「白熱道場」は良い製品なのか

私の夫は広告制作の会社をしており、コピーライターでプランナーでディレクターです。ですが、私は広告のことはあまり知りません。家庭でも仕事の話をしないのが彼のスタイルのようで私もそれを受け入れています。

彼と出会ったときに医療以外の知識の少ない世間知らずの私に、たくさんのことを教えてくれました。心に残っている言葉の一つで、松下幸之助氏の言葉があります。松下氏は広告、宣伝の意義について、次のように述べています。

正しい広告、宣伝は、社会になくてはならないものだ。良い製品であればあるほどより早く、より広く、世間に知らせることが企業の義務である」。

夫は会社をエージェントと呼び、製品に惚れ込みその良さを知り尽くし、宣伝することがその役割であると言い続けてきました。

私は、白熱道場の立ち上げメンバーではありません。3期生で入り、そこから徐々に学び、講師となってさらにそれを消化しました。

白熱道場を立ち上げたメンバーのその想い・理念をしっかり理解し、そこに自分の感じ取ったエッセンスで咀嚼し自分のものとし、伝えていく。講師としてできることはそこかなと思いました。

経産省が「社会人基礎力」について、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として、経済産業省が2006年に提唱しました。

人生100年時代」や「第四次産業革命」の下で、2006年に発表した「社会人基礎力」はむしろその重要性を増しており、H29年以降「人生100年時代の社会人基礎力」と新たに定義しています。(経済産業省HP 「社会人基礎力」より)

たくさんの必要な力が説明されているのですが、白熱道場においては、8つの力を通して、経験値の高い人においても「社会人基礎力」をリフレクションし、自分の中にあるものを整理し呼び起こし、目の前の事象に取り組むきっかけとなるのではないかと思います。

私も講師陣も様々な環境や様々なところで、どんどん新たな知識を開拓し、今必要な知識と技術を伝えています。

受講生も、もっとピンポイントでキャッチーな研修を必要とするかもしれません。

ですが、そこそこ経験値が高かった(と思っている)私がこの「白熱道場」のベーシックな研修で、リフレクションし、ワークショップで「千本ノック」のように自分のわかっていないところを自覚させられ、その次を目指す。

ベーシックな部分を軽視しては、次には進めないのです。

実力のある講師は、ベーシックなところよりも、より発展的な知識と技術を伝える力は持ち合わせていますが、あえて、きちんとお作法と必要な力から外さずお伝えする機会を大切にするのには、そんな思いからです。

人はキャッチーでわかりやすいものが好きです。
トレンドに乗っている話題は、一瞬わかったような気がします。
自分も世の中の一員になった気がして、心が躍ったりします。

ですが、自分を支えるのは、本当の力。
それは、継続して支えてくれる力。
継続する力はやはり、基礎力があってこそ。

白熱道場の講師は、プロフェッショナルがあえてきちんと基礎からお伝えする力を惜しみません。

インサイトはそこから生まれると信じています。

ですから、私は、J-RIHDO講師としても、この製品を良い製品と認定し、講師陣も手を抜かず、進化しても、ベースからは外れず、皆様に伝え続けることをお伝えしていきます。



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