような花が

雨の隙間に 言えない言葉が漂う
冷たい沈黙 それでもどこか 静かな幸福

君に逢いたくなった時に見た空が
あの日揺れていた花の色に似ていた
君がとても好きだと言った あのちいさな青い花に

夜にだけ咲く三日月の花
ちいさな星たちの案内で 美しい夢の中に迷い込み
ずっと逢いたかったあなたに逢えた
あなたが私を見た時の表情が好き まるでそれは恋のようで