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22:何かしたいという気持ちに応える管理者の責任と心意気

https://www.city.osaka.lg.jp/suido/page/0000420030.html

大阪市水道局は柴島浄水場の桜並木を公開してくれます。

この時期になると思い出すこと。
それは、私がまだ32歳ごろ、師長になりたてほやほやの時の話です。

淀川キリスト教病院がまだ、淡路に近いところにあったころ。
当時この柴島浄水場の桜並木通り抜けは、ホスピスの患者さんだけ、事前に通り抜けをさせていただいてました。
私はその時、脳外科の管理者をしており、
ぜひ脳外科の病棟も連れて行きたいを看護部長に無理をお願いしました。
当時の脳外科はかなり介護度が高い人も多く、ストレッチャーであの踏切を渡る大変さとか、吸引機を持っていかないと不安な人もいたりとか、それはそれはクリアしないといけないことが多かったです。
当時の看護部長は若い管理者の私ののぞみを叶えてくださり、なんとボランティアの人の保険までかけてくださり、脳外科病棟も事前通り抜けをさせていただくことができたのです。

当日ボランティアのスタッフとご家族たち、医師とともにストレッチャーや車椅子。吸引機を乗せたカートを踏切を乗り越えて、お花を見に行きました。
11ヶ月の息子も参加させて、皆さんのアイドルになっておりました。

(実は息子にはこの後とっても驚かされるような出来事があったのですが、それはまた後日。)

介護生活に不安を抱えておられたご家族や
普段関係があまり良くないご家族が、ともにとってもいい顔を
されて戻ってこられ、患者さんに向き合えるきっかけになったことも大きな成果でした。それを見て、「やってよかった」と心から思いました。

何よりも、「何かして差し上げたい」という思いを見える化するのはスタッフには大きな勇気になります。

大阪市の粋な計らいと、当時のスタッフと「看護管理の素晴らしさ」を教えてくれた看護部長に本当に今でも感謝しています。

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