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4児の母です/世間から落ちこぼれて生きてまいりました/40過ぎてから発達障害だと分かり…

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4児の母です/世間から落ちこぼれて生きてまいりました/40過ぎてから発達障害だと分かりました /2級です /整理整頓や計算が不得意 /左右盲です /文章を書くことが好きです /過集中ゾーンに入ると寝食忘れます /スマホで書くので親指が万年腱鞘炎 /ゲーム好きです /漫画も好きです

最近の記事

ぐんぞくあくじゅう相談所~憤るイシダさん

イシダチエ 私はぐんぞくあくじゅうが捨ててしまったものがどんなに大切なものだったのかと考えると腹が立って仕方ないんです。 私自身がぐんぞくあくじゅうなのでとてもややこしいんですが。聞いてください。 釈智円 はい。聞きます。もちろん。 イシダチエ あなたが西に向かうにあたり、これまであなたに冷水を浴びせ背後から囁き続けてきた多数の私たち、ぐんぞくあくじゅうを、置いてはいかないと決めたんですよね。そこから私たちは対話をはじめた。 その中であなたは、ぐんぞくあくじゅうは私を生か

    • 私のぐんぞくあくじゅう

      世間にマッチしない私は、それが露呈するたび世間の声に見放され、 次第に私も世間の声に倣って世間の声と同じことを私に言って私を見捨てた。 残ったのは私のこの身です。 世間からも私自身からも見捨てられ取り残されたこの身。 それを生かすために生まれてきたのが 私のぐんぞくあくじゅうだったのだ。 良心の脅迫からこの身を生かすために 生まれてきたのがぐんぞくあくじゅうなら、 それは私の敵ではない。 私をひとつにしようとしない多数の私は 私を生かすために生まれてきた。 私をひとつ

      • ぐんぞくあくじゅう相談室 第1回~悪い考えが加速して止まらなくなるイシダさん(前編)

        イシダチエ 悪い考えが次から次に浮かんで止まらなくなります。どうしたら良いのかわかりません。 釈智円 悪い考えが次々に起こってしまっているなぁということには自分で気がつけているのですね。 悪い考えが起こってしまう自分のことをどう思いますか? イシダチエ 悪い考えがどんどん起こるということは自分のことしか考えてないってことだな、傲慢だな、という悪い考えが起きます。 釈智円 悪い考えを止める方法が知りたいですか? 悪い考えをしてしまう自分を変えたいのですか? イシダチエ

        • 発達障害の私がカウンセリングを受けることにした理由

          なにか考えるとすぐさまそれを否定したり訝しがったり批判したり嘲笑ったりする自分が出てくる。 その出てきた自分をまた否定したり訝しがったり批判したり嘲笑ったりする自分が出てくる。 なにかを確定させようとしてもその自分に対して無限に生まれてくる疑念の声(自分の声)に、自分の全ての感情は偽物なんじゃないかと思えてくる。 嵐のような否定の声に耳を塞ぎたくて 衝動的に一時忘れさせてくれるような感覚を伴う自罰的行動をとる。 これが私の問題行動です。( 具体的には書きません。えぐいから笑)

        ぐんぞくあくじゅう相談所~憤るイシダさん

        • 私のぐんぞくあくじゅう

        • ぐんぞくあくじゅう相談室 第1回~悪い考えが加速して止まらなくなるイシダさん(前編)

        • 発達障害の私がカウンセリングを受けることにした理由

          赤ちゃん育ては喉元すぎるまで本当につらい。

          これが欲しくて わざわざ1時間かけて豪華なダイソーに来てしまった。 本当はパン切り包丁が欲しかったのだが、相変わらず欠品。とりあえず在庫のあるノーマル包丁を買ってみる。 店内をゆっくり見て回っていたら、ベビーカーを押すママさんとすれ違う。 ベビーカーから聞こえる悲痛な声。 「おうち~かえりたいぃぃ」 「おうちぃぃぃぃ」 「もおぉ、かえりたいぃぃぃ、、、うわぁーーん!」 ※アレンジを加えつつループ 私はちょっと変人ではあるものの、他人の押すベビーカーを覗き込むほどの非

          赤ちゃん育ては喉元すぎるまで本当につらい。

          ぐんぞくあくじゅう脳内会議

          私A…私は人に助けを求められるし、助けてもらうために行動できるところがいい所だと思います。 私B…それって本当は自分でやれるのに、人に甘えたいから身につけたずる賢さなんじゃない? 私C…発達障害だと診断されて、私が頑張っても出来ないのはただ怠けてるだけじゃないと証明されて楽になった。支援も受けられて嬉しいと感じます。 私D…自分がラクしたいからあえて大袈裟にして診断が受けられるように仕向けたんじゃないの?だとしたら恐ろしいことをするね? 私E…でも、病院の医師はプロだ

          ぐんぞくあくじゅう脳内会議

          コンプレックスの連鎖

          ここを掘るとヤバイやつばっか出てくることは分かってるし、具合が悪くなる予感もあるけど、 とりとめなく書きますね。 子どもを連れて実家に帰った。 3日間母と父のやりとりを聞いていて、 以前から気づいていたが今回は特に印象が強かったことがある。まずその事を書こうと思う。 父と母は些細なことですぐ言い合いになる。本当に些細。 例えばハンバーグを食べに行ったあの店では油が飛ばないようにする紙があったかなかったか、どうでもいいようなことで、お互い譲らないのだ。 自分が正しい、そっち

          コンプレックスの連鎖

          ADHDの私と精神科医Mさんとの対談

          ※2022年4月の対談です 智円 昨年ADHD(注意欠陥多動性障害)と診断される。 頭の中が多動。 ASD(自閉スペクトラム症)要素もあり。 みかんの母さん  智円が母のように慕っているが智円の母にしてはだいぶ若い。精神科医。 時々みかんを送ってくれる。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー みかんの母さん(以降Mさんとする) 新年度になりましたね。最近はどうですか? 智円 長男は6年生になり張り切ってますがそろそろガス欠になります。相変わらず繊細くんです。 新1年

          ADHDの私と精神科医Mさんとの対談

          娘、晴子について④

          2013/12/13 《退院》 夫に先に荷物を運んでもらい、地下に車を回してもらった。 私ははるちゃんの棺にピンク色のぞうさんのおくるみをかけて 看護師さんと一緒に地下の霊安室へと向かう。 エレベーターにむかうまでに、否が応にも妊婦さんに出会う。 なるべく、背筋を伸ばして、堂々と。 なんにも恥ずかしいことはない、私は娘を家につれて帰るんだ。 夫が回してくれた車に乗りこむ。 久しぶりに見るVOLVO。おなかがつかえて重たいハンドルを回すのがつらかったな。 夫に

          娘、晴子について④

          死産後のカウンセリング

          《カウンセリング》 退院する前に、臨床心理士さんと話をする機会が設けられた。 臨床心理士という職業のかたに出会うのは生まれてはじめてだった。 病室に入ってきた人はとてもやわらかい空気をまとった女性だった。 私はそのやわらかい雰囲気によっかかり、堰を切ったように話しはじめた。 《私の思い》 これは何かの 罰なのか。 それとも、障がい児だったら育てられないと思ったから 神様が願いをかなえたのか? 私は入院中、やろうと思えばスマホでゲームができた。 不謹慎と思ってし

          死産後のカウンセリング

          自己肯定感が迷子

          私は発達障害の二次障害として、 自己肯定感が低すぎて生活に支障が出るレベルと判断され、 治療や支援を受けてる訳なのですが、 私は本当に自己肯定感が低いのか?というのは疑問に思ってまして、 恐らくですが、プライドは高いんですよね。 というのも、自分を観察してみると、 私の落ち込みキーワードは『私バカにみたい』とか『みじめだな』とか、 そういう感情なんですよ。 他人に振り回されたあげく報われないなと感じたり、 自分なりに考えてるのに全く実を結ばないと感じた時 そのキーワード

          自己肯定感が迷子

          娘、晴子について③

          《夢》 あまり、眠れなかった。 少しだけ、夢を見た。 夫と私、長男と、赤ちゃんがたくさんいる建物に行った。 ひとつひとつの小さな部屋に看板があって、赤ちゃんの名前が書いてある。 はるちゃんの名前を探すけれど、 結局見つからなかった。 出産した翌朝。12月13日 病室から見える景色がとてもキラキラして見えた。 夫に「これからは、世界がきっと違ってみえる」と言ったら 「俺もそう思う」と言った。 《退院》 主治医から、採血して結果に問題なければ今日退院することもで

          娘、晴子について③

          娘、晴子について②

          入院して2日目の2013/12/10、3日目の12/11の記憶が、ほとんどといっていいほど無い。 12/12のことを記録します。 《破水》 この日は私の両親が病院にやってきた。 親の顔を見るなり私は、 病院のご飯が美味しいとか、 日曜日はオプションプラス20円でカレーにできるからカレーにしたいとか、 どうでもいいことを話した。 お昼になり、母は残って父と夫で外にお昼を食べに行くというので いいから!みんなで行っておいで! 私は大丈夫!なんも起こらんってこの分やと!

          娘、晴子について②

          娘、晴子について①

          晴子ちゃんはどうして亡くなったのですか? お母さんが死なせたとはどういう事ですか?と、何通かメッセージをいただきました。 晴子と私の話をすると、とても長いのですが、 もし読んでいただけたら、嬉しいので、 当時の記録を載せます。 もしかしたらちょっとショッキングに感じるかもしれませんので、ご注意ください。 2013年12月、妊娠33週での出来事です。 《2013/12/9》 その日は義母に長男(3歳)を預け、車で出かけていた。 子どもを夜まで預けて出かけるなんて、は

          娘、晴子について①

          簡単な紹介

          発達障害だと誰にも気付かれず 母親からのダメ出しを受け続けて育ち 自己肯定感のないまま学校ではいじめを経験し 世間の普通が分からずその場しのぎの嘘をつき擬態 早く結婚して失敗しその後ホームレスになり 紆余曲折を経て再婚するも第2子を死産 娘の死は偽りだらけで生きてきた自分の罪の代償だとあえぎ苦しみ ひょんなことで仏教(浄土真宗・歎異抄)に出会う 40歳を過ぎてから発達障害(ADHD)と診断され、 医療や福祉の支援を受けつつ、3人の子育てをしながら、お聴聞を続けている女性の話

          簡単な紹介